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母からもらったお手紙

見つけてくれてありがとうございます。
琴🍀です。


私は今、精神科病棟に入院しています。そんな私がとある看護師さんとやりとりをしていて、ふと思い出したことがあるのです。

それがタイトルにもある母からの、お手紙。受け取ったのは小学生の時です。4年生。2分の1成人式という、行事を経験しました。その内容のひとつに、親子でのお手紙交換がありました。その時に母からもらったお手紙に、書かれていたこと……。

『大それたことは、教えられません。偉くなって欲しいとは、ちっとも思いません。ただ、これだけ。ごめんなさいと、ありがとうを、素直に言える人で在ってください』

お手紙の一部なのですが、この言葉を思い出した時、私の瞳からは涙が溢れて止まりませんでした。

私が今入院している理由の1つに、家庭不和があります。母との関係がギクシャクになってしまったのです。いつからか私は、母に怯えて過ごすようになっていました。このことは、私にとって抱えきれないほどのストレスとなっていたようなのです。それは、私自身を壊しそうな莫大なものでした。ゆえに、避難・保護的なニュアンスも、入院の理由に含まれているのです。

素直な子

『素直だよね』とは、学校の先生や友人・知人から、関わるとよく言ってもらえていました。だから素直さの部分だけに絞ったら、おそらく10年たった今でもギリギリかもしれないけれど、クリアをもらえる気がしています。

実際、仲良しさんに『私を一言で!』とお願いすると、『嘘が下手。下手以前に不可能』『真っすぐ過ぎ』『隠し事苦手?』と返ってきます。(良いのか悪いのか)


ごめんなさいとありがとう

問題は、こっちなんです。家族に、母に対して、言葉にしてきた数が、年々減っているのではあるまいか?
そんな気がしたのです。涙の理由はおそらくこれに気がついてしまったから、いえ、気がつくことが出来たからでしょう。


初めは、看護師さんとの他愛もないやりとり・おしゃべりだったのです。それでも、私の記憶の奥の方、10年前の記憶箱の蓋が、突然開いた…この事には驚きました。

退院したら、実家に戻ることになっています。自室の宝物BOXの中にあるはずこのお手紙。全文を読み返してみて、今の私が何を感じるか知りたいです。楽しみができました。

気づかせてくれた看護師さんに感謝しています。ありがとうございます。



短めですが、今回はここまで。
拝読感謝いたします。
タイトル画像はお借りしました。
また書きます。

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