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【日経225先物】マーケット分析|2022年5月1日(日)時点

日経225先物をメインでトレードしている兼業トレーダーのコータローです。
この記事では、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から、直近の日経先物の相場観を解説します。
皆さまがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。


《サマリ》

総合評価は、短期は【弱気】中長期は【弱気】とします。
※総合評価はファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したもの(テクニカル分析の評価のウェート高め)。

ファンダメンタルズ面では、短期は【悪材料優位】、中長期は【悪材料優位】と、短期の評価を引き下げます。

米国企業の決算内容が冴えないです。
また米国GDPは予想を下回り、逆にPCEは様子を上回ったことで、株安・債権安となりました。
米国株は全面安の様相でしたが、特にテック株と中小株が弱く、インフレ懸念と企業業績不安のコンボが襲っている状態と思われます。

また中国のPMIも悪化しており、厳格なロックダウンの影響が深刻化していると思われます。
上海に続き北京でもロックダウンが行われる可能性が取り沙汰されており、投資家の警戒感が高まっています。

週明けは日本株もこれらの悪材料を織り込みにいくと思われます。
当面は、都度出てくる材料に反応しながら、レンジ相場を形成するものと思われます。

なおFOMCの内容が比較的ハト派的なものであった場合は、引き締めを織り込みすぎた反動で反発上昇となる可能性もあります。
あとこれは希望的観測の域を出ないですが、大規模金融緩和を続ける日本株に、一部の資金が退避してくることは期待しても良くなってきている気がしています。

★S&Pをはじめとした世界株式指数やコモディティなどの詳しいテクニカル分析(画像付き)はこちらの記事で読めます。

テクニカル面では、日足は【中立 or 強い】、週足は【中立】、月足は【中立】と評価据え置きです。
先週後半に包み足大陽線を出してから大きく上昇し、100日MAに到達。
下落三波調整からの反発上昇という流れを前提として見ていける形になりました。
目先は上目線、中期的にはレンジ相場を見込むことができますが、、、
すでにある程度上昇してしまっており、ここからポジション建てするのは慎重にしたい水準感でもあります。
先週末に米国株が大きく下落したことに加え、日本のファンダは決して良く無いため、過度に強気目線に固執するのは戒めたいところ。
短期では上昇、中期ではレンジ相場の見込みは、今のところ変わらずです。

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《サマリ》は、1分程度で読めるように情報を取捨選択しています。
《ファンダメンタルズ分析の詳細》や《テクニカル分析の詳細》には、サマリの結論を導くロジックや前提情報を載せているのでそちらもぜひご覧くださいませ。

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《ファンダメンタルズ分析の材料》

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目


■経済指標スケジュール

5/2 (月)
23:00 米国 4月 ISM製造業景況指数

5/3 (火)
18:00 欧州 3月 卸売物価指数(PPI)

5/4 (水)
21:15 米国 4月 ADP雇用統計
23:00 米国 4月 ISM非製造業景況指数
27:00 米国 FOMC、政策金利発表
27:30 米国 FRB議長、定例記者会見

5/5 (木)
20:00 英国 英中央銀行金利発表、英中銀金融政策委員会議事要旨

5/6 (金)
21:30 米国 4月 非農業部門雇用者数変化、失業率

5/11 (水)
21:30 米国 4月 消費者物価指数(CPI)

5/12 (木)
15:00 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、速報値)
21:30 米国 4月 卸売物価指数(PPI)

5/17 (火)
18:00 欧州 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、改定値)
21:30 米国 4月 小売売上高

5/18 (水)
18:00 欧州 4月 消費者物価指数(HICP、改定値)

5/20 (金)
08:30 日本 4月 全国消費者物価指数(CPI)

5/24 (火)
23:00 米国 4月 新築住宅販売件数

5/25 (水)
15:00 ドイツ 1-3月期 国内総生産(GDP、改定値)

※情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)


《テクニカル分析の詳細》

■月足

テクニカル評価:中立(変更なし)
・直近の上昇で、長い下ヒゲの陽線に転換。出来高も大きく、印象が良くなってきた。
・上昇トレンドライン(白色破線)を意識した押し目買いが入っている可能性が高い。
・ダブルトップをつけて下落し始めた形ではあるが、買い圧力も大きそうなので、総合的な評価は中立に引き上げる。


■週足

テクニカル評価:中立
・上昇トレンドライン(白色破線)にレジストをうけている形
・先週半ばに大きく上昇したので評価を引き上げたが、結局は5連続陰線となり印象が悪化した。
・しかしながら、本日日中の上昇により27000円はすぐに回復したので、印象はそこまで悪くならないので評価は1段階引き上げる。
・あまり時間をかけずに、週足下降トレンドラインを上抜けるかがポイントとなる。


■日足

テクニカル評価:中立 or 強い
・本日日中の4/28足で、大陽線の包み足を出した。
・出来高も直近の各足より大きく、かなり印象は良い。
・下落三波調整からの反発上昇という流れを前提として見ていける形になった。
・目下は、日足上昇トレンドライン(黄色破線)に沿って上昇していけるかがポイントとなる。
・本日朝方にツイートした通り、目先は上目線、中期的にはレンジ相場を見込む。
・日本のファンダは決して良く無いため、過度に強気目線に固執するのは戒めたいところ



《チャート形成パターンのシナリオ》

①日足上昇トレンドラインに沿って上昇継続。(40%)
②失速し、27000円前後のレンジで横ばい。(40%)
③一段高したところで反落し27000円割れ、最悪26000円まで戻る。(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値



最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。

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