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医学部再受験記(医学部編入から再受験へ)

医学部学士編入

医学部受験を志した経緯については別記事にまとめることとする。

まずは医学部学士編入を受験した。これは医学部2年次から入学することができ、一年でも早く医師として働けると考えたからである。
しかし、この甘い考えが医学部の入学、さらには医師として働く年齢も遅くしてしまったのである。

学士編入は情報が少ない

今も数年前も学士編入に関する情報は一般受験の情報と比べて圧倒的に少ない。twitterなどで当時は情報を集めた。twitterでは文系でも合格といった方が多くみられるが、その方々のバックグラウンドが見えにくいので自分の経歴でもどこか受かるのではないかと甘く見ていた自分もいた。

これから受験を考えている方は、甘い話に惑わされず、自身の経歴をしっかりと見つめてほしい。

筆記の合格は勉強すれば受かる。

受験者層が幅広く、まじめに勉強している層も多いとは言えず、一次試験は簡単に突破できることだろう。しかしここからが試験だけではどうにもならず、自身の過去と向き合う必要があるのである。現役や浪人時代を思い浮かべてほしい。経歴はそのような方々に並ぶようなものなのか。今一度自分と向き合ってほしい。

編入時に必要なこと

まずは教授の推薦書が必要である。ここが大きい壁となる方もいるだろう。
職場の上司でもよいだろうが、研究職でないならば大学時の教授に頼むのがいいだろう。
わたしは学生時の教授に頼んだが、先生に説明しても理解してもらえず書いてもらうことができなかった。受験校も限られてくるので再受験に切り替えた理由の一つであった。

私自身の受験

ネットで見れる過去問と参考書で学習した。学士編入はKALSが有名だが、受験校によっては全く役に立たない。最優先すべきは過去問に目を通し、どの参考書をすれば合格レベルに到達できそうか考えて対策することである。
一次試験はこれだけでなんとかなるだろう。場合によっては大学教養レベルが求められるが、youtubeなども活用しながら勉強するとよいだろう。

一次試験は筆記試験であり、3校から合格をいただけた。
しかし二次の面接ですべてダメだった。ほかの方より優れた経験や研究成果を持っていたわけではないからだ。
そして、成績開示をしてくれる大学も少なく、情報が少ないため非常に不透明なため、編入をやめた。成績開示できたところでは、筆記は全体で上位だったものの、最終合格をいただけなかったのもきっぱり切り替える要因となった。

以上が編入試験から再受験に切り替えた流れである。
個々で事情や経歴が大きく異なるので万人受けするアドバイスは避けたい。
個別相談で合格者から話を聞くのもよいが、生存者バイアスがあるため、非常に注意しなければならない。私は落ちて再受験に切り替えたものとして助言したい。

再受験編

再受験に切り替えたときに最も大変だったのが共通テストである。
現役時のセンター試験とは全くの別物である。本当に一からのスタートであると感じた。
一年目に利用した参考書は以下のとおりである。

再受験一年目で利用した教材

数学

青チャートを主に取り組んだ。それに加えてz会の添削コースを利用した。
数1Aからスタートで非常に時間がかかってしまった。受験レベルまでが程遠いので、青チャートなどの網羅系をすべてやろうと思うのは避けるべきである。z会も良い教材ではあると思うが、効果がある段階があると思う。私自身はとらなくてもよかったのではないかと思う。
再受験一年目は範囲をすべてやりきるので終わってしまい、初見の問題を考えて解答するということを怠っていたのが伸びなかった原因である。
また、それを可能にする教材や取り組み方をしていなかった。

取り組み方については別途記事にまとめようと思う。

英語

数学と同様にz会+参考書で学習した。
これも数学同様だが、よいものであると思うが使いこなすことが難しかった。無理に取らなくてもよかったが、英作文の添削は非常に力になったと思う。しかしいまいち伸び切らずにこの年の受験を終えた。
利用した参考書はシステム英単語、でるでた英語長文各レベル、z会英作文の参考書、ポラリスぐらいである。

理科

物理は河合出版の物理教室、駿台の理系標準問題集を利用した。
問題のレベル帯はかぶるところもあるが、物理教室は物理の考え方を身に着けるのに非常に有用であったと感じる。一度自身で参考書は見てもらいたいが、物理教室は有名でないがよい参考書だと思う。

化学は駿台の理系標準問題集、化学のDoシリーズを各種利用した。

理科系の科目は再受験2年目の同様の教材を利用した。2年目は他大学の過去問演習等にも力をいれて行い、安定して成績を残せたと感じる。

理科系は定番の参考書をなんでも良いので取り組み、過去問で実践を積むのがよいのではないかと思う。

その他共通テスト対策

共通テストは各予備校の出版している予想問題集を利用した。社会と国語については別途参考書で対策したものの、再受験1年目2年目ともに良い結果ではなかったため、ほかの方のものを参考にしていただきたい。

共通テスト対策として別途まとめた記事を作成予定です。

再受験2年目での変更点

再受験2年目では、理科やその他の共通テスト対策に力を多く注いだ。
また数学と英語で多くの変更を行った。
やはりこの2科目は配点の比重も大きく、独学のみで伸ばしていくことが難しく感じていたためである。

数学の変更点

再受験2年目は学研プライムゼミの難関大理系数学を利用した。
関西駿台の数学科講師である小山功先生の講座である。
非常によくまとまっており、例題も豊富に用意してある講座のため、二年目はこの講座と過去問ぐらいしか進められなかったが、勉強の進め方のコツであったり、数学的な考え方を身に着けることができたと思う。
典型問題を一通りやったが、いまいち成績が伸びないと感じている方には非常におすすめした講座である。

英語の変更点

英語も単語や文法など、独学で行える部分以外に限界を感じたので、オンライン英語講座を取り、学習した。
実際の解答の作り方や、うまい和訳の作り方、豊富な英作文練習などをこちらのコースにて行った。

解答を追うだけでは身に着けることが効率的ではないこともここでは学習できました。和訳の仕方1つでも点数が左右され、合格を決定します。普段から高レベルで取り組んでおくと減点の少ない解答をつくることができるでしょう。

勉強の進め方で気を付けたこと

特に理系科目ですが、問題解きっぱなしにしていませんか?

数学であれば、何がこの問題のポイントで、何を聞かれていたのか。
何に気づいていれば解けて、どのように問題を見ていけばよかったのか、など必ずノートに自分の言葉で明文化することが重要。
言葉にすることによって自分自身の中で消化できる状態になるでしょう。
同じような問題は入試で出題されますが、まったく同じ問題は出ない。その問題の重要な背景や知識、問題の見方を身に着ける意識で勉強してから、成績は伸びていった。

英語はとにかく、単語や表現を多く覚えましょう。
読んだ長文はすべての表現や単語を覚えてしまいましょう。
英作文はできる人に見てもらうのが最も効率の良い勉強になるでしょう。
独りよがりにならないことが重要です。

理科は数学同様にポイントの明文化を心掛けました。
解きっぱなしではただの作業にすぎず、勉強にはなりません。どの参考書にもポイントが書かれていますが、過去問でそのようなポイントを自作できるようにしましょう。そうすれば力はついてきます。

まとめ

近年参考書や独学がもてはやされています。もちろん良い参考書が増え、独学がしやすくなったのは良いことである。しかし、本当に参考書が最短なのか?をしっかり考えてほしい。
金額面でも確かに映像系や予備校は高くつく。しかし、そこで得られた知識が定着しやすいのであれば、そちらを選択するべきである。
参考書のみで、独学でとういう言葉に踊らされすぎないようにしてほしい。
当然名門高校に通っていれば、学校の授業で優秀な教員から授業を受けることができる。実質予備校講師にも引けを取らない授業をうけているかもしれない。ネット上の情報と書かれないバックグラウンド、自身の状況や学力をしっかり見極めることが合格に近道である。

模試や共通テストなどの点数をまとめた記事も作成予定である。
ぜひ見ていただきたい。

最後に、オンラインでのzoomでの相談や家庭教師も募集しています。
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よろしくお願いします。

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