現状維持を望む男の成長
僕の悪乗りのような昨日の記事にしっかり付き合ってくれてコメントでご自身の【note力】をご披露してくださる皆さんは本当に最高だと思いました。半年後くらいにまたやるんで各々note力を鍛えておいてくださいね!#調子に乗るんじゃない
こんにちは、コッシーです。
さて、4月に行われる介護報酬改定まで残すところ1ヵ月ちょいとなりました。今回の改定では極端に大きく変更する点はないかもしれませんが、それでも新たな加算が増えたり、人員基準等の変更がありますので、介護現場によっては今までのやり方などを変える必要がある事業所もあるかと思います。
そういう時に必ず現れるのが【現状維持】を訴えるスタッフです。
「今のままで上手くいってる」「手間をかけてまで変える必要はない」「やり方を変えて上手いく根拠ある?」「失敗したらどうするの?」などなど、マイナス面やリスクだけを主張して、あくまで現状のやり方を変えない姿勢を貫くスタッフがおります。
言い分はともかくそういうスタッフの真意としては、新たな事にチャレンジする面倒くささと自分の知らない事に関しての強い拒否感を覚えているのだと思います。
気持ちはとても分かりますが、それでも変わらないといけない時が必ず訪れます。嫌々ながらも対応しなければいけないのです。
うちの会社にも現状維持をこよなく愛する男おりまして、もう分かっている方もいるかもしれませんが、デイサービス管理者のYさんです。
Yさんは本当に変化を嫌い、頑なに今までのやり方を主張します。数年前に新たな加算の取得のために様々な取り組みを起案したところ、普段は何も考えずに仕事をしているのにその時は、「その加算を取るためには今までよりも作業時間がこれだけ増えて、その割に取れる加算点数が見合っていないように思えるから、止めた方がいいと思う」といきなり論理的に反対意見を述べてきます。いやその思考を普段から持てよ。
そんな現状維持を愛し現状維持に愛される男のYさんには申し訳ありませんが、今回の介護報酬改定では今までのやり方を変えないといけない加算があり、それはいくら反対されたとして今後のデイサービスの行く末を考えた時には必要となると僕は思っています。
そのためYさんが何を言おうとも絶対にやるつもりでいました。
先日、Yさんを含むデイの主要メンバーを集めて、新たな加算の話をしました。それにより今までのやり方を変えていかないといけなくなると説明しました。
さあこいYさん、どんな不平や不満も跳ね返してやるぞ!そう思っていたんですが、Yさんからは「俺は具体的には何をやればいいかな」という超前向きな意見でした。
その後も全く現状維持を訴えないYさんに拍子抜けしながらも打ち合わせはスムーズに進み3月からは新たな体制と方法で運営を行えそうになりました。
打合せ終わりにYさんと少し話をした際に「Yさんは絶対に反対すると思っていましたよ」と伝えたところ、Yさんからは「まぁKさんに『あなたがやらないといけないよ』って言われちゃったからね」とハニカミながら笑っていました。
Yさんはちょうど僕よりも10歳年上です。年齢を考えると新しいチャレンジや新たな事を覚えるのはかなり大変だと思いますし、今までの現状維持のスタンスを考えると、この意識の変化は本人にとって結構しんどいと思います。
でも、重鎮のKさんが抜ける危機感か、それともKさんへの恩返しかは分かりませんが、50を過ぎてからなお成長しようとするその姿を僕は本当にカッコいいと思いました。
失礼ながら久しぶりにYさんを先輩だと思いました。
人はいくつになっても成長できます。大切なのは自分の気持ちなんだという事を先輩の背中をみて改めて感じました。
僕も頑張ろうと思います。
現場からは以上です。それではまた。
コッシー
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