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ことほむの観光と文化財とメタバースの雑多な記事

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コンテンツ時代考証やデザインや時々ITとかWordPressとかの雑多な思考のメモ。「ことほむ」のみんなで書いてます。記事内容は…割とディープで、思考の整理に役立つかもしれません。
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記事一覧

AIとメタバース(3DUI)がどんな未来を想像しているかの思考整理

ローカルAIとサーバAIついにNPUの時代に入りました。 これが意味するところはローカルでAIが動作し、サーバ側のAIとも連携するシステムが考えられること。 マーケティング側として、これが人々の行動にどのように影響してくるのかを考えなくてはいけないタイミングに入りました。 さらにOpenChat社のChatGPTが目立っていますが、日本語に対してやはり揺らぎが生じているので、国産LLMも注目していかないといけません。 ということで、ELYZER の日本語LLMデモンス

WordPressのお問い合わせからGoogle Chatへ通知を飛ばすようにした話

弊社の事務所に電話はないので個々人でスマホを持っているので、代表電話はありません。 いや、正確にはかつてあったのですが、営業の電話しかかかってこず、その対応にリソースが奪われ…が続いた為無くしました。 結果的に良い提案だとしても、文書またはまとまった資料として送ってくれた方が検討しやすいですから。 電話を受けた人が、社内のミーティングでほかの人たちへちゃんと伝えられるとは限らないわけで…(聞いた本人もよくわかってないコトも多かったし) だから最後は「メールを送ってください」

弊社第五期終了(生き残れた)と次の5年の過ごし方

おかげさまで崖っぷちから落下することなく、なんとか1メートルくらい崖から離れた感じですが、過去最高益をたたき出せるまでに至りました。 関係者さんに感謝ですっ! そして今期、すでに文化観光に関する訴求プロジェクトが動いており、このところ毎日ティラノスクリプトとWordPressAPIと戦っております。(ゲーム制作とは違う使い方なので…) それはともあれ… 総合イノベーション戦略2023というものをご存知? 僕は知らなかったです。 簡単にまとめると、先端科学技術の推進・知の基

文化観光のブランディング支援で行うペルソナの使い方について

https://note.com/wasetsuan_kthm/n/nbd58abea302c 前回AIでペルソナを作ったわけですが、そもそもペルソナってどう使うのか…ペルソナとは何か、なぜ必要かという疑問が大きいかもしれません。 文化観光でそれを使う事はまずないでしょうから。 そこで弊社で実際にペルソナをどう分析に役立てているのか、メモしておこうと思います。 基本的にはニーズや行動パターンを具体的にイメージすることで、効果的なマーケティングを行うためのツールとしての役割に

地域文化って何だ? 「その土地らしさ」の正体を模式図で説明する試み

某所の観光ブランディングを行ったときに、「その土地らしさ」を説明する必要があり、そのときに使った図です。ミーティングの席で盛んに「〇〇らしさ」という言葉が出るものの、漠然としていて具体的に何をどうすればよいかわからなくなるパターンに陥ることを防ぐためのものです。 図はかなり単順化してあります。しかしこれ以上単純化はできないとも思っています。図の見方は、下層から上層へ向かうにつれ、表面化(見える化)すると考えてください。 「〇〇らしい」という人は、この図で言うところの最上段と

AIを駆使したペルソナ分析(文化観光ブランディング支援)

20年前には考えられなかったことが今起こっていまして…。 既知知識からペルソナを作るには多くのメンバーが必要だったのだけど…20年ほど前…しこたま作りましたよ。ペルソナ。 ちょうどペルソナマーケティングの走りの頃でしたが、人物設定をするのに一人で想像するのは限界があって、作るだけで5人位あつまって、そのあと10人くらいに聞きまくって…それでも偏ることもしばしば。 最終的にはペルソナ自体を買うようなこともしていました。 最終的には、そんなやつおるんか?? な設定も…。 もっと

ハッキングされたWordPressサイトに出会った話

8月8日にサポートの依頼がありました。 「管理画面に入れない」 と。 そもそもサイトのタイトルが「Hacked By MR.GREEN」とご丁寧に変えてくれてあるので、ハッキングされたことは一目瞭然。 サーバ管理画面のログイン情報一式を頂いたので、phpMyAdminからUserのメアドを強制変更して管理画面へ。 しっかりやられておりました。 ちなみにプラグイン構成は以下の通り。 Jetpack・Akismet・SiteGuard WP Pluginがセキュリティを担っ

AR/VRのUXはSGE時代のコンテンツの夢を見るか?(後編)

前編の続きカスタマージャニーの変化 何度この本を紹介しているかわからないのですが、ウェブサイトをとりあえず作っとけ〜って人には関係のない話です。 ただあわよくばそこから仕事を…と考えるのはもう辞めましょう。 AIによる情報判断を侮ってはいけません。 (検索しても出てこないんだけどとか言わないでくださね😊) さて、ウェブサイトをユーザーとのコミュニケーション・タッチポイントとして考えている場合、この先必要になってくるのがユーザーの行動を荒くても良いから具体的に把握することで

AR/VRのUXはSGE時代のコンテンツの夢を見るか?(前編)

ページからデータ、そして体験へSEOさん、少なくとも9回目のご逝去 WordPressのSEO系プラグイン、YoastSEOでもおなじみのYoast SEO for everyoneでGoogleのCore Updateの歴史=SEOとの戦いの歴史がまとまっていました。 左列の項目が大きなアップデートで、これが行われた度にSEO終了のお知らせが飛び回ったものです。 ところが、今回のアップデートは本当にSEO終了になりそうです。 長らく親しんできた〝紙〟の概念で、〝ページ〟

バーチャル富山を作る理由

距離が関係ない世界だからこそ気軽に来られる環境を作ることができ、また気軽に来られる雰囲気を演出することで、地域愛が醸成されるのです。 綺麗な言葉を並べるとこんな感じですが、ぶっちゃけ地方で暮らしていくのに仕事がなきゃ暮らしていけません。 では都市圏並みの多様な仕事があるのかと…、北陸では若干偏っていると言わざる得ない状況です。 富山県の場合、第二次産業が全国平均より多いことがわかっています。 ちなみに石川県も似た感じです。 こうした特性のおかげか工場勤務の求人は比較的多

バーチャル富山(県)製作プロジェクト(パラリアルワールド)

はじめに富山県は本州の中ほど、持ち手のような能登半島の東側から日本海と接する富山湾をかかえ、立山黒部アルペンルートを持つ日本アルプスまでの間にある北陸地方の一県です。 江戸期には富山前田家によって統治され、隣国加賀との関係も深く、現在でも続く置薬商で名を馳せました。 その薬売りの商家が明治32年に発電電灯事業を開始したことがきっかけで、電気王国富山と言われるほど発電所が多くできた歴史を持った地域です。 そうだ、バーチャル富山(県)、つくろう!標高3015メートルの立山山頂

メタバース系の気になったニュースまとめ(ブクマ)※時々追記あり

ハードの類SteamDec出荷開始。 SteamDecと組み合わせると良さげ。 中国メーカーなので今後、米国輸出規制との絡みでどうなるかがちょっと不透明なのが懸念材料。 mocopi発表。 モバイルモーションキャプチャーはスマホとバーチャルをこの先どう繋いでいくのか気になるガジェット。 座ってVRChat派には向いていない気がするけど… AR Glass系のプロジェクトが進む。 Meta Quest2 の対抗⁉ Pico4 Meta Quest3について。 テクノ

METAVERSEのフェーズとテクノロジー〜新しい働き方、稼ぎ方の時代へ向かって

一つ前の記事でメタバースのフェーズについて書きました。 長くなるので分割しています。(単独でも読めると思いますが) 新しい働き方(稼ぎ方)に向かうため、知っておいたほうが良いメタバースに関わる7つの主なテクノロジーがTECHTARGET NETWORKで比較的わかりやすくまとめられていましたの紹介します。 (頑張れる人は原文記事をどうぞ↓) 今回はフェーズに関わるテクノロジーについて。 現在の日本ではさまざまなメタバースサービスが独自の空間を使い、基本的にはそれぞれの領域

METAVERSEのフェーズとテクノロジー

メタバースの定義は人それぞれ違うというのが現在の状況です。 その理由のひとつがゲーム・テクノロジー、ブロックチェーン・テクノロジー、VR・AR・MRテクノロジー、AIテクノロジーなどがそれぞれ独自の3D空間を使っていることで、それぞれメタバースと呼ぶ定義が微妙に変わっていることが原因です。 最も近いと思われるゲーム・VR・AR・MRですら空間を共有していません。 細かく言えば、VRですらゲーム・ビジネス・SNSの各領域で空間を共有していないのです。 空間を共有していないとい