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読書日記:悩むことがアイデンティティ

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本はいつも自分の人生のそばに。
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記事一覧

ウ⚪︎チとゲ⚪︎に試される明け方とヴァンクリ

子育てってキタナイ。 一昨日、生後40日ほどの次女に、いつものように夜中起こされた。 そこ…

エンドウアイ
3か月前
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読書日記(2024.06.03) 「ビッグツリー」(佐々木常夫)〜お世話される「だけ」のつ…

「働き方改革」は2010年代、一種のブームだった。今はやや「当たり前」になっていて、「善」と…

エンドウアイ
3か月前
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読書日記(240525)〜「淳」「淳それから」/生涯、乗り越えることのできない理不尽

少し前、神戸連続児童殺傷事件の犯人「元少年A」の両親の手記を読んでいた。 ここにも書いた…

エンドウアイ
4か月前
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読書日記(20240503)〜「少年A この子を生んで」/しんどい。

出産直前によむ本ではない。ただ、図書館で目についてしまった。 神戸連続児童殺傷事件。わた…

エンドウアイ
5か月前
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読書日記(20240429)〜「82年生まれ、キム・ジヨン」/「子持ち様批判」の今、鉛を飲…

この世界は、「お母さん神話」でできている。 正直にいうと、今の心境はそんな感じで、小説を…

エンドウアイ
5か月前
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読書日記(20240423)「14歳からの哲学」(池田晶子)/「君が、真理なんだ」

池田晶子さんの存在は知っていた。あれ、ずいぶん前に亡くなったはず。 2007年、46歳の若さで…

エンドウアイ
5か月前
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読書日記(20240422)〜「働く女子と罪悪感」(浜田敬子)=なんだかんだで変わってないよ

少し前、元AERA編集長でジャーナリストの浜田敬子さんが書かれた「働く女子と罪悪感」を読み終えた。https://amzn.asia/d/4aLsqTd 本の存在は知っていた。正直、なんとなくの読まず嫌いだった。 でも、特に今、管理職前後に差し掛かり、「自分は大丈夫と思っていた」とか「今って男女の壁ってなくなったんじゃないの?と思ってたのに聞いてない」など、壁にぶち当たった女性がいて文字通り、心身に不調をきたすほど悩んでいたら、読んでみてほしい。ひとりじゃない。わたしは今、

読書日記(20240418)〜「ぼくらの七日間戦争」 追悼・宗田理さん

宗田理さんの訃報を知った。 宗田理さんが死去 作家、「ぼくらの七日間戦争」:日本経済新聞 …

エンドウアイ
5か月前
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読書日記(20240413)〜「明日の食卓(椰月美智子)」このお母さんは私かも

完全に「セレンディピティー」で出会った本だ。 図書館で「今返却されました」という棚があり…

エンドウアイ
5か月前
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読書日記(20240405)〜「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略(尾石晴)※越えられな…

第一子出産後から第二子妊娠で母(私)が休むまで という35歳〜40歳、我が家は戦争だった。夫…

エンドウアイ
6か月前
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読書日記〜ストレッサー高い「妊娠」「出産・幼児期」関連で心に残った本(随時更新)

本や漫画で情報を得るのが性に合っている。 そのため、割と本(漫画コミ)で妊娠・出産の体験…

エンドウアイ
6か月前
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読書日記(20240329)〜「きのう何食べた?(よしながふみ)」からみる家事分担の気づき

よしながふみさんを尊敬している。 10代の頃、「ボーイズ・ラブ」というジャンルを知り、同人…

エンドウアイ
6か月前
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読書日記(20240327)「フェミニズムってなんですか(清水晶子)」

1.わたしは「フェミニズム」がなんか嫌い。でも・・・ 「フェミニズム」「フェミニスト」と…

エンドウアイ
6か月前
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読書日記はじめ〜はじめに(※随時更新 2024.3.26)

読み聞かせ、という意味では、おそらく赤ちゃんのころから親しんできた本。 ふと、わたしがなぜ迷うと本に助けられるのか。救ってもらえているのか。 どんな本にひかれているのか、自分を知る上で書いた最初のページ。 自分なりの備忘録と、読んだ本の整理にも。 1.わたしと本 将来の夢は童話作家と書いた小学校卒業文集。 それは30年近く経ったいまも達成していないけれど、言葉が好き。 都内で文学部のみをねらって上京、なかでも、もっともカネ儲けから遠そうな世界を好み、創作指導や映画制作を