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【日経225先物】マーケット分析とトレード戦略|2021年10月10日(日)時点 ※毎週水・日曜更新

この記事を開いていただきありがとうございます!
日経225先物トレーダーのコータローです。

この記事では、日経225先物のファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を解説します。

また、上記の分析結果を落とし込んだ日経225先物の相場動向シナリオと、コータロー自身のトレード戦略の考え方も解説します。
皆さんがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。

《サマリ》

総合評価は、短期は【弱気】中期は【中立 or 弱気】長期は【中立】と評価します。
※総合評価は、ファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したものですが、テクニカル分析の評価のウェートを比較的高くしています。

ファンダメンタルズの評価は、短期は【悪材料優勢】、中期は【中立】、長期は【悪材料優勢】と評価。

主要な株価指数については、引き続き全体的に弱いです。
先週後半にかけては一時盛り返しの動きを見せていますが、出来高が物足りない指標や、節目でレジスタンを受けているように見えるチャートが多く、一時的な戻りの可能性が高いと思料。

米国債務上限を巡る政局や、米国インフラ投資法案、中国経済リスク、解散総選挙、新政権での経済政策、冬のコロナ感染拡大懸念など、これまで既出のリスク材料について、解決されたものは無いです。

特に日本経済において、依存度が高い中国経済の失速、インフレ・金利上昇、政権の短命化はそれぞれ大きなリスク材料として扱われるので、中長期的にはネガティブに見られている状況と考えます。

日経先物のテクニカルの評価は、月足は【中立】、週足は【中立 or 弱い】、日足は【弱い】に修正しました。

いったん、週足トレンドラインでサポートされた形ですが、直近陽線の出来高は少なく、まだまだ底入れと判断することはできません。

直近の下落波動に対する戻りの形になっており、フィボナッチ38.2%〜50%あたりの価格帯が戻りの目安としてはちょうど良いです。

価格調整の戻りをこなしたら下落再開、という流れをメインシナリオとして設定しています。

《テクニカルベースのシナリオ》

①週足トレンドラインでのサポートからの上昇転換が確定(20%)
②一旦大きめに戻ったのち、ボックスに移行(40%)
③調整後、下落再開し直近安値をブレイク(40%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値

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 ↓ 以下、詳細な分析 ↓


《ファンダメンタルズ》

・短期は【悪材料優勢】、中期は【中立 or 悪材料優勢】、長期は【悪材料優勢】と評価。
・主要な株価指数については、引き続き全体的に弱い。先週後半にかけては一時盛り返しの動きを見せているが、出来高が物足りない指標や、節目でレジスタンを受けているように見える指標が多く、一時的な戻りの可能性が高いと思料。
・米国債務上限を巡る政局(プロレス)や、米国インフラ投資法案、中国経済リスク、解散総選挙、新政権での経済政策、冬のコロナ感染拡大懸念など、これまで既出のリスク材料について、解決されたものは無い。
・特に日本経済において、依存度が高い中国経済の失速、インフレ・金利上昇、政権の短命化はそれぞれ大きなリスク材料として扱われるので、中長期的にはネガティブに見られている状況と考える。


■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

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■経済指標スケジュール

10/11 (月)
15:00 英国 8月 月次国内総生産(GDP)

10/13 (水)
21:30 米国 9月 消費者物価指数(CPI)

10/15 (金)
21:30 米国 9月 小売売上高
23:00 米国 10月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値

10/20 (水)
18:00 欧州 9月 消費者物価指数(HICP、改定値)

10/22 (金)
08:30 日本 9月 全国消費者物価指数(CPI)

10/26 (火)
23:00 米国 9月 新築住宅販売件数

10/27 (水)
23:00 カナダ銀行 政策金利

10/28 (木)
15:30 日本 日銀総裁、定例記者会見
20:45 欧州 ECB政策金利
21:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)

10/29 (金)
17:00 独国 7-9月期 GDP(速報値)
18:00 欧州 10月 消費者物価指数(HICP、速報値)
18:00 欧州 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
21:30 米国 9月 個人消費支出(PCEデフレーター)


情報出所

・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)

・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)

・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)

《テクニカル》

・月足は【中立】、週足は【中立 or 弱い】、日足は【弱い】と評価。
・いったん、週足トレンドラインでサポートされた形
・ただ、直近陽線の出来高は少なく、まだまだ底入れと判断することはできない。
・直近の下落波動に対する戻りの形だが、フィボナッチ38.2%〜50%あたりの価格帯が戻りの目安としてはちょうど良い。
・価格調整の戻りをこなしたら下落再開、という流れをメインシナリオとして設定する。
・中期的には、最大で週足トレンドライン②までの調整を覚悟。


■月足

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中立(変更なし)
・直近で強く上昇するも、直近最高値の30600〜30700円付近でレジスタンスを受けている形に。
・10月足は陰線からのスタートとなっているが、数本以内(年内)に直近最高値を抜くことができなければボックスまたは下落への転換を疑う必要が出てくる。
・基本的には上昇トレンド継続の可能性がまだ高いとしておくが、その勢いが失われつつあることを警戒もしておく。



■週足

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中立 or 弱い(変更なし)
・8/30週足以降の強い上昇分が行ってこいになってしまった。
・直近の週足上昇/下降トレンドラインで踏み留まれるかがポイントになりそう。
・汚いながらダブルトップ形成にも見える形になってきてしまっている。
・直近のトレンドラインとした抜いてしまった場合は、節目らしい節目が見当たらない。
・緩やかなトレンドラインまでの調整(-20%超)も、最悪のシナリオとして頭の片隅には入れておきたい。




■日足

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弱い
・いったん、週足トレンドラインでサポートされた形
・ただ、直近陽線の出来高は少なく、まだまだ底入れと判断することはできない。
・直近の下落波動に対する戻りの形だが、フィボナッチ38.2%〜50%あたりの価格帯が戻りの目安としてはちょうど良い。
・価格調整の戻りをこなしたら下落再開、という流れをメインシナリオとして設定する。
・中期的には、最大で週足トレンドライン②までの調整を覚悟。

《コータローのトレード戦略》

 10/5 16:30頃に仕込んだ、「小さなダブルボトム」を根拠としたロングは、10/6の寄り付きからの下落で建値決済に引っかかりました。(一部は寄り付き直後に利食い)
 その後様子見を続けましたが、10/7 0:30の足でZIGZAGインジケーターが表示される程度に大きなダブルボトムを認め、再びロングで入りました。
※僕の場合、ダブルボトムの2つ目の底の高さは、ある程度ゆるく考えます。ぱっと見の印象で、1つ目と2つ目の底(山)の高さの差分が許容範囲内であれば、ダブルボトム(トップ)と認めます。

 それなりに上昇してくれましたが、先週末の雇用統計を前にして動きが悪くなったので利食いノーポジに戻しています。
※オレンジ”○”印がエントリーポイント、”×”印がエグジットポイント

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 ここ2週間くらいは、大きな波動の見逃しをしてしまったものの、安定して勝てています。
 ただ、経験上はそろそろ負けが増える期間に入りそうなので、締まっていこうと思います。
 来週以降は、下目線、またはボックス形成の可能性が高いと考えています。
 米国政府の債務上限問題はあくまで先送りされただけですし、ファンダ分析の欄にも書いた通り、直近の悪材料のうち、主要なもので解決済みとなった案件は無しです。
 ボラ大きめで、上下動しながらも下を模索していく展開を見込んでいます。
 基本的にはシグナルに従い機械的にエントリーしますが、ショートは握力強め、ロングは逃げ早目を心がけていこうと思います。

【雑談】
 人にもよると思いますが、僕の場合、よく勝てる期間と、負けが増える期間が交互に繰り返されることが多いです。
 勝ちが多くなる期間と、負けが多くなる期間は、それぞれ大体2週間前後となることが多いのです。
 自分の体調管理をするように、こうした自分のトレードのパフォーマンスの傾向についても把握できると良いと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。


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