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40代都内会社員。人生は遠回りかつ行き当たりばったり。 モラトリアムの勢いで社会人大学…

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40代都内会社員。人生は遠回りかつ行き当たりばったり。 モラトリアムの勢いで社会人大学院に通学中、30代半ばで第一子出産。0歳で復帰、その後、なんとか修士号を取得。 40歳で第二子妊娠中です。仕事、本、子育て、徒然に。

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読書日記〜ストレッサー高い「妊娠」「出産・幼児期」関連で心に残った本(随時更新)

本や漫画で情報を得るのが性に合っている。 そのため、割と本(漫画コミ)で妊娠・出産の体験記を入手してきた。基本的に共感が多い。 子どもの誕生は(少なくとも私にとっては)人生でベスト3に入る変化だ。 「よかった」「悪かった」ではない。生活の変化、という意味だ。 私的な変化の大きさでいくと 出産・育児 上京(一人暮らし) ここは並列で、「同棲(そのまま結婚に連なる)」「就職」「中学進学(※電車通学になったため)」 だろうか。そういえば、学生時代、心理学の授業で、「人間はそ

    • 2人目出産直前:ベビーシッターさん初体験談②/前日準備編「丸投げは無理」

      ありがたいことに、ベビーシッターサービスのシッターさんに出会い、マッチングまでたどりついたわたしたち。お迎えするにあたってやったことを書いています。多分、ほぼ不要な作業です(苦笑) 1.前日までの準備〜割とある笑 ベビーシッターさんがきてくれたらいいじゃん。もう安心だ! が、しかし。病児保育もそうだけど、準備がゼロなわけがない。 とある某大企業(割と両立支援に力を入れているらしい)の部長職を務める方に実際に言われたのだが 「子育てとの両立で、周囲の配慮ももちろん必要。た

      • 2人目出産直前:ベビーシッターさん初体験談①/利用にいたるまで

        娘、5歳にして初めて、ベビーシッターさんにお願いしてみた。 これまで利用してこなかった私たちが今回お願いしたのは「第一子出産にあたり、上の子どうするか問題」に直面したからだ。 結論。契約から当日の準備に至るまで、いろいろヤキモキしたけど、本当に利用して良かった。やっぱりシッターさんはプロだ。娘がものすごく笑顔で過ごしてくれた。ちなみに、あくまで我が家(5歳・保育園児)のケースです。 長くなりそうなので、複数回に分けてみます。 1.利用にいたるまで今まで、こういう状況ではあ

        • 読書日記(20240429)〜「82年生まれ、キム・ジヨン」/「子持ち様批判」の今、鉛を飲んだ気持ち

          この世界は、「お母さん神話」でできている。 正直にいうと、今の心境はそんな感じで、小説を好きになれなかった。気持ちはすっきりしない。「これは私だ」という人が多い、とあとがきに書いてあった。すごくよくわかる。 Xの「子育て垢」「婚活垢」だったり、今(なぜかふたたびどころかエンドレス? 何かきっかけあるんだろうか)巷で話題の「子持ち様批判」関連のヤフーニュースのコメント欄だったり、女性や子育てに対する、大なり小なりの怨嗟や理想、もろもろの声がうずまくものすべてを煮詰めて描かれた

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          読書日記(20240423)「14歳からの哲学」(池田晶子)/「君が、真理なんだ」

          池田晶子さんの存在は知っていた。あれ、ずいぶん前に亡くなったはず。 2007年、46歳の若さで亡くなっていた。 わたしは、初めて彼女の本を手にとった。本当に、14歳に向けた本なのか。 わたしが幼稚なのか。言葉そのものは専門用語がないのに、頭がどんどんこんがらがってくる。そんなわたしの心の声はわかっておられるのか。 自分の足元が、どんどんぐらつくような気持ちになる本だった。と思っていたら、14歳以上の人へ という最後のページに「内容的なレベルは落としていません 落とせるはずが

          読書日記(20240423)「14歳からの哲学」(池田晶子)/「君が、真理なんだ」

          読書日記(20240422)〜「働く女子と罪悪感」(浜田敬子)=なんだかんだで変わってないよ

          少し前、元AERA編集長でジャーナリストの浜田敬子さんが書かれた「働く女子と罪悪感」を読み終えた。https://amzn.asia/d/4aLsqTd 本の存在は知っていた。正直、なんとなくの読まず嫌いだった。 でも、特に今、管理職前後に差し掛かり、「自分は大丈夫と思っていた」とか「今って男女の壁ってなくなったんじゃないの?と思ってたのに聞いてない」など、壁にぶち当たった女性がいて文字通り、心身に不調をきたすほど悩んでいたら、読んでみてほしい。ひとりじゃない。わたしは今、

          読書日記(20240422)〜「働く女子と罪悪感」(浜田敬子)=なんだかんだで変わってないよ

          2人目出産直前:1人目との違いを書いてみる①

          眠れない。これは1人目だとか2人目とか関係なく、私が眠れないだけだ。 夫も娘も、ぐーぐー寝ている。かわいい。22時に寝たけど、1時30分に目が覚めて眠れない(今、朝4時)。 お腹でも蹴ってくるし(元気な証拠でうれしいけど)、前駆陣痛っぽいものもある。頼む! あと3日で37週、今推定体重2200グラム。小ぶりちゃんだし、もうちょっとお腹にいて欲しいの。。というわけで、noteひらいちゃった。せっかくだから、書きたかったことを書こう。2人目の備忘録です。 「二人目の妊娠は、い

          2人目出産直前:1人目との違いを書いてみる①

          この1カ月ほど、「子育て支援金は実質負担はない」の意味を理解できる説明を探して資料とか記事とか読んでます。でも、本当に嫌味でもなんでもなく、全然わからないんです涙。手取りで引き去られるお金が増えるのに、負担じゃないってどゆこと? 誰か頭のいい人教えてください…。本当にわからない。

          この1カ月ほど、「子育て支援金は実質負担はない」の意味を理解できる説明を探して資料とか記事とか読んでます。でも、本当に嫌味でもなんでもなく、全然わからないんです涙。手取りで引き去られるお金が増えるのに、負担じゃないってどゆこと? 誰か頭のいい人教えてください…。本当にわからない。

          面白い本を開拓中です。今の20代女性の心を打つ小説、本があったらぜひ読みたいです。ぜひ、オススメあれば教えてください〜

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          読書日記(20240418)〜「ぼくらの七日間戦争」 追悼・宗田理さん

          宗田理さんの訃報を知った。 宗田理さんが死去 作家、「ぼくらの七日間戦争」:日本経済新聞 中学時代のバイブルの一つで、本当に面白かった。 小難しいというか、説教くさい本ばっかり置いてある中高の図書館で、いつも貸出中だったシリーズだった。夢中になって、気がつくと高校時代までシリーズが出ると買っていた。 95歳でも最新刊の「ぼくら」 13歳だった私は、この「ぼくらシリーズ」に夢中だった。 中学校の男子全員が姿を消し、廃工場に立てこもって「解放区」と称し、大人たちへの反乱を起

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          読書日記(20240413)〜「明日の食卓(椰月美智子)」このお母さんは私かも

          完全に「セレンディピティー」で出会った本だ。 図書館で「今返却されました」という棚があり、文庫本の裏表紙でなんとなく手に取ったんだけど、身につまされてしまう。解説、上野千鶴子大先生。おお…。 読んでよかった。 テーマは「虐待」。重い。 https://amzn.asia/d/4W34ny6 最近、小説(フィクション)から離れていたけれど、小説家の皆さんが「読者に読ませる力」は、やっぱり別ものですね。ノンフィクションやジャーナリズムがもちえない「描写力」の大切さ、心から感じ

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          雨の日の保育園送りがつらい〜仕事と育児の振り返り

          今日、東京の天気は大荒れ(😢) 横なぐりの雨に耐えながら、自転車で保育園にムスメさんを送ってきた。特に産休前、日々のルーティンである「保育園の送り」。お天気模様はそのルーティンに大きな影響を与え、また、その日1日の疲れを大きく変えたな、と思う。 今朝、保育園に子どもを送る雨ガッパ姿のパパママとすれ違いながら、「おお、同志よ……」と感じていた。 1.雨の日の朝のスケジュール(働いていたときバージョン) 大雨になる。他にも、雪などで交通機関が停滞する。 すると、「保育園に子ど

          雨の日の保育園送りがつらい〜仕事と育児の振り返り

          読書日記(20240405)〜「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略(尾石晴)※越えられなかったわたし

          第一子出産後から第二子妊娠で母(私)が休むまで という35歳〜40歳、我が家は戦争だった。夫も、「この数年間は暗黒だった」という。同意だ。 苦悩した39〜40歳のとき、手に取ったのがこの「「40歳の壁」をスルっと超える人生戦略」だ。 https://amzn.asia/d/2TcXYqA 結論から言うと、私はまったくスルッと越えられなかった。暗黒期のまま、休みに突入しました。でも、41歳は暗黒で生きたくない。今自分の塩梅を探っている途中。その助けを、ワーママはるさんこと、尾

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          ジョブレス状態1カ月の変化(振り返り)〜自分の好きなものに気がつけた

          仕事を離れて1カ月がたった。 就職して15年以上。第一子を出産し復帰して5年。もっともおだやかな時間を過ごさせてもらっている。 「はたからみても、子育てしながら、猛烈にフルスロットルで働いていたんだから、きっと物足りなくなるよ」といわれていた。 そんな暇人なはずなのに、この1カ月。非常に満ち足りている。 なんなら、10代の学生を振り返っても、こんなに気持ちがおだやかな状態が1カ月も続いていることはなかった。 この5年は、お守りのような抗不安剤がないと、仕事に行くことが怖く

          ジョブレス状態1カ月の変化(振り返り)〜自分の好きなものに気がつけた

          読書日記(20240403)〜「人間の条件 そんなものない」(立岩真也)

          立岩真也さん、という社会学者を知ったのは、「相模原障害者施設殺傷事件」を取りあつかった本(https://amzn.asia/d/6ahIfvu)を読んだことがきっかけだ。 この本は、申し訳ない。朝日新聞社の取材班が書かれたものだけど、消化不良も多く、別の本を手に取りたいな、と思っている。 ただこの本のなかで、判決が出た際に、何人かの有識者が朝日新聞にコメントを寄せていたらしく、引用されていた。そのなかの一人が、立岩さんだった。 その言葉を見て、私は立岩さんの本を読みたい、

          読書日記(20240403)〜「人間の条件 そんなものない」(立岩真也)

          「少子化」と、我が子に子どもを産んでほしいか〜江戸川区の事業より

          NHKの「おはよう日本」で、「東京・江戸川区が妊娠に関わる検査費用を全額負担」というニュースを伝えていた。 江戸川区のサイトでは、「プレコンセプションケア支援事業」とあり、「将来の妊娠・出産や自らの健康のため、すべての若い男女の健康を応援する取り組み」と書かれている。 女性が持つ、卵巣に残った卵子の数を推測する検査(AMH検査)や、男性の精液検査も希望すれば無料で受けられるらしい。 「おはよう日本」では、アナウンサーの個人的な意見などはあまり強調しない。コメンテーターも

          「少子化」と、我が子に子どもを産んでほしいか〜江戸川区の事業より