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No.152【アドラー心理学】愛するということ

こんにちは。

オンラインダイエットコーチ
メンタルフィットネスコーチ
新井浩太(こうた)です。

さて、アドラー心理学を学んでいるので、今日もそこで感じたことや考えたことをお伝えしますね。

アドラー心理学というと「嫌われる勇気」が最も代表的な著書だと思います。

その嫌われる勇気の続編であり、完結編の「幸せになる勇気」は読まれましたか?

読んだからからどう、読んでいないからこう。ということではなく、幸せになる勇気の後半にエーリッヒ・フロムの「愛するということ」の引用がいくつか出てくるんですよね。

その「愛するということ」という本は忘れもしません。

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3年くらい前に読んで、僕のヒトに対する見方を変えて、人生を変えたと言っても過言ではない本なんですよね。

その本の著者のエーリッヒ・フロムは精神分析に社会的視点をもたらし「もっとも人間らしい生活とは何か、そしてそれを可能にする社会的な条件は何か」を生涯にわたり追求した人間性や人間愛を重んじるヒューマニストです。

そのフロムの代表作の一つが「愛するということ」で、世界的ベストセラーになっています。

人は愛を求めている

僕は今の時代、多くの人は愛に飢えているのではないかと思います。

多くの人は、孤独を潜在意識下で常に抱えながら生きて、他者との繋がりを求めているのではないでしょうか。

他者との繋がりとは、上辺や表面的であったり、インターネットを通じたものではなく、人の温かさを感じる愛のある繋がりです。

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愛とは…

フロムの著書「愛するということ」では「愛とは技術で、人間的な成熟度に関係なく浸れるような簡単な感情ではなく、自分の人格全体を発達させて全力をあげて努力をしない限り人を愛そうとしても失敗する」と書かれています。

僕もそのとおりだと思います。

何故なら、愛とは無条件で見返りを求めない受容と奉仕を与え続ける行為で、相手の喜びが自分の喜びだと感じることだと思うからです。

人は繋がりを求めている

人はこの世に生を受けた瞬間から、出産されて外界に出るまでは、母親とへその緒を通じて繋がっていて、二人の人間が一体化しています。

しかし、ひとたび外界に出ると一つの個体として生きていくことを余儀なくされて、次第に自己の確立が進み、各個体がそれぞれ特有の感情を持ちながら生きて、自分らしく「個として生きたい」と願うようになります。

そのように願う一方、外界に出る前の母親と一体化していた時の心地良い記憶にない記憶を体感しようと「他者との一体化」を求める矛盾した行動をとります。

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精神や心の一体化はできるのではないか

他者と体の一体化は当然できませんが、精神や心の一体化はできるのではないかと、僕は思います。

しかしそれは簡単なことではありません。

異なる個体同士が一体化するためには、相手を受け入れられるように、受容できるキャパを広げる必要がありますが、それを確立された自己、自己愛がそれを阻みます。

他者との一体化を望む一方で自己の確立を望むという矛盾を乗り越えて初めて、相手を心から受容できるようになるということです。


受容は自己犠牲の上に立つ受容ではいけない

相手の受容とは、自己犠牲の上に立つ受容ではいけないと思います。

自分を犠牲にして、自分が我慢をして得られる受容ではなく、相手の幸せが自分の幸せと思えるように思考を変えるということです。

それは自己愛と他者愛の矛盾と葛藤しながら勝ち得ないといけないため、難しいと思います。

フロムが言っていたように、「愛とは技術で、人間的な成熟度に関係なく浸れるような簡単な感情ではなく、自分の人格全体を発達させて全力をあげて努力をしない限り人を愛そうとしても失敗する」ということで、とても難しいと思います。

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愛を向ける対象…

どこにどれくらいの愛を向けるかは、その人それぞれだと思いますが、愛には大きさがあり、最も小さいものが自己愛で、最も大きいものが子供や配偶者、恋人やパートナーへ向ける愛ではないかと思います。

友人や知人、職場などへの愛の大きさはその中間にあたるものだと思います。

愛を最大化するために…

愛の大きさを最大化するように努めることが重要で、そのためには、どんな犠牲を払ってでもその人を守りたいと思うような「出会い」が必要だと思いますが、その最たる例が子供ではないかと考えます。

子供ではなくても、配偶者や恋人、パートナーなどに対してでも、もちろん得られると思いますので、何が正解かは分りません。

いずれにしても何かのタイミングで、そのような気付きを得られる出会いは必要なのではないかと思います。

多くの人が自己愛から他者愛に愛の大きさを広げることができたら、みんなの毎日が穏やかに笑って過ごせるのではないかと思います。

と、こんなことを言っている僕もまだまだ未熟で小さな愛しか持ち得ていないので、少しづつかもしれませんが、これからも愛の大きさを最大限にできるように努めたいと思います。

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ということで今日は以上です。

これからもアドラー心理学を学んで実践して、自分らしく強く生きていきたいと思います。

同調圧力を押し付けようとしたり、上下関係をつくろうとマウントを取る人、権力を振りかざす人などに屈することなく、共に自分らしく強く生きましょう!!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます☆

また明日(^O^)/

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