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私が思う、海外留学において「大切な事」

世のグローバル化に伴い、近年「留学」はより身近なものになってきているのかもしれないですね。文科省も「トビタテ!留学JAPAN」に力を入れて、若者へ留学の機会を増やしています。

そんな「留学」について。

留学で大切な事って何だろう?

近く、留学を考えている皆さん。
あるいは将来お子様を留学させたいな、とお考えの保護者の皆さん。
海外留学において、「大切な事」って何でしょう?

英語力? 語彙力? TOEFLスコア? 
積極性? コミュニケーション能力? 留学先? 

もちろん、全てが当てはまるでしょう。
私もTOEFLの勉強をしたり、英会話学校に通ったりしました。

必死に語彙を増やそうと単語帳をめくる。やっぱりどうしても直ぐに目を向けてしまいがちなのは「英語力」(知識やスキル)
英語力があるに越したことは無い。そうなんです。

でも、でも!

それ以上に大切な事がある!!!と私は思うので伝えたい。

二つの力

それは、、、

自己の考えや思いをアウトプット(自己表現)する力
トライ&エラー、省察を繰り返す力

トライ&エラーを繰り返した経験がある子は、「間違いは失敗ではなく、結果」と捉え、また次に挑戦することが出来る。

レジリエンス
を備えている。

この二つの力が、自己基盤の強化に繋がる。

英語力<自己基盤

留学生活を送る中で、個人差あれど、悩む時は必ず訪れます。

これまでずっと留学生を見ていて、彼らの力となるのは英語力よりもコミュ力よりも何よりも

自己基盤がどれくらいしっかりしているか

が大きく影響している様に思います。

これまで数多くの留学生を見ていて気がついたのは、何か上手くいかない事があると「自分の英語力が足りないから」と英語のせいにしているという事。

確かにそうなんだけど、そうなんだけどー・・・でも、本当にそう?

実際、彼らの話を聴き、彼らの思考に触れていると、英語力という表面的な部分だけが理由なのではなく、もっと本質的な部分自己基盤(=自分軸)がその後の歩む道に繋がっている様に感じるのです。

自己基盤強化の為に、二つの力を挙げました。この力を育むには???

「これ」といった、たった一つの答はないと思います。でも私達大人が子供達に対して先ず出来る事はあると思います。

私達、大人に出来る事

自己表現する力、トライ&エラーを繰り返す経験、自己基盤の強化、それらの力を養うために、私達、大人が出来る事。。。

話をたくさん聴く、たくさん問う
その子から発せられる言葉や気持ちをジャッジをしないで受け止め、認める
その子の可能性を信じる

「留学」をより自分のものにする為に

もちろん留学は素晴らしい経験になる。
私の人生も留学で変わったと言っても過言ではない。
とは言っても「留学=英語上達」「留学=人生が変わる」 「留学=自立」 「留学=成長」 「留学=自主性が芽生える」 という単純公式ではないと思う。
その考えを前提にすると、「こんなはずでは・・・」ってなると思う。
この公式を成り立たせる為に大切な事は、英語力では無いと、私は思う。

留学をより自分のものにする為に、自己基盤、つまりブレない自分軸を持つことの大切さを知る事。


私自身の留学経験や、今こうして目の前にいる日本からの数多くの留学生を見ていて、実感・痛感から確信に変わってきています。

まとめ:大切な事


留学生活は、日本では体験してこなかった様々な場面にぶつかる。色んな事に挑戦していかなければいけない。挑戦してもうまくいかない事もたくさんある。トライ&エラーの繰り返しで段々とコツを掴んで強くなっていく。留学中はこの連続なので、鍛えられ、結果的に自立することになるんだと思う。

自己表現(アウトプットをする)して自分の状況を認識し、トライ&エラー、そして省察する

留学に来る前にこの経験(練習)をたくさんして欲しいし、親(大人)はその環境を与えてあげて欲しい。

その積み重ねがあり、その行動に対して見守られている環境があることで、「失敗しても私は大丈夫!」という自己基盤にも繋がっていくと思う。

トライ&エラー、省察の過程を見守り応援したい、という気持ちで私は留学生を現地でサポートしている。

エラーも当然!
凹むのも当然!
でもあなたは大丈夫!

最初の一歩が踏み出せる様に、時には一緒に手を繋ぐ。時には背中を押す。そしたら段々とみんな自分の足で進んで行ける。

そんな機会や考えをもっと日本の子供達に増やしてあげたい、とも思う。
どうも私のキーワードは「子供」の様だ。

「自分軸をもつ。トライ&エラー、そして省察する。」この力はライフスキルだ。自分を幸せに出来る力だと思う。そしたら日本の子供の幸福度も上がるはず!


そしてそれは、留学のみで得られるものでは無くて、子供の頃から少しずつ培っていける力だと思う。

留学は自立の大きなきっかけや環境にはなるけれど、留学しなければ出来ないものではないとも思うんです。
そうした力を留学する前から身につけていたら、もっともっと日本人は海外で活躍出来そうなだなぁーと思っています。


この力は子供だけで培う事は難しい。難しいけれど、子供は本来そうした能力を持っているので、その能力が発揮できる適切な環境を与えてあげるのが、私たち大人の役目だと切に思う。この適切な環境って、先ずその子の聞いて受け止めてあげる事という、シンプルかつ難しい、そして非常に大切な事なのかもしれな、と思う。


自分軸を持っていて、さらにその軸を支えてくれる(聞いて、受け止める)存在や環境がある事


秘訣は、ここなんじゃないかなーって思う。

誰かの心に響くきっかけとなれば、嬉しいです。


まとめなのに、もはやまとめではない長さになってしまいました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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