お嬢様学校とアケミの告白
中3の1学期の期末テストが終わり、成績が全く上がらない事に悩んだ。部活を引退した“今まで勉強をサボっていた男子″がグンと力をつけていた。自分が頑張ったつもりでも、周りも同じペースかそれ以上に頑張っているからだ。
私の第一志望高校は学区内にある母も叔母も親戚一同が通った進学校、約220名のうち40番以内に居れば“安牌″と言われていた。その中のトップ3が隣の市の更にレベルの高い進学校の“理数科″に行ける特権を持っている。そのトップ3の中に夕ちゃんの“オキニ″の翔平くんと、私が勝