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私のデザインスクール紹介: Copenhagen Institute of Interaction Design

最初の記事として、自分が現在所属しているデザインスクールとそのプログラムの紹介をしたいと思います。特にデザインスクールへの進学を考えている人に参考になる記事かと思います。

Copenhagen Institute of Interaction Designとは?

【世界デザインスクールランキング17位のCIID】
そもそもデザインスクールとは何かですが、様々なデザインスクールが存在します。目的に応じて志望すべきスクールは変わりますが、Business Insiderが2012年に世界のデザインスクールランキングを公表しています。
https://www.businessinsider.com/the-worlds-25-best-design-schools-2012-11

- Hong Kong Polytechnic University
- Georgia Institute of Technology
- Aalto University School of Arts, Design and Architecture (fka University of Art and Design Helsinki)
- Institute of Design (Chicago)
- UCLA Design Media Arts
- University of Illinois at Chicago School of Art and Design
- University of California at Berkeley School of Information
- California College of the Arts
- Copenhagen Institute of Interaction Design
- New York University Tisch School of the Arts
- Cooper Union
- Cranbrook Academy of Art
- Savannah College of Art and Design
- School of Visual Arts—New York City
- Rochester Institute of Technology College of Imaging Arts and Sciences
- Art Center College of Design
- Carnegie Mellon Human Computer Interaction Institute
- D School: Institute of Design at Stanford University
- Royal College of Art
- Pratt Institute
- Parsons The New School for Design
- Carnegie Mellon University School of Design
- University of Cincinnati (College of Design, Architecture, Art and Planning)
- Massachusetts Institute of Technology Media Lab
- Rhode Island School of Design

これら全てが異なる目的・カリキュラムを保有しているので、一概にランキング付けすることは難しいと思いますが、私が所属するCIIDは17位に位置していました。

CIIDはInteraction Designをカリキュラムの中心としているデザインスクールですが、他全てのデザインスクールと異なる特徴はその設立年にあります。なんと2008年に設立したばかりであり、2012年時点で23名の生徒しか存在しません(現在は300名程度がAlumniとして存在します)

【Learning by Doingの理念】
CIIDは1年のInteraction Design Programを運営しています。詳細は後述させていただきますが、1年間でInteraction Designの基礎(例: 人間中心デザイン、ビデオプロトタイピング、機会学習など)からサービスデザインや実際のクライアントを想定したプロジェクトまでを実践するため、新たに学ぶことやチャレンジが非常に多いデザインスクールとされています。

その全てのカリキュラムで重要視されるのは、"Learning by Doing"というやりながら学ぶ(習うより慣れろ)という精神です。逆にそうしないとこれだけの量のカリキュラムをこなすことはできません。またクラスのほとんどがグループワークで行われるので、仲間から学ぶという要素もあり、多様なバックグラウンドを持つ生徒間で刺激的な学習ができます。CIIDは理論的なことよりも、こうした実践的な要素を中心に据えたプログラムを準備していることでも、有名なデザインスクールです。

というわけで少し想像がつくかもしれませんが、ある程度の専門性があった方が、グループの中で効率的に動けるのではないか、というのが自分の仮説です。もちろん必須ではないですし、むしろ学ぶことが重要なのですが、入る前に「自分が何者」ということは明確にしておくべきだと思います。

Interaction Design Program in Costa Rica

CIIDは1年間の"Interaction Design Program"を運営しています。その名の通り、Interaction Design Programを学ぶプログラムなのですが、2020年からコペンハーゲンだけではなく、中南米のコスタリカでも同様のプログラムの運営を開始しました。ちなみに、私はコペンハーゲンに行く予定だったのですが、CIID側の問題で全ての生徒がVISA取得ができなかったので、コスタリカ行きとなりました。なお、今後コペンハーゲンでのプログラム有無は未定とのことです。また1年間のプログラムのため、学位はありません。

CIIDは生態系を中心としたイノベーション・デザインをコンセプトとして掲げており、世界の6%の生態系が生息していると言われているコスタリカに拠点を設置しました。その一環でこのInteraction Design Programもコスタリカで開催されることとなりました。CIIDとしても初めての試みですので、初のIDP Costa Rica出身の日本人として、今後その内容を詳細に解説していきたいと思います。

【Human-Centered-Designではなく"Life-Centered-Design"】
CIIDでは少し異なるアプローチを学びます。従来の"Empathize->Define->Ideate->Prototype->Test"といった"Human-Centered-Design"の要素も色濃く学ぶのですが、上述した通り、人間だけではなく地球全体のことを考えてデザインすることを学びます。まさに、SustainabilityやCircular Economyを支持しているデザインスクールとなります。

こちらが設立者のSimona MaschiのForbesの記事となります。一方でまだ自分はまだ学んでいない身なので、その本質は今後投稿させてください...。
https://forbesjapan.com/articles/detail/31027

【毎週深夜ワークとなる過密カリキュラム】
ここに1年間で学ぶコースを並べてみます。相当な量です...。これを1週間のグループワークを通して学ぶことになります。

【Foundation】
Team Building
Introduction to Interaction Design
Digital Fabrication
People Centred Research
Introduction to Programming
Computational Design
Video Prototyping
Physical Computing
Machine Learning
Immersive Experiences
Interactive Data Visualisation
Interactive Spaces
Performative Design/Wearable Computing
Sound Design
Sensory Design
Rapid Experience Prototyping
【Investigation】
Graphical User Interface
Tangible User Interface / Sustainable Product Design
Service Design
Enchanted Objects (The Internet of Things)
Emotive Digital Services
Working Intelligence
Immersive Experiences
【Project】
Industry Project
Final Project

これだけの量のプログラムを全く異なる背景の人たちとグループになって学ぶわけですから、相当な負荷がかかることになり、夜通し課題に追われることになるわけです。その分、成長余地も多いと思いますので、自分としては最適な環境なのですが、ある程度の覚悟を持って参加すべきと思います。

所属する人のバックグラウンドは無限大

こちらもまた別記事で詳しく書きたいと思いますが、所属する人は非常に多様性に富んでいます。(国籍はもちろんですが)自分が知りうるだけでも...以下のような人が仲間です。

【ビジネスの例】
- 大手外資系投資銀行: 株式セールス
- 大手外資系戦略コンサルタント
- スタートアップのBusiness Developer
- 社会起業家
【デザインの例】
- UI/UXデザイナー
- グラフィックデザイナー
- モーションデザイナー
- Interaction Designer
- 工業デザイナー
- 写真家
【エンジニアリングの例】
- ソフトウェアエンジニア
- インフラエンジニア
- プロダクトマネージャー
- データサイエンティスト

ここに記したのは一部ですので、全て並べるとキリがないのですが、カリキュラム以上に仲間から学べることが非常に多いデザインスクールだと思います。実際自分は写真が好きなのですが、ニューヨークのデザインスクールで写真を専攻していた28才のコスタリカ人とよく写真撮影に出かけつつ、その技術を教わっています。

まとめ

・CIIDは設立されて間もないが、世界でも有数のデザインスクール
・Learning by Doingを重要視する実践要素が強いデザインスクール
・CIIDはコスタリカに拠点を設置し、今年から1年間のプログラムを開催
・Human-Centered-DesignではなくLife-Centered-Design
・毎週深夜ワークとなる過密カリキュラムを提供
・多様なバックグラウンドを持つ人材が集結するデザインスクール

町田




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ビジネスとデザインの融合。外資系コンサル⇨Copenhagen Institute of Interaction Design。コスタリカに在住。Photography/Videographyに挑戦中。主にビジネスとデザインの関係性について書き連ねます。
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