「首がもげたキリン」になるまでのこと
子どもたちを学校に送り出し、最低限の家事を済ませた後で一、二時間横になる。あれこれとやらなければいけないこともあるし、掃除したい箇所もたくさんある。しかし夜勤明けの妻が寝息を立てているから大きな音を立てられないし、一日の後半に向けて体力を温存しておかないと、子どもたちが帰ってきてからの身体がもたない。晴れた日には、小学一年生の息子は帰ってすぐに家の近くの公園に行きたがる。自然の豊かなその大きな公園は、私にとっても憩いの場となっている。その頃までに、ある程度問題なく歩けるぐら