書評 231 「ざっくり分かるファイナンス」
書名通りの内容。会計(アカウンティング)ではなく、財務(ファイナンス)の解説書。企業がどうやって資金を集めて、どう使うか。これが財務の基本。企業の成長には当たり前だが「資金のやりくり」が必須。そして、そのやりくりをこなすファイナンスのプロたちの判断のベースにはセオリーがある。そんなことが分かる。
ただ、全くの素人には難しいだろう。できるだけ平易な例を挙げての説明に努めているのだけれど、用語や実際の場面への知見が皆無だと、それでも難解。少しだけでも企業の経理や財務に携わったけ