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「かがく」と「クリエイティブ」

未来の科学者たちへという本を読みました。

分子生物学者の大隈良典さんと、細胞生物学者 / 歌人の永田和宏さんの対談で始まる「未来の科学者たちへ」という本を読みました。

仕事の参考のために買った本です。しかし読んで個人的にも非常に興味深いとっても面白い本でした。好奇心に突き動かされるように研究を進める。そういう仲間とディスカッションを楽しむ。そして面白い方を選ぶ。本書では、昨今の社会的風潮として、解答が性急に求められること・効率性ばかりに目が向けられること、そうすることで重要な姿勢が失われてしまうと危惧していました。ここに書かれている科学における研究姿勢や課題に対する態度はクリエイティブにも当てはまります。一連の考え方はクリエイティブ開発のプロセスによく似ているなぁと思うんです。(少なくともそういうことを個人的には意識したいと心がけているつもりです!)一見、科学とクリエイティブという、理系と文系?みたいに真逆に思いがちだと思いますが、私の中ではとっても近いです。

化学は、あらゆる産業の起点。

「化学は、あらゆる産業の起点」最近とある企業の仕事で出会ったとても印象深い言葉です。私たちの生活で身近にあるものは、突き詰めていけば一つ一つの素材から成り立っていて、とすれば、その素材を生み出す源は、化学。確かに化学が起点となっていると言えます。逆に言えば、その化学の力が、あらゆる産業と「共創」していくことで、社会に価値をもたらすことができる、ということもまた真理。化学をいかに社会に活かすかは、とても可能性が広く、とてもクリエイティビティあふれることなんだなぁと認識しました。

もし、今、クリエイティブが足りていないのだとしたら

「かがく」違いですが「科学」と「化学」、改めて言うことでもないのかもしれませんが、これらは広く社会や産業の基盤になるもの。もし、本でも危惧されていたように、性急な解答や効率性ばかり目を向けられること、その点で「あそび」や「いい意味での無駄」がなく、そのためにある現状を突破できずにいるとしたら。そう言う意味でも特に今B2B企業はにクリエイティブが求められているのではないかと思います。kosatsuが貢献できることはいくつかあると思います。

  • インナーにもアウターにも共感を呼び動きを生み出すブランディング

  • 企業内に潜む大切な価値を掘り起こすインタビュー

  • クリエイティブに関するワークショップや情報提供


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