特定非営利活動法人子どもの育ち応援する会

栃木県の一番北、那須塩原市と大田原市で「児童虐待防止」のための活動から、子育て支援をお…

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栃木県の一番北、那須塩原市と大田原市で「児童虐待防止」のための活動から、子育て支援をおこなっています。 専門員たちのつぶやきを書いていきたいと思います。

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子どもや家族についての相談支援の最前線で、私たちが思ったことを備忘録的に書いていきます。 ○子育てに使える知恵 ○発達障害などプロの対応の仕方 ○心理学を用いた子育ての方法 ○過去にあった相談者とのお話し そのほかにも現場で感じるよろこびや葛藤など… 行政と民間と当事者の隙間を埋めようと奮闘するおばちゃんたちのもがきっぷりを、どうぞお楽しみください。

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s025/泣き虫弁慶の反省と言い訳

リレーのはずなのに、書かないまま半年以上経過してしまいました。 有料コンテンツなのに大変申し訳ありませんでした。 返金できないからこれから一生懸命書きます。 晴香ちゃんがわたしのこと忙しいって書いてくれたけど、忙しいのはみんな同じです。 今日は、そんな芝本の反省文を。 この間、わたしが何をしていたか。 相変わらず、伴走型支援、のつもりで利用者さんと歩いたり走ったりつまづいたりジタバタしたりしていました。 利用者さんやスタッフから「あなたがいて良かった」と言っていただいて

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    • h025/誰のためなのか

      リレー式といいながら、沙南ちゃんが膨大に忙しそうなので、待ってはいたけれど、私としても時間を経たせてしまいました。 有料で待っていてくださる方がいるし、私たちの世界でしか見えない部分をたくさん書きたいと思ってるのですが… 頭の片隅にはあって、書かなくちゃと思いながら、時間が経つのがとても早く気持ちばかり置いて行かれている気分です。 民間団体として市民活動をする中で ボランティアの満足度も大切にしながら 利用者の声も大切にして 一人一人の要望に寄り添い 丁寧に活動したいのだけ

      • h024/スキルはあくまでもスキルであるという話

        今年度は時間があるうちにと自分のスキルを上げようと思い、いくつかの講座を受けています。 1つ目として、コモンセンスペアレントトレーニングの里親プログラムが13回をもって受講終了しました。 途中新規委託児童の受け入れなどがあり、受けられなかったりとありましたが、この講座では一貫して里子のグリーフ体験をいかに少なく考えていくか・・・を考える機会になりました。 2つ目は専門里親です。 児童相談所から「受ける?」と聞かれて「いや、ちょっと・・・」と断ったんですが、直後の前職のセ

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        • h023/絆が鎖に変わる時

          年度末に緊急でお子さんを預かり始めました。 正直、NPOの方で資金繰りに苦しんでいるので、そちらもなんとかしなくちゃいけないし… 受け入れるか一瞬迷いが出ましたが、私は社会的養護の子どもたちを那須塩原から切り離さないために、児家セン(児童家庭支援センター)を辞めることになったんだし、迷うところじゃないなと思い、引き受けました。 一時保護で預かると最長2ヶ月。 保護者の状況や本人の状態、県の見立てを見ても2ヶ月居るかな?どうかな?そんな感じの子でした。 状況だけ見れば

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          h024/スキルはあくまでもスキルであるという話

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          S024/暗号は解読するためにある

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          s023/過去の痛みとのおつきあい

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          芝本です。 とっても胸がざわつく出来事が起きて。 そのざわつきの答えを探していて、二つ、わかったことがあるのでそのことをシェアします。 その出来事、というのはこんなこと。 わたしが5年程前、仕事上でとても失礼なことをして、傷つけてしまった利用者さんの親御さんに、とある場所で偶然に会い、挨拶をした。 わたしが以前の職場を辞めて、一人で相談員をやっていることを伝えたら、その方は「どこからか聞いてました」と言った。わたしは、その方が連れていらしたお子さんに挨拶して、それでは、と

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          h022/マイナスからゼロに戻す手助け、プラスは自分の力

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          私が養育里親をしていてわかってきたことですが。 養育里親って もちろん、衣食住を提供することだけではいけなくて 子ども自身のアイデンティティの理解は必要だし 子ども自身が起こす行動の本質的な部分の理解も必要。 それを怠ることで 卒業できる力があるはずなのに 卒業ができなかったとか 家庭に戻ってうまくいかなくなるのがわかってるのに 子ども自身が家庭に戻りたい!と強く願ったり… 要は里親のところに居たくない!という主張になってしまいます。 不遇な未来に飛び込まざるを得

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          芝本です。 とっても胸がざわつく出来事が起きて。 そのざわつきの答えを探していて、二つ、わかったことがあるのでそのことをシェアします。 その出来事、というのはこんなこと。 わたしが5年程前、仕事上でとても失礼なことをして、傷つけてしまった利用者さんの親御さんに、とある場所で偶然に会い、挨拶をした。 わたしが以前の職場を辞めて、一人で相談員をやっていることを伝えたら、その方は「どこからか聞いてました」と言った。わたしは、その方が連れていらしたお子さんに挨拶して、それでは、と

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          私が養育里親をしていてわかってきたことですが。 養育里親って もちろん、衣食住を提供することだけではいけなくて 子ども自身のアイデンティティの理解は必要だし 子ども自身が起こす行動の本質的な部分の理解も必要。 それを怠ることで 卒業できる力があるはずなのに 卒業ができなかったとか 家庭に戻ってうまくいかなくなるのがわかってるのに 子ども自身が家庭に戻りたい!と強く願ったり… 要は里親のところに居たくない!という主張になってしまいます。 不遇な未来に飛び込まざるを得

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          h021/叱ると怒る

          どうも。 ポンコツ吉成です。 ダメですね、自分のポンコツっぷりに拍車がかかっていて。 昨年度は一気に色んなことを(時間もあったので) チャレンジしましたが 今年度はちょっと消極的です。 最近で言うと4〜5歳のお母さんからの 悩み相談が増えています。 2〜3歳の子どもの悩み相談っていうのは、もちろんあるあるですが 多いなぁ、4〜5歳。 2〜3歳はそれでもまだパワーー!が小さいですよね。 反抗パワー!が。 4〜5歳は社会性も相まって それから、言語力もついて お

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          S022/相談員が相談してわかったこと。

          わたしは相談支援専門員の立場を活用しながら、仕事をしています。 相談支援専門員は、障がいのある方がサービスを利用する際の支援計画を立て、サービスの説明をしたり、そのサービスを提供する事業所とのマッチングをしたり、目標と現状が合っているのか確認したり、計画を見直したりするのが仕事です。 わたしの場合は、直接サービスとは関係ないこと、たとえば、学校内の困りごとなどにも口を出して、あれこれつないだり、面談に同席したりしてしまいます。 でも、これはすべての相談支援専門員がしている

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          h/020 それって誰のために動いてる?

          何が忙しいわけでもないんですが… なんだか新学期は落ち着かず。 気づいたら日が経ってしまって、noteを書けずにいました。 NPO法人の運営費というのは 寄付や会費になります。 仕方ないんですよね。 書類を整えれば、NPOが成立して、しかも減免(税金)もしていただけるんですから。 ですが、私たちの活動って、その助成金と寄付金頼りにしていられる活動でもなく… 沙南ちゃんは自給自足が可能ですが 私は自分の給料を助成金からいただいたりしない限り 無給なので 現在、無給です。

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          s021/生きたい自転と終わりにしたい公転

          あと少ししたら、自分の働いたお金で買い物ができるように準備したい。 いちいち親に頼んだりするの、めんどくさいから。自立したい。 そのために必要な手続き、自分でできるように少しずつやってみたい。 将来、一人暮らし?できるかなぁ。 でもヘルパーさん頼めば、何とかなるのかも。 友だちでそうやって生活しているの、聞いたことがあって、自分には難しいんじゃないかと思ってたけど。 そんな、希望に満ちた「生きたい」話を聞いているときは、聞いてるわたしも楽しいし、安心していられる。 でも、

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          s020/許されざる者の本音トーク

          芝本です。 また久しぶりになってしまいました。 いい加減、ここでご無沙汰のお詫びをしてから書き始めるのはやめにしたい、と思いながら、年度の切り替わりは仕事が超絶忙しく、また我が子の卒業入学春休みのいろいろが重なって、いつの間にかGWも終わり。 やっとこ、ほんの少し落ち着きました。 本音トーク、皆さんはどんな人にしていますか。 気の置けない友人や仲間、職場の同僚、家族に、本当はこう思っている、ということを伝える方も多いと思います。 絶対に人に言ってはいけない(呪いのような)言

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          h019/子どもの選択肢を拡げるか取り上げるか

          虐待される子どもに里親家庭で何が必要か… う〜ん。 正直なところ、何が必要なのか 何が良かったのか何が良くなかったのか… 私にはわかりません。 ただ、素人目にも 子どもが表情が柔らかくなっていって お互い(里親にも里子にも)、個々に問題があったとしても 一緒に少しずつ少しずつ乗り越える波が 穏やかになってくるのと 波が来そうな予想が立てられるのも きっとただひたすらに 「同じ場所で、同じ人と、環境を変えずに、同じルーチンで、温かい食べ物を共に食べる」ということを同じ

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          h018/翼

          先日、那須塩原市では社会福祉協議会が「ヤングケアラー再考」といったイベントを大々的に開催しました。 私も参加したかったのですが、本業の養育里親の方で新規に受託の翌日で、どうしてもZOOMでも聞くことができず。 YouTubeでのアーカイブを待っております。 この会がまず、行われたことがとても凄いことだと思っています。 何よりこの会を発会するまでに、皆さんがどうすることがヤングケアラーを助けるために必要か、伝わるかを毎月話し合われ、地域まで下ろすことまで準備が整ってきた・

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          S017/信頼する、の続き

          前回の私の話の時に、信頼と信頼の交換、ということについて書いた。 ほんとは、なんでその話になったのかの理由エピソードがあったんだけど、書いてるうちにまぶたのシャッターがガラガラってなって、そのことが抜けちゃったのを思い出したから、今日はそこについてちゃんと書く。 支援の現場で時々耳にする言葉の一つに「くせになるから」がある。 これは、クライエントから難しい要求があったときや、支援者から見て「わがまま」と捉えられてしまうような言動があったとき。または、怠けやサボり、ずる休

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          h017/公平か、平等か・・・

          こんばんは。 最近変化の時期で我が家も大きく変化が訪れそうです。 とりあえず、春休みがとても忙しそうな予感です。 周りの方に助けていただきながら、乗り越えて行ければいいなと思います。 「支援の形」について考えることが最近多く。 何やら思い詰めているように、人を捕まえては自分の「ねえ、あってるでしょ?違うの?」という支援の考え方をみんなに聞いて歩いています。 タイトルの「公平」と「平等」って、似ているようで全然違うと思っていて、支援は「公平」であるべきだと思っていて、公

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