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【日経225先物】マーケット分析とトレード戦略|2021年10月6日(水)時点 ※毎週水・日曜更新

この記事を開いていただきありがとうございます!
日経225先物トレーダーのコータローです。

この記事では、日経225先物のファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を解説します。

また、上記の分析結果を落とし込んだ日経225先物の相場動向シナリオと、コータロー自身のトレード戦略の考え方も解説します。
皆さんがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。


《サマリ》

総合評価は、短期は【中立 or 弱い】、中期は【中立】、長期は【強気】と評価します。
※総合評価は、ファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したものですが、テクニカル分析の評価のウェートを比較的高くしています。

ファンダメンタルズの評価は、短期は【悪材料優勢】、中期は【中立 or 悪材料優勢】、長期は【悪材料優勢】。

主要な株価指数は、引き続き全体的に弱いです。
特にS&Pは三尊が完成し、本格的な下落の仕上げに入りそうな局面。

米国債務上限を巡る政局(プロレス)や、岸田新総裁の緊縮派疑惑(金融所得課税の強化の方針)、米国インフラ投資法案、中国経済リスク、解散総選挙、新政権での経済政策、冬のコロナ感染拡大懸念など、短期から長期までリスク材料が目白押しの状況は相変わらず。

週末には米国雇用統計の発表を控えており、テーパリングと関連付けられリスクオフが誘われたり、結果次第ではさらにボラティリティ発生の可能性があります。

テクニカルの評価は、月足は【中立】、週足は【中立 or 弱い】、日足は【弱い】に修正しました。

200日MAをあっさり突破し、3連続の大陰線で週足上昇トレンドラインに到達。

いったんサポートされた形ですが、底入れと安心することは到底できない形です。
相場の恐怖感もまだ足りないように感じます。

大きな調整なく3000円近く走ったので、統計的にはそろそろいったん調整の戻りがあってもおかしくないです。短期的には、ある程度の戻りが発生する可能性が高まっていると考えます。

中期的には、最大で週足トレンドライン②までの調整を覚悟しています。


《テクニカルベースのシナリオ》

①200日MAでサポートされ上昇転換(20%)
②一旦大きめに戻ったのち、ボックスに移行(40%)
③やや戻したのち、下落に復帰し200日MAを下にブレイク(40%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値

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 ↓ 以下、詳細な分析 ↓



《ファンダメンタルズ》

・短期は【悪材料優勢】、中期は【中立 or 悪材料優勢】、長期は【悪材料優勢】と評価。
・主要な株価指数については、引き続き全体的に弱い。特にS&Pは三尊が完成し、本格的な下落の仕上げに入りそうな局面。
・米国債務上限を巡る政局(プロレス)や、岸田新総裁の緊縮派疑惑(金融所得課税の強化の方針)、米国インフラ投資法案、中国経済リスク、解散総選挙、新政権での経済政策、冬のコロナ感染拡大懸念など、短期から長期までリスク材料が目白押しの状況は相変わらず。
・週末には米国雇用統計の発表を控えており、テーパリングと関連付けられリスクオフが誘われたり、結果次第ではさらにボラティリティ発生の可能性がある。

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

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■経済指標スケジュール

10/6 (水)
21:15 米国 9月 ADP雇用統計

10/8 (金)
21:30 米国 9月 非農業部門雇用者数変化
21:30 米国 9月 失業率

10/11 (月)
15:00 英国 8月 月次国内総生産(GDP)

10/13 (水)
21:30 米国 9月 消費者物価指数(CPI)

10/15 (金)
21:30 米国 9月 小売売上高
23:00 米国 10月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値

10/20 (水)
18:00 欧州 9月 消費者物価指数(HICP、改定値)

10/22 (金)
08:30 日本 9月 全国消費者物価指数(CPI)

10/26 (火)
23:00 米国 9月 新築住宅販売件数

10/27 (水)
23:00 カナダ銀行 政策金利

10/28 (木)
15:30 日本 日銀総裁、定例記者会見
20:45 欧州 ECB政策金利
21:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)

10/29 (金)
17:00 独国 7-9月期 GDP(速報値)
18:00 欧州 10月 消費者物価指数(HICP、速報値)
18:00 欧州 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
21:30 米国 9月 個人消費支出(PCEデフレーター)


情報出所

・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)

・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)

・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)

《テクニカル》

・月足は【中立】、週足は【中立 or 弱い】、日足は【弱い】に修正。
・200日MAをあっさり突破し、3連続の大陰線で週足上昇トレンドラインに到達。
・いったんサポートされた形だが、底入れと安心することは到底できない形。
・大きな調整なく3000円近く走ったので、統計的にはそろそろいったん調整の戻りがあってもおかしくない。
・短期的にはある程度の戻りが発生する可能性が高まっている。
・中期的には、最大で週足トレンドライン③までの調整を覚悟。



■月足

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中立(変更なし)
・直近で強く上昇するも、直近最高値の30600〜30700円付近でレジスタンスを受けている形に。
・10月足は陰線からのスタートとなっているが、数本以内(年内)に直近最高値を抜くことができなければボックスまたは下落への転換を疑う必要が出てくる。
・基本的には上昇トレンド継続の可能性がまだ高いとしておくが、その勢いが失われつつあることを警戒もしておく。



■週足

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中立 or 弱い
・8/30週足以降の強い上昇分が行ってこいになってしまった。
・直近の週足下降トレンドラインで踏み留まれるかがポイントになりそう。
・ただ、汚いながらダブルトップ形成にも見える形になってきてしまっている。
・直近のトレンドラインとした抜いてしまった場合は、節目らしい節目が見当たらない。
・緩やかなトレンドラインまでの調整(-20%超)も、最悪のシナリオとして頭の片隅には入れておきたい。



■日足

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弱い
・200日MAをあっさり突破し、3連続の大陰線で週足上昇トレンドラインに到達。
・いったんサポートされた形だが、底入れと安心することは到底できない形。
・大きな調整なく3000円近く走ったので、統計的にはそろそろいったん調整の戻りがあってもおかしくない。
・短期的にはある程度の戻りが発生する可能性が高まっている。
・中期的には、最大で週足トレンドライン③までの調整を覚悟。



《コータローのトレード戦略》

 週明けの寄付きから、少し目を離した隙に大幅下落してしまい、おいていかれていました。
 ロングを検討していたところでしたが、結果的には非常にラッキーでしたwww

 そのまま下落を指をくわえて眺めていましたが、昨日10/5に 4時間足で、ピンバーの下ヒゲが週足の上昇トレンドライン(白色破線)に絡む動きを見せたので、「長期足のトレンドライン・バウンド」のパターンと認め、同日14時頃にロングで入りました。
 すでに直近高値から-2920円も動いていたことも支援材料でした。
※図中の○印がエントリーポイント

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 ボラが非常に高いので、枚数は通常の半分としました。
 すぐに上昇してくれ、+200円で半分利食いできました。
 残りは建値決済を仕込み放置してます。
 すぐ上に下向きの週足トレンドラインや200日MAが控えているのが気になりますが、、、今のところは握力強めにしておきます。

 週後半は雇用統計前のリスクオフが懸念されます。
 指標の結果が良かったら、再度売られる展開に戻る可能性もあるので要注意ですね。
 その時点での状況にもよりますが、ボラ発生で被弾するのも嫌なので、ノーポジにして様子見する可能性が高いです。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。


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