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松任谷由実 彼の実家に行く前日、何故かルージュの伝言を思い出した。 彼氏の浮気を叱って…
ときめき 空の木と書いてウツギと読む。〈そら〉と読むか読まないかでこんなにイメージが違…
シロツメグサに見えない事も無いけれど、作りたかったのはヒメツルソバの花である。 ピン…
宗教観 宗教を批判するつもりは毛頭ない。 午前の仕事から帰り、午後の出勤時間まで全力で…
残念なもの 朝、ゴミ出しに行って目についたソメイヨシノのさくらんぼ。 さくらんぼと言え…
どちらも彼が残したもの。そして私が捨てられないもの。 コピルアク 「何かいい事あった時…
キットで買ったクロスステッチ。四角い目をバツ×印で埋めると丸いミモザが咲いていく。不思議だ。 同じ色で挿せる場所を最短距離でワープしながら刺し進める。〈糸が足りるだろうか〉という心配しながら遊ぶ。 差し迫った小さな不安はいいものだ。少し先の大きな不安を考える余裕をマスキングしてくれる。 〈糸が足りるだろうか〉は〈今日の夕飯どうしようか〉を覆い隠し、今日の夕飯は〈義母宅への訪問〉を隠し、義母からの招待は〈絶縁宣言した実母との関係〉を隠し、実母の存在は〈圧倒的に足りない老後
道路脇の用水路にいるカルガモを見て「いいなぁ...」としみじみ感じながら、私だってラブラ…
会社からの帰りにふと見上げた空にたぶん満月が輝いていた。 彼と見上げた夜空はいったい何…
何とも力強そうで、困難に耐えて咲きそうな花の名なのに、撮影日は5月半ばを過ぎていた。タ…
海の中へと続く階段が好きだった。元の写真はこんな感じの場所 年に数回、防波堤から覗き込む…
納骨 知らせはLINEで届いた。 3回忌を終えた彼が納骨されたのは、私の誕生日だった。 因果…
誕生日 通勤途中道路脇に咲き誇るコスモスを見ていつも思う。 昔はワインレッドのようなバー…
本当に好きだった? パンやお菓子を作ったり、ネットで新しいレシピを探したり何かを作るのが好きだった。 何かを始める前に〈まず音楽をかける〉彼に影響されて私の好きな音楽の幅もますます広がった。 今になってみると、それがどう好きだったのかわからなくなっている。 彼が美味しいと喜んでくれるから料理が好きだっただけかも。 幸せそうに音楽を聴いている彼を見るのが好きだったのかも。 種まきが大好きだった。きれいな花も美味しい実りも。でもそんな小さな命さえ、尽きる日までのお世話