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レアなものに人は価値を感じる【希少性の原理】

こんにちは、コーシローです。
残り少ないものやレアなものって興味を惹かれますよね。

この少ないものに興味を惹かれることを心理学用語で、『希少性の原理』といいます。
この希少性の原理、買い手としては翻弄されることが多いのですが、自分たちにも都合のいいように使えたりします。

どんな使い方があるか。
今日僕はこの希少性の原理を使用して、おもちゃを買わせることに成功しました。

希少性をアピール

希少性があるとものを買いたくなります。
今日僕はオープンしたばかりのおもちゃ屋さんへ3歳の息子とお出かけしました。

もちろんオープンしたばかりのおもちゃ屋さんは、大盛況。
子どもたちが所狭しと店内を駆け回っていました。

で、オープンしたばかりとは言え、目玉の商品以外のおもちゃは特に安くもない。
僕の息子が気に入ったのはそんな、特に安くもない定額の商品でした。

「これをなぜ今、定額で買わなくてはいけないのか…」

と思いamazonならいくら位かと見てみたら、うん、そりゃamazonのほうが安いわけです。
なおさらこの値段で買いたくない、と僕は思いました。

幸いなことに、そのおもちゃの在庫はあとひとつ。

「これさえ無くなってしまえば…」

と思った僕は、希少性を周りにアピールすることにしました。

「おもちゃ、もう一つしか無いね!」

僕は少し大きな声で息子に言いながら、と同時に周りにアピールすることにしました。
一度手に取りながら吟味する様子を見せ、今にも僕が買ってしまいそうなアピールも忘れません。

「〇〇ちゃん、これ最後のひとつなんだって、どうしようか…」

ダメ押しで息子にそんなことを言う。
近くにはこちらを見ている男の子と、その父親らしき人もいます。

(僕が買っちゃいますよ!!最後のひとつですよ!!)

なんてことを思いながら、少し息子とその場から離れます。

で、どうなったか。

ミッションコンプリートです。

やった!無くなってる!

おもちゃは無くなっていました。
やった!これで息子も諦めざるを得ない。

僕の息子はわりと諦めが良い方なので、ぐずるようなこともありません。

というか、息子はただ単に一度言ったことを鞘に納めることができないだけなので、それ相応の理由さえあれば納得してくれるんです。

誰かに買われてしまったという理由は、息子の中ではちょうど良い鞘の収め方なんです。
助かりました。希少性をアピールすることで僕は無駄な出費を抑えることができました。

息子はその後ちょうどよく、オープンセールで安くなっているおもちゃに食いついてくれたので、それを購入しています。
レジに並んでいる際、目の端に先程のおもちゃを持って並んでいるお父さんがいました。

「ありがとうございます!」

僕はそのお父さんに店員さんと一緒に心のなかでお礼を言いました。

希少性は人の心をつかんで離さない

マーケティングではわざと商品に希少性を持たせることもあります。

「限定100個のみ!!」
「1時間だけ、この値段で販売!!」
「これを見ている方のみ!!」

テレビショッピングでこんなセリフを聞いたことがあると思います。

有名なのはジャーパネット、ジャパネット♪ですね。
これらは全て『希少性の原理』を使用したマーケティングの手法です。

こんなことを言うと、

「なんてコスい商売をしているんだ!!」

なんて思いますかね。
しかし、これらの手法は市場に溢れかえっています。

なので、僕たちができることは、これらの手法に惑わされず、本当に自分に必要なものなのかどうかをよく考えることが大事になってきます。

「あれ?よく考えたらこれ必要ないな…」

なんて商品で部屋が溢れかえっている人は、この希少性の原理に騙されているのかも知れません。



「…あれ?オープンセールで買ったこのおもちゃ。本当に息子が欲しいものだったのかな…」

おしまい。


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