自由を求めて独立・起業はやめろ
自由の定義は人により様々だとは思いますが、本当に自由になろうと思うといろんなことをやらないといけないということに気がつくはず。
僕自身の話を少しさせてもらうと、10代の頃からぼんやりと「将来は独立して自分で飯を食えるように稼ぐんだ!」と思って生きてきました。実際、今フリーランス、個人事業をメインとして生計を立てていますが、はっきり言うと自由という自由はあってないようなものです。
この記事では、フリーランス・個人事業をやっていて思うリアルな話をお届けします。
休みはあってないようなもの
幸い、僕は仕事が好きなので、あまりにも苦痛だとはなりませんが、週休2日とか連休があるとかも、作ればできますが、自分1人だけで稼ぎを作っている、つまり自営業はある意味自由ですが、休みたいから休んでしまうと一般的にはそれだけ収入も減ってしまいます。
会社員と異なり、労働時間の制約がないので、業種業態にもよりますが、休みをなくして、もしくは労働時間を長くして多くの稼ぎを作ることも可能です。
心の自由はある
とはいえ、1人で行う場合は特に人間関係のストレスは極限に少ないのがメリット。なので、人間関係でストレスを感じやすい人にとっては良いかもしれない。また、やるもやらないの裁量もすべてが自分次第なので、その日の体調やちょっとした気分にも調整が出来ることも多い。
僕は経験はないですが、大企業のように多くの様々なタイプの人間がいる環境で仕事をすると、どうしても人間関係をはじめ、様々な制約やルールなどに縛られることもあるかと思いますが、そんなことはほぼないのがメリットと言えるでしょう。
必要なものは経費で落とせる
例えば、パソコンやスマホなどの通信費、業務で必要になる移動での交通費、打ち合わせの際の食事代、車両を必要とする場合は車両代やガソリン代、その他文具や専門書なども必要経費として落とすことが出来る。
経費とは、「個人事業主や法人が、利益を得るために事業に使ったお金のこと」と定義されています。
なので、会社員では自分の所得=自分のお財布から出費するものですが、個人事業主や法人は個人の口座もしくは法人の口座から出費するもので、実際は自分の所得から出費するというわけではありません。
分かりやすくシンプルにまとめると以下のような感じ⇩
〈会社員〉
給与-(所得税+社会保険料+雇用保険料)=所得
〈個人事業主や法人〉
収入-経費=所得 ← この所得に対して税金が課せられる
すべての業務をやる必要がある
1人で行っている場合、すべての業務を自ら行う必要がある。
社長業・営業・企画・運営・集客・現場など、あらゆることが必要になってくるわけです。
場合によっては、外注して他の人に任せたり、そこまでの業務をやらなくても収益化することも可能な場合もあると思いますが、一般的にゼロから収益を生んでいこうとすると、やりたいこと以外にもこのような業務をやる必要性が出てきます。
ただ、得意、不得意もあると思いますので、任せれたり、やらなくてもいいところは極力やらないほうが良いです。
必要に応じて外注やシステムを利用する
1人で行うということは、人間関係や時間的にある程度自由な反面、先程お話したようにやることも多くなってくることもあります。
なので、資金的な余裕があるのであれば、出来るところは外注したり、自分で業務は行うけれどシステムを利用することで簡素化できるものは使い倒したほうが多少のコストはかかりますが、時間的・労力的にパフォーマンスはよくなるかと思います。
やりたいことをやりたいように出来る
いろんな業務をやる必要が出てくるということを聞くと、「あー、やっぱりやめとこうかな、、」という気持ちになりそうですが、やりたいことをやる、会社に属さずに生きていくということはそういうことです。
とはいえ、やりたいことをやりたいように出来るということは大きなメリットではないでしょうか?
一般企業に勤めていると、やりたくないことでもやらないといけなかったり、やりたいことは出来てるんだけど、自分の思うカタチで実現させていこうとするとどうしても制限が出てきてしまう、、
そんな人もいるかと思います。
そんな人はやりたいことが明確であれば、結果はどうであれ、小さくても一歩踏み出してみることを強くおすすめします!
そのために目的を忘れないこと
普通に会社勤めしていると、変な話、何気なしに働いているだけで、給料をもらえます。
ただ、起業やフリーランスとなるとそうはいかなくなります。自分1人でやる場合でも、誰かと協業する場合でも、誰かを雇用する場合でも、なぜそれをやるのか?の目的を明確にしていくことが重要です。
その目的がなければ、継続して行うことが難しいからです。
一時的なものであれば、特に考える必要はありませんが、継続・発展させて長期で事業をしていこうとすると、目的を持っていないとなかなか続かないでしょう。なので、目的を明確にして、それを忘れないようにすることが大切ではないでしょうか?
まとめ
今回は自由を求めて企業・独立はやめろ!というテーマでお話しました。
実際やってみると、大変なことも多いのが本音です。孤独との闘いの日々でもあります。
ただ、その分やりがいや楽しさ、自由度というのもあります。
もしかしたら、会社勤めのほうが気楽かもしれません。これは本当にそう思います。
ですが、自分にとって能力や強み、才能が生かせる職業であれば、どの働き方でも間違いはないのです。その上で、本当は自分がどうあれば良いのかということを問い続けていくことが大切なのではないかと思います。
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