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心理的安全性最強の教科書 ピョートル・フェリクス・クジバチ

心理的安全性を最近耳にしますが、どういうことを指すのかしら…と
思って手に取ってみた一冊です。

心理的安全性は、組織行動学を研究されているエイミー・エドモンドソン氏が最初に提唱した概念とのことです。本書では、エイミー氏の概念とピョートル氏の定義が掲載されていました。


エイミー氏の提唱した概念
対人関係においてリスクのある行動を取っても、「このチームなら馬鹿にされたり罰せられたりしない」と信じられる状態

ピョートル氏の定義
メンバーがネガティブなプレッシャーを受けずに自分らしくいられる状態、
お互いに高めあえる関係を持って、建設的な対立が推奨されること

                ―心理的安全性最強の教科書より引用―


私たち人間は、ひとりでも力を発揮できますが、群れて暮らしています。それはきっと、群れて暮らしている方が力をより発揮できるからではないでしょうか。

群れをチームとして考えたとき、チームの中でより力を発揮していくために何が必要か。その中に【心理的安全性】という視点があると捉えました。

本書はビジネス書になるのかなと思います(多分)。
マネージャー職にある方が、心理的安全性を高めていくためにどのように動いていくか、考えていくかが大半になっていると思いますが、どのような立ち位置の方でも取り入れることができる内容です。

とはいえ、足並みをそろえていくことだったり、周りに合わせていくことを大事にしてきた歴史のある社会では、すぐにこの概念などが浸透するようなものではないのかもしれません。
少しずつであったり、できるところから始めていくことや、今までのもののよいところも活かして、創り上げていけばいいのかなと思います。

本書はピョートル氏の定義に沿って書かれている内容です。
エイミー氏の最初の概念ってどうなのかしら…と新たな疑問がでてきましたので、早速エイミー氏の本も取り寄せています。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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