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家族と離れる不快感を下り坂で吹っ飛ばす【500文字日記】

ゴールデンウィークも終わったのでパパは今日も異世界転生。部署内での成績順位もいつも通り1桁なので会社の居心地が決して悪いわけではない。

だが家族と離れる気分は決して気持ちの良いものではない。

私が1番会社のヌメっとした空気(分かるよ!って人いるかな?)を感じるのは妻と娘達が起きている日の家を出るときに感じます。

娘は朝私を見つけると今日は仕事休みだ〜と言う笑顔を振りまきながら「だっこ、だっこ!」とおねだりしてきます。白ワイシャツの私は朝ごはんを食べ終わり手が汚れている娘を抱っこするかどうか考え2秒くらいフリーズします。そしてフリーズ中にベタベタしてくるので結局抱っこするのですが。

この幸せな朝のひととき。今から仕事…だと…。
玄関から娘達と妻にバイバイを告げる。
すると2歳でこんな顔ができるのかと思わんばかりの複雑な顔をします。笑顔でバイバイすると思っている娘は認識通りの笑顔でバイバイしようとしつつ、本心の悲しい顔を滲ませながらバイバイする。

するとどうだろうか。
急に眼球に何かが付着した様な不快感と共にヌメっとしたものが頭から肩と背中に伝ってくる様な感覚がするではないか。

このときが1日で1番ブルーな気持ちになる。
その不快感を駅までの自転車通勤で下り坂の勢いに任せて振り解く。

そうすることで私は娘達と妻と離れる寂しさを振り解き出社している。

【余談】

あんなに寂しさを振り解いて下ってきた坂道。
帰りは上り坂だ。

仕事が終わると娘達と妻に一刻も早く会いたくて仕方ないにも関わらず、運動不足か歳のせいか坂を登りきれず手押しで登ることに。

一刻も早くが少しでも早くと言う意味だが一刻自体は15分。途中で自転車を降りて登っても15分増すわけではないからと自分に言い聞かせています。

#育児 #家族 #仕事 #ビジネス #出社 #感情

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