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【2021年の振り返り】YouTuberがBtoBのスタートアップに転職→学びを振り返り、今後の展望を語る。

こんにちは。こーせい / 無印ハヤシ(@muji_hayashi)です。

普段はYouTubeやInstagramで「無印良品を中心としたシンプルな暮らし」を発信していますが、よく考えたら「会社員」としての一面を、こうやってブログやnoteで発信する機会がほぼなかったな...ってことで...。

今回は「株式会社Rocketsの林田光生」として、2021年を振り返ろうと思います。

普段は僕の動画やインスタの投稿をご覧の方々は、「会社員として働いているハヤシの一面」を知っていただければ幸いです。​

ちなみにYouTubeをまだ見たことがない!って方は、以下のリンクからぜひ覗いてみてください。

Rocketsってどんな会社?

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2021年を振り返る前に、「そもそもどんな会社に勤めているの?」ってことで、僕が勤めている株式会社Rockets(以下、Rockets)の紹介を。

Rocketsは、顧客開拓プラットフォーム「LEADPAD(リードパッド)」の開発・運営を行なっているBtoBのスタートアップ企業になります。

・160万社の企業データベースから無制限にリストを作成できる
・お手持ちのハウスリストもLEADPADに入れて情報を名寄せできる
・求人媒体やプレスリリースの投稿を検知し、営業タイミングを逃さない
・フォームマーケティングやコールの代行も(コールは再委託です)
・アプローチ結果のログを残し、営業レポートを自動で作成

などなど、Excelやスプレッドシートを使わずにアウトバウンドを一元管理できるプロダクトを提供しています。

このnoteをご覧の方で、もしBtoBの営業やマーケティングに携わっている方がいらっしゃいましたら、以下より資料ダウンロードをお待ちしています。

Rocketsではどんな業務に携わっているのか?

Rocketsヘッダー(白)
RocketsのPurpose。

結論を言うと、Rocketsでは「カスタマーサクセスマネージャー」を務めています。とはいえ、「マネージャー」といっても特に部下がいるわけではなく、名刺に記載する肩書きを社内で話した結果、「カスタマーサクセスマネージャーで良いんじゃない?」となっただけですが...。笑

カスタマーサクセスとは、主に受注したクライアントの対応を行う仕事になりますが、「顧客を成功に導く」ことがミッションとなっており、

・クライアントと営業戦略をディスカッション
・フォームマーケティングで送信する文章のコンサルティング
・アウトバウンドにおける業務フローの提案

など、LEADPADを通じて、顧客の営業を支援する業務を行なっています。

また、その他にもマーケティングや一部セールスも行なっており、

・Web広告の運用・検証(主にFacebook)
・マーケティング施策の立案・実行
・一部フィールドセールスの実施
・インサイドセールスの立ち上げ

などなど、入社して半年経ってから、カスタマーサクセス以外の業務にも携わっており、もはやBtoBのプロセスである「マーケティング」「セールス」「カスタマーサクセス」といった、一通りの業務は回せるようになりました。

2022年は、インサイドセールスの立ち上げを僕主導で行うことになったので、今後も業務の幅が広がり、個人的にはとてもワクワクしています。

ちなみにPR TIMESさんのメディア「U-NOTE」にて取材も受けていますので、良かったら一読を。

なぜRocketsに入社したのか?(2020年からの振り返り)

福岡に住んでいた頃の僕の部屋。当時はフリーランスのYouTuberだった。

2021年を振り返る前に、そもそも「なんで福岡から上京して、また会社員の道を選んだの?」という当時の心境から振り返りたいな、と。

1.福岡での生活に対する「飽き」と、コロナ禍での「焦り」

正直、2020年の7月頃までは、福岡を離れる気持ちは一切ありませんでしたし、短期ではありますが他のスタートアップを手伝っていた、ということもあり、「上京する」なんて全く思ってなかったんですよね。

しかし、当時は「ああ、もうすぐ25歳か…」という、「20代も残り半分」という事実に直面しましたし、「このまま福岡で、のんびりと暮らしていても良いのだろうか?」という焦りは芽生えていました。

そんな時に、ふとAmazon Primeで見たドラマがこちら。

出典:https://www.fujitv.co.jp/tokyolovestory/

「東京ラブストーリー」に憧れて、上京するなんて正直今振り返ってもなかなかのミーハーだな〜と思いますし、しょうもない理由だと今このnoteを書きながらも個人的には当時の自分を馬鹿にしたくなる気持ちで溢れています…。笑

とはいえ、愛媛の田舎から出てきた完治が東京の生活に染まっていく様子をドラマで見ながら、「まあ、人生変えるなら良い刺激の多い地域=東京に引っ越して、心機一転、残りの20代を頑張るか」と、徐々に「上京」の2文字が現実味を帯びてきたのは事実。

人生を変える3つの方法は「住む場所を変える」「人間関係を変える」「時間配分を変える」と言われていますからね。住む場所を変えれば必然的に新しい人間関係にも繋がりますし、時間配分も変わります。

9月上旬には東京での生活費を一通り計算し、「あれ、意外と生活水準下げずに引っ越せるじゃん」と気づいた1週間後には東京に行き、部屋を決めて10月末には引っ越すことを決断しました。

2.転職するか、フリーで仕事を続けるか、の2択

上京を決めた当時はそのままフリーランスを続けようと思っていましたが、「せっかく上京するなら、働き方もガラっと変えてより多くのことを学びたい」という気持ちが強くなり、最終的には転職を決めました。

とはいえ、そもそも新卒時代に4ヶ月で会社を辞め、2年半ものらりくらりとフリーランスを続けていた僕を拾ってくれる会社なんてほぼないでしょう。

そこで友人である、起業家の岡本翔くん(@ghibli0414)に相談し、Rocketsを紹介してもらい、CSOのジェイさん(@junta_suzuki)(僕の上司です)と面談。

後日談ですが、ジェイさんが「RocketsにYouTuberを入れたい!」と僕を他のCXO陣に紹介したところ、最初は「いやいや、即戦力にならないし無理でしょ…!」と反対意見もあったものの、最終的には僕とCXO陣4名と東京駅八重洲口近くの居酒屋で飲み、入社することが決まりました。

当時の心境は以下のブログで書いていますので、気になる方はぜひ。

3.Rocketsを選んだ理由

ちなみにRocketsを選んだ理由は、

・BtoBという、これまで携わったことのない業界にワクワクした
・苦手意識のあった「営業」をやってみたい、という気持ちがあった
・リモートワークなのでYouTubeも続けながら働く未来が想像できた

この3つになるかな、と。

そもそも新卒で入社した会社はBtoCでしたし、YouTubeやブログってどうしても「toC」要素が強いんですよね。

将来的に自分で会社を立ち上げることを考えた時に、「BtoBの知見も持っておきたい」と考え、未経験の業界を選びました(ちなみに他に検討していた会社は全てtoCだったので、必然的にRocketsを選ぶことにはなったかな、と思います)。

また、これまで「営業」と聞くと「泥臭い」「ノルマ重視」「キツそう」というマイナスなイメージしかなかったので、そのイメージも払拭できるかな、と思いあえてキツそうな会社を選んだっていうのもあります(実際に入ってみると営業に対する価値観は180度変わりましたね…詳しくは後ほど)。

ちなみに「リモートワークがメイン」っていうのも、入社の決め手に。いくら転職したからといって、YouTubeを辞める気は全くありませんでした。普通なら通勤で消えてしまう時間を撮影や編集に使えるので、動画の投稿本数を変えることなく、会社員もできるのは大きいです。

Rocketsに入社して1年…2021年で得た「3つ」の学び

Rocketsメンバーでの集合写真。ちなみにここはオフィスです(A YOTSUYAにて)。

学びをお伝えする前に、Rocketsに入社してからのことに触れたいな、と。

僕が入社した2020年11月は、先ほどご紹介したLEADPADというサービスはなく、当時「makibisi(マキビシ)」と呼んでいた、フォームマーケティングのサービスをメインに提供していました。

※フォームマーケティングとは?…企業のお問い合わせフォームに営業アプローチを行う手法。今では内閣府が外部に委託して実施しているなど、アウトバウンドの手法ではメジャーになりつつある。

フォームマーケティングどころか、「営業」の知識すらゼロだった僕にとっては全くの別世界。さらに、当時は「カスタマーサクセスの人材がいない!」という状況だったので、未経験ながらカスタマーサクセス担当に。

はじめはクライアントの案件を自社システムに設定する…という、事務的な仕事から入っていきましたが、徐々にクライアントとのミーティングにも参加し、入社して2ヶ月が経った頃には、人材派遣会社の案件から任せられるようになりました。

人材派遣会社の場合って、アプローチの手法の型がある程度決まっていたので、未経験の僕でも場数を踏むことで、徐々に「営業を支援する」という仕事に慣れていくきっかけになったのは大きいですね。

ちなみに現在は、人材派遣会社はもちろん、マーケティングの会社やDX事業を行なっている会社など、様々な業種のクライアントを担当しています。

1.マイナスイメージを持っていた「営業」を好きになれた

結論を言うと、あれだけマイナスイメージを持っていた営業が好きになりました。

営業って、闇雲にテレアポをやったり、飛び込み営業をしても良い成果ってなかなか出ないんですよね…。むしろ、「戦略的にアプローチしていく」ことが求められます。

ここで言う「戦略的なアプローチ」とは、自社サービスの「ターゲット」を決めて、顧客が受注を決めてくれる判断材料になる「コンテンツ」を準備することを指します。

営業を戦略的に考えることはマーケティングにも繋がりますし、元々YouTubeやSNSをやっていた僕にとっては、「このサービスはどの業界に刺さるのか?」「受注の決め手となるコンテンツは何か?」を考えるのは好きな領域なんですよね。

テレアポや飛び込み営業といった、「とにかく手や足を動かす」のはもちろん大事ですが、それ以上に「頭を使って、自社の顧客になってくれそうな層はどこにいるのか?」といった上流部分から考えていった方が、ロイヤルカスタマーにもなりやすいわけで。

また、営業をやるなら「自社サービスを愛せるか?」っていうのも重要ですね。目の前の相手に好きでもない商品を売り込んでも魅力は伝わりません。一方で、自社サービスのことが好きであれば、魅力を思う存分語れますし、客の課題に合わせた提案も可能→受注に繋がることだってあります。

僕が元々抱いていた営業に対するマイナスなイメージを、Rocketsも「変えていきたい」というビジョンがあったからこそ、自社サービスを愛することができていますし、営業に対するイメージが変わるきっかけになったかな、と思っています。

2.裁量権のある環境を使い倒し、自分自身の「成長」に繋げる

僕はカスタマーサクセス以外にBtoBマーケティングにも携わっていますが、メインで取り組んでいるのが「Web広告」です。

これまでRocketsでは広告は一度も回したことがなく、2021年に入ってからの初めての取り組み。正直社内には広告運用をやってきた人間が一人もおらず、SNSで情報発信をやっていた、という流れで、僕が担当することになりました。

とはいえ僕も広告を運用するのは初めての取り組みでしたし、最初は「Web広告の設定ってどうやるんだ…」という、右も左もわからない状況。

普通なら上司からアドバイスを貰うところですが、スタートアップにはそんな環境はありません。しかし、その環境を「上手く使い倒す」ことが、自分自身の成長に繋がると考えています。

スタートアップって、良い意味で「自由な社風」だと思われがちですが、裏を返すと「わからないことがあっても、まずは自分で調べ、実行する力が求められる」ってことなんですよね。

僕自身、2年半もフリーランスをやっていたのでそういった環境には慣れていましたし、むしろ会社に入ったことで、「会社の予算」を使って新しいことに取り組めるのはプラスにしかならない、と考えています。

一見、「誰も頼ることができない」というのはハードワークに見えますが、「この環境を活かせば、自分自身の成長につながる」と考えれば仕事は楽しくなります。

広告運用、さらにはBtoBのマーケティングに関しては無知だった僕ですが、今では「こんな施策を試してみたい」など、環境を使い倒したことで新しいアイデアが思いつきますし、この経験は今後の人生においても確実に役立つと確信しています。

3.「根拠のない自信」を持つことの重要性を再確認

営業も、カスタマーサクセスも、BtoBマーケも、全くの無知の状態でしたが、今では一定の成果を出せるようになったかな、と自負しています(とはいえまだまだ成長の余地はありますし、来年以降もより成果を追い求めていく必要はありますが)。

これを支えたのは、やはり僕が昔から持っている「根拠のない自信」のおかげかな、と。

新卒時代、会社を4ヶ月で辞めてブログやYouTubeで稼げるようになったのも根拠のない自信のおかげですし、Rockertでの仕事も同様です。

ちなみに、今度は「インサイドセールスの立ち上げ」を任されているので、今後も「根拠のない自信」でどうにかなるだろう、と楽観的には考えていますが、やはり成果を追い求めなければいけないので、インプット→アプトプットを高速で回していく必要はあります。

何事も「根拠のない自信」がないと、正直仕事は楽しめませんし、スキルアップにも繋がらないよね…ってことを、この1年でより感じたかな、と思っています。

(最後自慢になってしまったかもですが、人生を楽しく過ごすためには必要な考えであると伝えたい!)

2022年以降の今後の展望を語る

今住んでいる自宅。ここで普段仕事をしています。

今のところRocketsを辞めるつもりは一切ありませんし、今後も自分自身の価値を高めつつ、「できること」の幅を広げていきたと考えています。

2021年はカスタマーサクセスから入り、BtoBマーケ、インサイドセールス、フィールドセールス…と、できることの幅を広げた1年だと思っています。

では、2022年は?

答えはもう出てて、「広げた幅をより拡大させていく」ことだな、と。

直近ではインサイドセールスの立ち上げが控えていますし、BtoBマーケティングに関しても、施策を拡大させていくタイミングです。

また、最近ではフィールドセールスにも取り組みましたが、これがまた楽しい…顧客の課題を仮説ベースでまとめて、実際に商談に挑み、ヒアリングしながら自社プロダクトで解決できることを提案する。そして信頼関係を得ていく。

今まで苦手としていたことですが、より多くの場数を踏みながら、「相手目線に立って物事を考える」ことは、僕自信まだまだ改善の余地があるので伸ばしていきたいな、と。それを楽しみながらやっていけるのがRocketsで良かったな、と思っています。

今はYouTubeやインスタの発信しかしていないですが、ゆくゆくは「営業」「BtoBマーケティング」でも一定の知名度を高めたいな、と、個人的には思っているので、来年はそれを開花させる年にしていきたいですね。

toBも、toCも知見がある人材ってなかなかいないですからね…そこのポジションは狙っています。

それでは、よいお年を!

最後にツイッターで感想をお待ちしております!「@muji_hayshi」のメンションをつけていただくとすぐに反応します。

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