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兄弟で過ごした22歳最初の夜

現在大学4年生、22歳。
そんな今から10年前は小学6年生、12歳。

みなさんはどんな思い出がありますか。
友達とゲームした思い出、家族と旅行に行った思い出、夏休みの宿題に追われた日々...。
思い返してみれば、たくさんの思い出があるんじゃないでしょうか。

これを書いている僕にも、もちろんたっくさんの思い出があります。朝から晩まで友達と鬼ごっこしたあの日、一日中ゲームに明け暮れたあのとき...。
狭い世界の中で、みんなで工夫して遊んでたあのとき。今とはまた違った楽しさがあったように感じます。

そんな過去と現在のなかで、唯一変わらないものがあります。それが兄弟の存在です。

2023年10月某日、自分ごとながら誕生日を迎え、22歳になりました。
そんな誕生日を迎える瞬間、同じ時間を共有していたのが、同じ大学に通っている弟でした。
大学からの帰り道に弟と話していると、ふと懐かしさが込み上げてきました。
「昔みたいに一緒にゲームしてだべりたいなぁ〜」
気づいたときには、そんなことを口にしていました。

弟19歳、兄22歳。
普段はちょっと照れ臭くって誘えないので、誕生日ってことを口実にそんなことを提案してみました。
「やろう!」
弟がそう言って、超ノリ気だったのがすごく嬉しかった。お菓子を大量に買い込んで、アパートに集結。

Switchでマリオカートと桃鉄を永遠4時間。
煽って、煽った分だけ煽られて、フラグを立ててはきっちり全部回収して...。終始笑いの絶えない4時間...。そんな時間はあっという間で、自分にとっては特別な時間でした。

結果は、1勝1敗の引き分け。
以前なら途中で手を抜いて、弟が喜ぶよう、それっぽい負け方をしてたこともありましたが、今日は全力。
そんなことに、時の経過を感じつつ。
負けたときはめっちゃ悔しかったなぁ〜。
年齢を重ねてきたとはいえ、心のどこかに小学3年生の弟がいるんです。かわいくて、「兄ちゃん!兄ちゃん!!」って走ってくる弟の存在が...。
最近は、弟も恥ずかしいんだろうねw
「お兄ちゃん」って呼ばれることも無くなってしまった。僕から話かけることが多いので、通常時どう呼ばれているのか、パッと出てこない...。どうしても話があるときは「兄貴」って呼ばれることが多い気がする。

知らぬ間にお互い大人になってしまったなぁ。
きっと、こんなことを感じている今日もあっという間に過ぎ去って、10年、20年と時が流れていくんだろうなぁ。お互いにおじさん、おっさん、おじいちゃんと、歳をとっていくんだろうなぁ。

嬉しいような、悲しいような...。

お互いが働き始めれば、今よりももっともっと会う機会が減ってしまうと思う。
でも、今日過ごしたみたいな「兄弟の時間」は忘れないでいて欲しいなって思う。少なくとも僕は忘れない。
おっさんになっても、たまに家でゲームしようや。ご飯食べにいこうや。
おじいちゃんになっても、炬燵でみかん食べながらお話ししようや。

一番多くの時間を共有し、ほぼ全てのことを知っている存在。
大人になるにつれて、関係性が希薄化する人もいると思う。僕はそうはなりたくない。

一番最初に出逢えた、大切な存在だから。

誕生日前日に、そんな兄弟と同じ時間を共有できたことが、何よりも嬉しかった。とびっきりの笑顔を見せてくれたことが嬉しかった。気を遣って、「お菓子代出すよ」って言ってくれたことが、とっても嬉しかった。
大丈夫だから。気持ちだけで十分だから。ありがとう。そのお金は僕じゃなくて、今の友達との時間に使ってあげて。

楽しい時間をありがとう。
大切な時間を共にしてくれてありがとう。
今日、一緒にゲームして笑えたことが一番嬉しかったよ。最高の誕生日プレゼントをありがとう。

たまにでいいから、またこんな日を過ごそうね。しつこく話に行くから、そんときはよろしくね。

今日はさ、嬉しすぎてついお酒飲みすぎちゃった。普段は全く飲まないのに、楽しくってさ。
来年はいよいよお互い20歳だね。
20歳になったから、特別何か変わるわけではないと思う。でもさ、大人の仲間入りだね。
そのときは、はじめてお酒を飲み交わそうね。

日記

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