【今年の9選】100冊から選んだ本当におすすめしたい良書
2020年は何か新しいことを始めたい……そんな風に思っている方、「読書」はいかがですか?
3月から月10冊読書を始めて10カ月。
専門書、小説を入れて2019年の間に100冊以上の本を読みました。
その中から、本当におすすめしたい本たちを、今回はご紹介したいと思います。
紹介する内容はこんな感じ。
・いわゆるビジネス書的なものトップ5
・数学1シリーズ
・プログラミング2冊(と1サイト)
・小説1シリーズ
ということで、計9冊の本(とシリーズ)をご紹介します。
もしこの中で気になるな……と思ったものがあったら、それを皮切りにぜひとも2020年を一緒に「読書の年」にしましょう。
約90冊の中から選んだビジネス書トップ5
まずはビジネス書トップ5!
良書が多くここまで絞るのはなかなか難しかったですが……割と別々なジャンルのものを選べたので、気に入ったものをぜひ手に取ってみてください!
・学びを結果に変えるアウトプット大全
・SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える
・When 完璧なタイミングを科学する
・ファスト&スロー
・科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方
これから勉強を始めたいあなたに
学びを結果に変えるアウトプット大全
この本で「アウトプット」がどれだけ大切さかを学びました。
以前はインプットばかりの勉強だったのですが、このブログを含めたアウトプットを始めてから、勉強効率は飛躍的にあがりました。
アウトプットの大切さに気付いてからしばらくしてこの本に出会ったのですが、もっと早く出会いたかったなという1冊です。
以前この本を参考に書いたアウトプットとインプットの比率についての投稿はこちら→覚えたいからこそ陥る勉強の罠「過剰インプット」
マインドマップはこちら↓
ちなみに私は本を読むときにこんな感じで「マインドマップ」にまとめています。
9つだけ大切だと思ったことをメモしておくのです。
ビジネス書5冊の紹介には私のマインドマップも載せておくので(ちょっと恥ずかしい)参考にしてみてください。
マインドマップについて詳しくはこちら→マインドマップで頭の中を可視化する
とりあえず何か1冊読みたいな…というあなたに
SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える
シンプルであることは「すべて」において最も大切なことである……ということが学べる本です。
例えば会社のルール、マネジメントをする上での数値的指標、キャッチコピー、年初めの計画、その達成方法、人生の目的などなど、とにかく基本的にすべて「シンプルである」ということがとても大切です。
ある意味すべての基礎となる考え方なので、まず1冊という方にはおすすめです。
シンプルといえば、数ある「名言」もシンプルがゆえに魅了されるものの一つです。
言葉の中にたくさんの言葉以上のものが詰まっている名言は、新しい考え方をくれたり行動の指針になったりするので、ご興味あれば毎日名言をツイートしている私のTwitterをフォローしてください。(露骨な宣伝)
シンプルルールがどれだけ大切かをまとめた投稿はこちら→シンプルルールが世界を支えているといっても過言ではないという話
マインドマップはこちら↓
時間がないという感覚をどうにかしたいあなたに
When 完璧なタイミングを科学する
失った富は努力によって、失った知識は勉学によって、失った健康は節制することや医療によって取り戻せるが、失った時間は永久に失われたままだ
―サミュエル・スマイルズ
という言葉の通り、時間は取り戻すことができないにもかかわらず、人はつい時間の価値を軽く考えてしまいます。
新年はもっと時間を大切にしていきたい……と考えているならば、どんなタイミングでどのように過ごせば時間を有効に使えるかが書かれているこの本はとても有益だと思います。
また、時間術や習慣化に関する本は色々読みましたが、1冊だけというならこの本をおすすめします。
そんな色々読んだ集大成はこちら→月10冊を8カ月続けて考えた本当におすすめの習慣術
マインドマップはこちら↓
心理学、行動経済学に興味があるあなたに
ファスト&スロー
名著中の名著。
様々な本を読んできましたが、多くの本にこの本は引用されていました。
現在の心理学などのもととなっている考え方が詰まった本なので、ここから始めてみるのは結構いいと思います。
もちろん、ここで勧めるくらいですし、難解な専門書というわけではありません。
上下巻でかなりのボリュームではありますが、例も多くかなりわかりやすいので、人間の行動原理を勉強してみたい……という方はぜひ手に取ってみてください。
また、そういった勉強はバイアスに引っかからないようにするためにも必要で、バイアスについてはこの本を参考にこちらで少し紹介しています→可能性を狭める「バイアス」による支配からの脱出法
マインドマップはこちら↓
この本は2週読んだので、こんな感じのマインドマップになっています。
上巻が上で、下巻が下です。
人生を左右する「仕事」について考えたいあなたに
科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方
この本は、私がずっと見てきたメンタリストDaiGoさんの心理学等の動画の、文献リサーチ担当のパレオさんこと鈴木祐さんが書いた本です。
年間何千本という論文を読むパレオさんだからこそ書けたという内容で、最近では転職をしたいという人がいたらとりあえずこの本を勧める、というくらいの良書です。
今は転職を考えていない人でも、もしかしたらこの本がきっかけで転職をすることになるかも……というくらい、「幸せになるための仕事」について考えられる本なので、絶対に転職はしないと決めている人にはちょっと劇薬かもしれません。
パレオさんのトークライブの内容も踏まえて書いた投稿はこちら→【人生=偶然】夢や目標より大切なものとは
マインドマップはこちら↓
学校の数学はこれを教科書にすべき
数学ガール
数学はお好きですか?
好きだと答えられる人は少数派だと思いますが、学校で学ぶ数学しか知らなければそれもしょうがないかなと思います。
この本は、そんな学校の数学しか知らない人が、数学の深淵な世界に魅了されてしまうような物語が書かれた本です。
上記リンク先にある方がメインストーリーで、こちらは中学数学から大学数学の内容、さらには最先端の数学の入り口までもが詰まっています。
高校生の「僕」が同級生や後輩などの様々な「数学ガール」たちと数学トークを繰り広げるという青春物語なのですが、もし数学がわからなければ、その雰囲気だけ感じていても十分に楽しめる内容になっています。
また、こちらのサブストーリーの方は、高校生くらいの数学を1からより深く、そしておもしろく学ぶことができる内容になっています。
数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話
数学の本当のおもしろさが詰まった名著なので、本当に学校のサブ教材として採用してもらいたいくらいです。
現役高校生や中学生、「数学ってちゃんと学ばなかったけど、実はおもしろいって本当?」と思っている大人の方や、もちろん数学をしっかり学んでいる方にもおすすめできる本なので、ぜひ。
ちなみに今年私は最新のものを3冊ほど読みました。
プログラミングを始めてみよう
今年は色々なプログラミングに触れたので、その入門方法を3つご紹介します。
・Excelマクロ
・Web制作
・ディープラーニング
――業務効率化を図りたい一般の方向け――
たった1秒で仕事が片づく Excel自動化の教科書
プログラミングなんてしないよーという方でも、Excelを使っている方は多いと思います。
そのExcelの作業を一部でも自動化できたらとっても楽ですよね。例えば
・いつも送っている手紙の入力フォームを作る
・皆がそれぞれつけていた商品データを一つにまとめる
・ばらばらになった電話番号の表記を整える
などなどいろいろなことが自動でできるようになります。
私も最初は業務効率化のためにExcelマクロを始めたのですが、ついには以下でご紹介するような様々なプログラミングに触れることになりました。
もちろんそこまではいかずとも、やってみると結構楽しいものだったりするので、ご興味あればぜひ。
ちなみにこの本は、何冊か読んだ入門書の中でも一番わかりやすく、すぐ実践で使える知識も入っているので、おすすめにあげました。
――とりあえずエンジニアになりたい方向け(副業もあり)――
30DAYSトライアル(デイトラ)
これは本ではなく、無料で見れるWebサイトです。
・副業で月5万円稼げるようになりたい
・プログラマーとして転職したい
・フリーランスエンジニアになりたい
・Webサービスを開発したい
という方に向けて3段階それぞれ30日分の課題が無料で出されています。
実際私もこれにチャレンジして、短期間で自分で仕事をとりにいくことができました。
例えば、20日ちょっとくらいでこのくらいは作れるようになります↓
私はこの記事を書いている方々が主催した勉強合宿で転職を決めました。
また、来年にはアプリ版も出るそうです。
無料とは思えないクオリティで、さらにどんどん進化していっているので、とりあえず興味があったら見ておいて損なしだと思います。
――AI(機械学習)に興味がある方向け――
ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
最後にご紹介するのは、AIや機械学習、ディープラーニング等に興味がある方向けの結構がっつりとした入門書です。
AIといっても様々で、その中でも例えば
・音声認識
・画像認識
・自動運転
なんかに使われているのが「機械学習」という分野です。
さらにその中の手法の一つに「ディープラーニング」というものがあって、それについて数学的部分も含め一から教えてくれるのがこの本です。
Pythonというプログラミング言語を使っていて、それについては少し扱える前提だった気がするので、ちゃんと動けるものを作りたいという方であれば、Pythonの勉強は少し必要かもしれません。
プログラミングは別にいいという方であれば、その仕組みを追うだけでもなかなか楽しいので、最新のAIの仕組みを知りたいという方にもおすすめです。
私はExcelマクロから始めて、デイトラでエンジニアという道の入り口に立ち、そして機械学習エンジニアとして転職することになりました。
この投稿を読んだ誰かが、自分に必要な形でプログラミングを使って、それで何かを実現できるようになれたら嬉しいなと思います。
私の好きな小説
すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&Mシリーズ
最後は小説です。
関連作品をすべて合わせると50作品以上もあるかなりの超大作で、現在も続いています。
その物語の始まりであるこの本は、これ1冊でもとってもおもしろい内容になっています。
SFミステリーの金字塔ともいわれるくらいなので、理系の方やミステリー好きにはおすすめですが……はまると沼なのでお気を付けください。
私は今年、新作を2冊ほど読みました。
さいごに
ということで9冊+αのご紹介でした。
特に最初の5冊のビジネス書はどなたにでもおすすめできる本です。
ご興味あればぜひ手に取ってみてください。
ちなみに普段は本の内容などから使える知識をご紹介する……という内容のブログを書いているのですが、もともとの書き始めた理由は勉強効率をあげる「アウトプット」のためでした。
それが少数ですが誰かの役に立っているようで、とっても嬉しく思います。
最初のころと比べるとかなり読みやすくできているかな? とは思うのですが、これからももっと良い内容を届けられるように頑張っていきたいです。
来年ももちろんこのまま読書とブログは続けていきたいと思っているので、フォロー等していただけたら励みになります。
そして、このブログがもとで読書を始めたり、何かを変えられたなんて人がいたら、うれしく思います。
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