【爆発〜やさしくなりたいが無理な時もある】

やっぱり無理だった。
人間というものは浄化されるのに時間がかかる。

とある事がきっかけで3月末の記憶がフラッシュバックした。
（過去記事：ストレスとデトックス参照）

SNSなんて嫌やら見なければいいのに、嫌でも目に入ってくる。それを見てしまう自分にも嫌気がさした。

せっかく新しい薬になったのに、４日前から今度は数時間しか眠れなくなってしまっていた。

辛くて涙が止まらなくなって、昨日の朝クリニックに駆け込んだ。

きっと今の私は狂気じみている。
昨日休みだったので、夕方もうどうしようもなく全てに腹が立ち、ODの準備をした。

今まで溜まって余ってる錠剤の数を数えていたら、おかしくて笑いが止まらない。
いつものこと。
錠剤の数を数えている時が1番楽しい。
いつものこと。
おかしくて仕方なく笑ってるのに、涙で顔が濡れていた。

そこまでして、やはりダメだと自責の念にかられ、朝行ったばかりのクリニックに電話した。

これまでの私ならもっと早い段階でアルコールと処方箋をカブ飲みしていただろう。
それを抑えるのが難しい、それが衝動性の一部だと分かった今、確認のためクリニックに電話した。

（ほめられた話ではないが、これでも以前より進歩したと言えよう）

クリニックの受付の人からしばらくして電話があり、『今何かほかに気分が紛れることはできないか？好きな事はないか？』と聞かれた。

昼間にずっと我慢してたケーキは食べたし、そもそも疲れと睡眠不足も重なって体がしんどい。
ピアノなんて今は仕事以外で見たくも聴きたくもない。


ココ数日間の暑さと建物内のエアコンの温度差に体がやられて微熱もある、しんどくて仕方ないのに頭だけ冴えてる。
そもそも論、変に冴えた自分の頭を呆然とさせるため、少しでも眠りにつきたくて、全部忘れてしまいたくて、ODの準備をしたんだ。

これは昔からやってきた、私の伝統的な“儀式“、体に頭に全てに良くないことくらい百も承知だ。

クリニックの人の質問に、泣きながら『何もない、ケーキも食べた、しんどくて動けない、気分が紛れてODする必要がない精神状態なら、そもそも電話なんかしない』と答えた。

『最近飲み始めたADHDの衝動性を抑える薬を一錠追加で飲んでいいと先生が言っている、薬も足りなくなるし、しんどいと思うから明日でもいつでも診察にいらしてください』と言われ、電話を切った。

何人かの友人とLINEをした。
（私が勝手に友人と思っているだけかもしれない）　

やっぱり私は簡単にハイ終わり、なんて思えない。

自分の中でようやく消えかかってた深い傷口をわざわざ自分でえぐり出して、そこに塩を塗りこんでいる私はバカだと話した。

何なのいったい、バカみたいに頑張って、私1人だけ突然切られたのは紛れもない事実、それだけは誰から何と言われても変えようのない事実。
最初から利用するだけ利用して、ちょっと気に入らない事があったら、用が済んだらポイと切るつもりだったんだろうか。
許せない。


搾取する人間、自己愛が強く女性蔑視するオレ様男を、私は昔からこの世で何より嫌いだったんだ。今ごろ気づいた。

慰めの言葉をいただいた、優しい人も居た。
早く忘れなさいとも言われた。
忘れろだと？自分や自分の子どもが同じ事をされてみろ。

私は自分を深く傷つけた赤の他人を、完全に許せるほどまだ人間ができていないの。
中々優しくなれないの。
僧侶のようになれないの、まだ人間としてそこまで到達できてないの。

夕方、どうしようもなくなり滅多にしない感情的なツイートをした。
今の私のポストにいいねを押す人なんてほとんどいない。
誰かの顔色を伺っているのか、やはりマリーさんはキチガイだったと、“元お友達同士“で話しているのか、そのくらいの事だろう。

上っ面だけの女友達、上っ面だけの友情、上っ面だけの仲間、私が切られた瞬間から手のひらを返した人間は数えあげたらキリがない。

Xを再開して、そっち界隈とは関わってないのに、私を見つけてわざわざブロックしている人間もいた。

幼稚な手口。
いい歳した大人が、考えただけで反吐が出る。
そうやって永遠に友達ごっこしていればいい。

驚いた事に、『私のせいで思い出させてしまって、本当にごめんなさい』とDMをくれた人が居た。
こっちこそビックリさせてごめんね、違うの。
心配してくれる人に限って、そのような事に敏感に反応して共鳴するんだ、悪かった。



違うの、アンチが多い中、少数派なのに勇気を出して私にメッセやDMをくれる人がいる事に驚いて涙した。
自分の全く知らないところで共鳴してくれた人が確かに居た。

ミレイちゃんや博識ハルキストくんが教えてくれた。

相方は先日から私の異変を即座に察し、とても心配している。彼にもつらく当たってしまった。
せっかく来週から全てを忘れに、南西諸島に行こうと楽しみにしているのに。

『オレは直接会った事ある人もごく一部だし、ピアノも弾かないし、運営の手伝いしかしてないけれど、それでもやっぱりずっと横で見てたから腹立つよ。
それって大人の見えない集団のイジメと同じだよ。
elenaの事、あれだけ仲良いフリしといて、状況が変わると最初から存在しなかったようにふるまう人間、結局自分さえ見てもらえりゃ、自分さえ良けりゃいーんだよ。
その人らも上っ面だけの友達ごっこなんだよ。
寂しいから、そういうぬるま湯に浸かっておきたいだけ。
それか後から入ってきて色々してたelenaを面白く思わなかったってだけ。
無理に今すぐ忘れようなんて言わないから、頭も体も休めよう』

確かにnoteを書き出して、随分気持ちが落ち着いていた。衝動性も激減した。
主治医が言うように、自浄作用、記憶の整理ができるようになった。

ただね、noteやSNSだけで自分の気持ちのコントロールや発散ができるなら、誰もメンタル病んだりしない。
精神科も心療内科も薬も世の中にいらねーんだわ！！
今の私に難しい話をされても分からない。

とりあえず、生徒ちゃんに繰り返し教えて自分も暗記している、英語の不規則変化動詞を眺めては言い続ける『see - saw - seen』、カタカナ表記は本来したくないが、リード、レッドレッド…studyは不規則変化じゃないけどyをiに変えてedね、、、

私の好きな助動詞、mustの書きかえはhaveまたはhas to〜ね、mayとcanは〜してもよいって許可の意味も持つよ…
1人で夜中、生徒ちゃんがLINEで送ってきた宿題をチェックしながら、その作業をしている時が1番落ち着いた。気持ちが逸れるから。

そういえば音大時代の楓という友人が同じマンションで、夜中に遊びに行ったら数学の問題集が側に置いてあった。私の視線に気づいて彼女はそれをサッと隠した。

一般教養の授業で数学がないのに何故あるのか聞くと、楓はストレスが溜まったら数学の問題集をひたすら解くと言った。
『答えが一つしかないからスッキリするのよ』と言った彼女の笑顔を思い出した。

去年久しぶりに彼女に会った時、楓はその事を忘れていた。でも数学は今でも好き。
元々リケ女だった楓は、音大にどうも納得が行かず、首席卒業後また猛勉強して別の大学に編入学し、今ではエンジニアになっている。

何も考えたくない、思い出したくない、まだ過去を全てを受け入れるほど、私の心にはその余白が準備されてないの。

もっと人に、自分に優しくなれたらどれほどいいだろう。
昨日より今日、今日より明日、もっと、寛容に、器用に、優しくなれますように。

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