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ことほむの文化観光とAIとメタバースの雑多な記事

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時代考証やデザインやITとかWordPressとかAIの雑多な思考のメモ。「ことほむ」のみんなで書いてます。記事内容は…割とディープで、思考の整理に役立つかもしれません。
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記事一覧

経産省が示すこれからのデザイナーのあり方とこれまでの政策の歴史②

①はこちら↓ これからのデザイン政策を考える研究会より前記事に貼った下図の方針は概ね変わらないように感じます。 2022年の「我が国の新・デザイン政策研究~海外のデザイン政策動向・教育事例調査、デザインが企業経営に与える効果の先行研究レビュー~詳細版報告書」三菱総研のレポートをデザイン政策室がまとめたものが基本となっており、より社会に実装されるデザインについて方向性を探っている内容となっています。 報告書の内容は概ね下記の通り。 デザインの対象領域拡大や創作主体拡大を通

経産省が示すこれからのデザイナーのあり方とこれまでの政策の歴史①

デザイン中間団体の会員減少は日本中で起こっているようで、対策チームを立ち上げて何らかの対策を行っている団体も多いと聞き及びます。 議論を進めるにあたり、これまでどのような流れがあったのか、Gマークとの関連、国の政策との関連は押さえておいたほうが良いと感じました。 どうしても個々の事業業務範囲を中心にして話が展開する傾向にあるため、基準となる国の政策と突き合わせて、個々の事業業務範囲や地域性を加味しなければ、意見もまとまりにくいと考えられます。 先に結論を書いておくと、デザ

2030年のウェブサイトを考えてみた話

2024年後半頃からウェブサイト関連のお仕事が一気に減りました。 代わりに増えたのはWEB広告経由でランディングページを経由して…という広告戦略を考えるもの。 ただ即効性はあるものの、売上の話になると躓きがち。 物が売れない時代に入ったなぁと実感させられます。 ※弊社主業務は文観光のブランディングコンサルとアニメ等の時代考証ですが、昔取った杵柄でWordPressのセットアップや運用フロー(SEO対策等)のサポートもしています。😁 こうした変化の外的要因はいくつもあるかと

MIXI2、文字小さいからMac(M1)で使いたい‼️

仕事始めの2日めです。初日は作り物が多くてドタバタしておりました。 note書き初め…は書いたものの、一応ここまで書き初めとしてもよいでしょう。😁そして、昨年末からリリースされたMIXI2をなんとかMac(M1)のデスクトップで使いたくて(文字が小さくて見えない)なんとかしました。 そのうちデスクトップ版かWeb版がでるかもしれないけど、それまでスマホで見るのは辛いから、巷で噂のBlueStacksをガクブルで入れてみましたらば思ったよりも快適です。 Macにもそんなに負担

2025年は「乙巳」の年なので、観光業界・コンテンツ・マーケティング業界含めて変革の頂点になる⁉️(番外編/占いの使い方)

タロット事業を始めた理由弊社メンバーが某上場企業の経営相談専属契約をしており、その契約が終了したことをきっかけに準備を進めてきました。 「占い」は「占術」とも呼ばれ、技術の一つとして認識されています。 占術には、タロットカード、星占い、手相占いといったパーソナルな目的で認知される西洋占術の他に、易経や九星気学、陰陽五行といったパブリックな目的で使われる東洋占術など、さまざまな方法があります。 2025年が大変革の年になる(乙巳になることは以前からわかっていたので)ことを予想

2025年は「乙巳」の年なので、観光業界・コンテンツ・マーケティング業界含めて変革の頂点になる⁉️(後編/予想)

前編はこちら。 お正月なのでゆっくり今年の動きを考えます。😊 広告から狭告へ従来までは、特定のターゲット層に対してより集中したメッセージを伝えることを意味する言葉として「狭告」は使われてきました。 前提として「広告」が生きていることに対する言葉です。 「広告」の手段としてマスメディアを使うことが一般的でしたが、2024年後半ごろからSNSを中心とするネット情報が、マスメディアの影響力を上回る現象が相次いで起こりました。 ここで注意することは、ネットはマスメディアと違い

2025年は「乙巳」の年なので、観光業界・コンテンツ・マーケティング業界含めて変革の頂点になる⁉️(前編/新年の挨拶)

あけましておめでとうございます。 乙巳です。 そう、十干十二支では乙巳の年でして、過去にも大きな変化が訪れた年回りでもあります。 このことは2020年から気づいていたので、2025年に向けて準備をしてきました。 メタバース(AR/VR/MR)への対応としてBlender 3Dを使えるようにしたり、AIのワークフローへの導入を考えたり。 なによりSEO神話は崩れるだろうと予測していたため、新たな行動フックを探す旅をしていました。 そして今年は九星でも二黒土星が中宮に位置する

AIとキャラクターカルチャー(分析レポ)

2025年以降これらの関係は深まると考えています。 既存のプロモーションがSEOや広告バナーで終止しているのに対して、市場へ進出した新世代は体験を求めており、単なる情報だけでなく、ブランドとの共感や体験を求めるようになっています。 そのインターフェイス(接点)がキャラクターであるという理由です。 この場合のキャラクターはアニメ・漫画的表現のほか、アイドルなどリアルな人物が演じるキャラクターも含まれます。 なぜキャラクターなのか?心理学的には、人間は人間らしい特徴を持った姿に

現代アート ✕ (オリジナル)キャラクターをデザインして、コンテンツ体験をブランディングとして設計するメリット

ことほむ合同会社では、文化観光ブランディングの一環として、現代アート✕キャラクタープロジェクトを設計しています。 このプロジェクトでは、ミクロアーティスト北山敏氏の作品とキャラクターデザイナー日比野のキャラクターを組み合わせ、世界観とミクロアートのモチーフにしている素材の魅力を引き出します。 これにより、ブランディングの視覚的効果を高めることを目指しています。 ここに至った経緯とコラボレートによるメリットを書いておきます。 (もっと取り組みが増えてほしいので) ブランドの差

創作における時代考証とは「文化と文明の整合性」をとること

お風呂と水と燃料異世界転生系でも悪役令嬢系でも、チャンバラ歴史モノ系でも、「入浴」シーンは描きたいのが世の常ですね。しかし最近の原作となるストーリーでは「文明度」を無視した描画が少し目立ちます。ファンタジーなのだからそこまで云わなくても…という領域をそろそろ逸脱しているというより、後世に間違った世界観が伝わってしまい、実社会の文明度に関して意識できなくなる弊害が起こるのではないかと危惧しています。 つまるところ文明度の意識というのは、現実の問題に関して自分の半径何メートルまで

この先文化観光とキャラクター・コンテンツ企画が重要になる理由を聞かれた記録

一つ前の記事とリンクしていますが、雑談は続いたので… なんで弊社(ことほむ合同会社)が文化観光とキャラクターのデザインにこだわっているか? という投げかけに対して。 ※前提が長いです。 そもそも、ことほむ って何をやっているの?文化観光のサポート業務として、弊社はプロデュースとディレクションを行っています。 これは広告戦略やブランディングを始める前に、まず何を目指すのか、どんなことが必要なのかをはっきりさせる作業です。 更新がしやすいウェブサイトやECカートシステムなどを

「魂」と「Ghost」の先から見えてくる未来

Discordの某プロジェクトで、ベビーメタルが海外で受け入れられているのはなぜ? という雑談話から、すこし突っ込んで、この先に来るものの解像度を上げてみようという試みです。 もともとメンバー内での雑談で留めるつもりでしたが、ひょっとしてこの考え方は役に立つ人がいるのでは? と思ったので。 (需要がどこにあるかわかりませんが…) ベビーメタルとは?恥ずかしながら僕はノーチェックでした。 社内でこの手の話題に詳しい仲間から教えてもらいました。 Perfumeの流れを組むユニッ

北陸3県の景況感(DI)比較と分析のメモ

石川県業種別詳細 製造業:景況感は改善しており、特に中小企業での改善が顕著です。 製造業のDIは50.0。 小売業:物価高の影響でDIが低く、景況感は悪化しています。 小売業のDIは40.0。 サービス業:インバウンド需要の回復により、景況感は改善しています。サービス業のDIは45.0。 地域別詳細 加賀地域:外国人旅行者の増加により、観光業を中心に景況感が改善しています。 加賀地域のDIは48.0。 能登地域:地震の影響で景況感が悪化していますが、復興に向けた動

AIワークフローとノードUI―文系大学生と非クリエイティブ系中小零細企業担当者向けに、次世代に必要なITスキルの一部を紹介―

DXで効率化の流れが進んでいますが、その中にはAIのワークフローが含まれます。ChatGPTのイメージが強すぎるため、チャット形式でAIを利用することが一般的ですが、これがワークフローにどのように導入されるかのイメージがつきにくいかもしれません。 またググる代わりにチャットGPTという使い方だと、ググってた時とそんなに変わらない、自動化できていないじゃないかと感じてないでしょうか? 映像編集・3D・ゲーム業界では比較的一般的なUIに「ノードUI」というものがあります。 一般