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ことほむの観光と文化財とメタバースの雑多な記事

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コンテンツ時代考証やデザインや時々ITとかWordPressとかの雑多な思考のメモ。「ことほむ」のみんなで書いてます。記事内容は…割とディープで、思考の整理に役立つかもしれません。
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#マーケティング

文化観光とはストーリーテリングである

文化庁が推している文化観光。 詳しく書かれていることは読んでもらうとして、要するに文化財を見る・体験するにしても、すべて何らかのストーリーを語らなければ満足を与えられないことに気が付きます。 また文化庁では高付加価値を云々…ということをやたら推しているのですが、高付加価値と高単価をごっちゃにしている印象があって、そこはちゃうやろっ!とメッチャ思っている僕の心境は置いといて…。 わざわざ文化観光と書いてますが、世の中の観光資源はすべて文化観光に該当すると言っても過言ではないくら

地方こそ力を入れなければいけないネット戦略とAIとUXについて

生成AIの未来については、下記記事がとてもまとまっているので一読をオススメです。 上記記事からクリエイティブに関する部分をもう少し業界側に偏って見た場合、新人教育に関する部分で影響が出てくると感じます。 つまりスキル教育の部分においては底上げが成されていると。 次に問題になってくるのはクオリティの部分。 30〜40年ほど前は先輩の仕事を見てクオリティを学習していた流れでしたが、特にここ10年ほどの間でそれをすることが難しくなったと感じます。 美の感覚はモヤッとしたものではな

AIとメタバース(3DUI)がどんな未来を想像しているかの思考整理

ローカルAIとサーバAIついにNPUの時代に入りました。 これが意味するところはローカルでAIが動作し、サーバ側のAIとも連携するシステムが考えられること。 マーケティング側として、これが人々の行動にどのように影響してくるのかを考えなくてはいけないタイミングに入りました。 さらにOpenChat社のChatGPTが目立っていますが、日本語に対してやはり揺らぎが生じているので、国産LLMも注目していかないといけません。 ということで、ELYZER の日本語LLMデモンス

弊社第五期終了(生き残れた)と次の5年の過ごし方

おかげさまで崖っぷちから落下することなく、なんとか1メートルくらい崖から離れた感じですが、過去最高益をたたき出せるまでに至りました。 関係者さんに感謝ですっ! そして今期、すでに文化観光に関する訴求プロジェクトが動いており、このところ毎日ティラノスクリプトとWordPressAPIと戦っております。(ゲーム制作とは違う使い方なので…) それはともあれ… 総合イノベーション戦略2023というものをご存知? 僕は知らなかったです。 簡単にまとめると、先端科学技術の推進・知の基

文化観光のブランディング支援で行うペルソナの使い方について

https://note.com/wasetsuan_kthm/n/nbd58abea302c 前回AIでペルソナを作ったわけですが、そもそもペルソナってどう使うのか…ペルソナとは何か、なぜ必要かという疑問が大きいかもしれません。 文化観光でそれを使う事はまずないでしょうから。 そこで弊社で実際にペルソナをどう分析に役立てているのか、メモしておこうと思います。 基本的にはニーズや行動パターンを具体的にイメージすることで、効果的なマーケティングを行うためのツールとしての役割に

メタバースと観光【メタバースの使い方】 ※観光行政系の方向け

はじめにVRChatは2022年10月現在世界最大のメタバースSNSですが、まだ開発中でありサービスは開始されていません。 いわゆるオープンβという扱いで、公開テストを行っている状態です。 それを踏まえた上で、現在のユーザー数やアクティブ数、日本人割合をまとめてくれているサイトが有りましたので、まずは開発中であることを踏まえて参考にしてください。 (その状態で20〜30万人ほど日本人ユーザーが居る) ハード面は方向性が見えてきた⁉ Meta Quest2などのHMDはMR

実際メタバースは普及するのか?

前回メタバースのマーケティングモデルを考察しました。 では実際どこまで普及するのか? スマホのように誰でもHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を使ってメタバースに入るようになるのか? メタバースのネ申ですら懐疑的な様子です。 普及する? しない? ではない結論から。 メタバースは普及するしないかの問題ではなく、どの表現方法(UI/UX)が使いやすいか? の問題が大きいと考えられます。 バーチャルという意味では、Twitterの世界もオンラインゲームの世界も、集まれどうぶ

メタバースを加えたマーケティングは「アニメ聖地巡礼観光社会学」の構造を応用したものになるのではなかろうか?(仮説考察)

参考文献は「アニメ聖地巡礼の観光社会学」ゾンビ先生こと岡本 健氏の論文構造が基礎になりそうだと感じました。 そのため、基本的にその構造に沿って考えていきたいと思っています。 この思考実験は、アニメ聖地巡礼とメタバースとの関係を整理することで、メタバースに集まる人の行動パターンを予測し、商品企画などマーケティング企画の基礎的な考え方につなげようとする試みです。 ウェブマーケティングのメタバース版での基礎を組み立てられればとの狙いがあります。 まずは岡本 健氏(以下ゾンビ先生)

ある程度知識がついたら、バーチャル美少女ねむさんの「メタバース進化論」を読むべき理由。

古参ユーザー(書籍内では「VR原住民」と表記されている)人たちの意見と思いは大事です。 なんだかんだと言われながら、掲示板2ちゃんねるは未だ生き残っています。 2ちゃんねるは1999年に始まったので、2022年で23年間継続しているある意味長寿のネットサービス。 実はそれ以前にNIFTY-Serve、さらに遡るとPC-VAN、その原点とも言える草の根BBS(ローカルBBS)という個人運営のグループ掲示板が乱立した時代がありました。それは1985年〜1995年頃のお話。うわ…

NFTにSBT⁉ DeSocがWeb3でメタバース⁉???

ブロック化するWebというかノード単位になる未来まずは先回の「うんこ」が目立つ記事。(笑) 森氏の漫画を読もう❢ って趣旨から始まっている記事(ちょっと違う)ですが、Webのブロック化について書いています。 いったいWeb3のどこにブロック化するような要素がガガガっ? あ。ちなみにブロック化とはグローバル化に対するブロック化のこと。 そもそもWeb3って、Hyper Text Transfer Protocol(HTTP)とは違い、P2P前提で進められているので、ネットワ

50歳からWeb3とメタバースに向き合うことについて。③メタバースについて。

メタバースで儲けようなんて、10年早ぇわっ!メタバースに乗り遅れるな的空気感が漂っておりますが、乗り遅れるどころか、まだ早ぇんすですわ。 この記事にも書いたんですけど、VRゴーグルはそんなに簡単に普及しないというか、沼の深いガチ勢のガジェットですね。 少なくとも、スタバでこの類のゴーグルを掛けて、ハンドジェスチャーを繰り広げている人のテーブルには近づきたくないですしおすし。 コントローラーを持っているならなおのこと ぁゃιぃ。 意識高い系な人たちにとってこのゴーグル姿でノ

50歳からWeb3とメタバースに向き合うことについて。②NFTについて。

前回はちょっと広い視点から眺めてみましたが、今回はもうちょっとメタバースとかWeb3の実装的な面から見てみようと。 特にNFTとか概要やサービス面から解説してくれている資料は多いのですけど、ではどうやって実装しているのか? といった基本的なことはプログラミングの世界では結構基礎をすっ飛ばされて解説されているため、非プログラマーな僕では難しすぎました。(笑) NFTを理解してみようNFTを売ろうっ! という話ばかりで、セミナーなんかもターゲットを見つけて云々…なんだかいまいち

あたらしいじゅもんをおぼえた

Web3.0。P2P処理のウンタラカンタラ…お、おう。 便利なんで言葉は使ってますしおすし。また動こうとしている方向は何となく分かる。JPステーブルコインとの親和性も高そうだから、とりま情報は追いかけてます。ただ言われているものが実現するか? てのはちょッと違うと考えてますが。 銀行が要らなくなる?Web3.0では端末同士が直接つながることでデータ(通過)の受け渡しが完了する…記録はブロックチェーンに残るから銀行いらなくなる。 などということは起こらないでしょうね。だってJ

考えテ試しテ作り続ける時代の到来⁉

さて前回かのような記事を書いております。 そして本日は3月25日。(記事書いてるときね)役員会が終わりました。 色々濃い方向に向かうことを認識合わせしましたよ〜。 今北産業自主制作時代が来るぞ←前回の記事 感覚的にも2022年の現状が1990年頃に酷似してる←今回の記事 ちょっとずつ重ね合わせてみようジャマイカ←今ココ というわけで、ざっくり振り返ってみる1990年代。 大きなことだとイラクがクエートに侵攻。東西ドイツが統一。ソ連崩壊。湾岸戦争勃発。バブル崩壊と不況。阪