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スポーツに絡んだ書きもの集

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スポーツに因んだ短い文です。観戦記、スポーツの仕事、スポーツメンタルコーチングなど。
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記事一覧

書評 196 「為末メソッド」

著者が長年唱えている「人間を知りたい」。その探求と、自身が現役時代に考えて実行したことを…

書評 188 「日本のスポーツビジネスが世界に通用しない本当の理由」

外資系経営コンサルを経て、プロ野球球団やBリーグで働いた著者による、プロスポーツチーム経…

書評 185 「Link」

スピードスケートで世界のトップにたどり着いた小平奈緒さんの自伝。彼女の年齢ではまだ半生記…

書評 175 「限界の正体」

為末大さんによる2016年の著作。限界は自分が思い込んでいるだけで、実はそこが限界では無…

書評 169 「スタジアムの宙にしあわせの歌が響く街」

著者はJリーグ川崎フロンターレのプロモーションに長く携わる。サポーターを増やすため、地域…

日本陸上競技選手権 2023

今年は最終日の観戦。 一昨日が嘘のような好天のもと、良い試合を見せてもらいました。 どれ…

凡ミスなのか

テニスもウィンブルドンなどの大きな大会になると、新聞に試合の記事が載る。その中で「凡ミス」という単語が出てくる。凡ミスによりセットポイントを失った、という様に。 この「凡ミス」は英語の「Unforced error」の訳語として使われている。これが違和感満載である。 際どい狙いが僅かに外れたとか、強打がネットにかかったとかはUnforced errorになる。どちらも積極的な攻撃が決まらなかったもので、凡ミスのイメージには遠い。 恐らく書いている記者も同じ感覚だろう。「For

書評 146 「アスリートの哲学」

陸上短距離で日本を代表する選手、末續慎吾の2冊目の著書。オリンピックと世界陸上でメダルを…

小さな変化を作り出す 〜コーチの一言〜

同じ練習を淡々と続けるのは厳しい。 我慢は修行僧のような達成感に繋がるかもしれないけれど…

自問自答 〜コーチの一言〜

目標に向かって何をやるべきか? 自分の悩みは一体なんなのか? 「そんなことは自分が一番わ…

まだ 〜コーチの一言〜

憧れのプレーヤーの得意技。 勝負の場面で自信を持てるプレー。 誰もが1つ2つ、身につけたい…

ウィナーズスピーチ 〜コーチの一言〜

テニス全豪オープンが開幕しました。西岡良仁選手が自身初のベスト16に進み、ひとつ殻を破っ…

笑ってみる 〜コーチの一言〜

立ち上がりからゲームセットまで最高のプレーを続けて勝つ。 こんな会心の試合をしたいもので…

素の気持ち 〜コーチの一言〜

試合に負けると悔しい。 例え相手が格上でも、やっぱり悔しい。 悔しさから、 「ほんとは自分の方が強い。今日は運が無かった」 と思うことで立て直す。 こんな経験、ありますか? 折れそうな心をごまかしてでも、続けるために支えないと。そんな思い。 では、続けていくのは何のためか? それは、いまよりも上のステージに上がりたいから。 着実に上へ上がっていく人には共通することがあります。 それは「今の自分を認める。そして相手に敬意を払う」。 今日負けた自分を目を逸らさずに受け容