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【雑記集】※いたって個人の感想です。

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雑記・随筆も、書くのが楽しいですね。いや、雑記や随筆こそ、書くのが一番楽しいかもしれません。 そしてこの誰に宛てているわけでもない文章が、漂流して、まったく見知らぬ(かもしれない…
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2022年2月の記事一覧

「世間・一般・常識的」な幸福

「世間・一般・常識的」な幸福

「戻りようのない過去」や
「もう二度と会うこともない人」や、その他諸々の
「現在とは(過去の時点からの影響はともかく現時点の中で)関わりない」
そんなものに対して、
「負の感情」を今日抱き続けたって
何にも良い事がないのはわかり切っているのに、
何故そんなことをしてしまうのか?
……というのが前回の記事のお題だったわけだが。

前回の記事が自分の「内的要因」を辿る内容だったとするなら、
今回は「外

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「無力感」「微力感」

「無力感」「微力感」

「無力感」とは、
それまで「自分にも幾許かの力くらいはある」
と、思い込んでいた、
その「勘違い」に気づく事だから、
良いものである。

「無力感」は、気持ちを、
「原点」「スタートライン」に
戻して「くれる」ものでもある。

この「無力な感じ」は、
むしろこの先どこまでも
忘れてはいけないものなのだろう、
という気すらする。

特に自分みたいな性格の者は、
「人より秀でているかも?」「恵まれてい

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それでも怒りや憎しみを捨てられないのは

それでも怒りや憎しみを捨てられないのは

「笑う門には福来る」というのは、
実に言い得ている言葉だなあと常々思っているのだが、
この言葉はまた言外にこれの逆――例えば
「怒」とか「怨」とかに当てはめたバージョンを感じさせるところもある。

「類は友を呼ぶ」という、これまた深く頷ける言葉もあるが、
ここにもあるいは、人本体だけではなくて、
人が扱うところの「感情」までもが含まれそうだ、とも私は思う。

つまり、
火は火を好むし、水は水を好む

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「日にち薬」-効くものと効かぬものと-

「日にち薬」-効くものと効かぬものと-

災害とか事故とか病気とか、
そういった「不運」は常に、
「経過はしていく」または
場合によっては遭遇した時点からその後はもう
(たとえほんの少しずつであっても、それでも)
遠ざかっていく「過去のこと」になったりもしてくれる。

しかし、自分自身の心が生み出す「感情」や「心情」、――たとえば、
妬みだの恨みだの怒りだの憎しみだの悔いだのは、
自分が掴んで離さない以上、
そのカタチをとどめたまま、

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「気が遠くなるほどの一瞬」-輪廻転生が仮にもしあったところで-

「気が遠くなるほどの一瞬」-輪廻転生が仮にもしあったところで-

前世だの、輪廻転生だの、もし仮にあったとしても。

次もまた「人間」なる保証はない、というか、
そうそう都合よく連続して人間っていうのは、
確率的にあり得ないんじゃないか?

――たとえば、もし神様がいるとしたら。
「これまで散々、自分らで『その為に』飼育した動物なんかを
数知れず、苦悩することもなく、喰い散らかしてきた我々」
なのであるから、
公平性を考えたら、生まれ変わっての次は「逆転」して、

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