見出し画像

2050年 コピーライターはどんな仕事をしているのか?

最近「ChatGPTみたいな生成AIが出てきましたけど、コピーライターは仕事なくならないんですか?」
という質問をコピーライター志望の学生や若手コピーライターから投げかけられることが多々ありますが、私の答えは常にこれです。

基本的にコピーライターの仕事は「フルオーダーメイド」で、そうそう簡単にフォーマットに落とし込めるほど単純ではありません。
定型文であれば生成AIで事足りますが、「その企業だけ」「その商品だけ」のコピーは生成AIにはまだ創れないでしょう。

とはいえ、未来はどうなるか分かりません。今は難しい「生成AIによるキャッチコピー制作」も数年後には実現するようになっているかもしれません。

生成AIの出現により、未来のコピーライターはどうなってしまうのか?
当の生成AIに聞いてみました。

生成AIにコピーライターの未来を聞いてみた

Q:2050年にコピーライターはどのような仕事をしていますか?生成AIに仕事を奪われていないですか?

↓生成AI(Gemini)の回答
A:2050年のコピーライター:AIとの共存と進化

2050年のコピーライターの仕事は、AIの進化と社会情勢の変化によって、大きく変化していることが予想されます。

1. AIによる自動化と分業化商品説明やSEO対策文章など、定型的な文章作成は、AIが担う割合が大幅に増えます。一方、コピーライターは、AIが苦手な創造性や共感性を活かした、より高度な文章作成に注力するようになります。具体的には、以下のような仕事が考えられます。

ストーリーテリング: 商品やサービスの背景にあるストーリーを紡ぎ、顧客の心を動かす文章を作成する。
ブランドコンセプト開発: 企業やブランドの理念や価値観を表現する言葉を見つけ出す。
複雑なアイデアの分かりやすい説明: 専門的な知識や技術を分かりやすく、魅力的に伝える文章を作成する。
顧客とのコミュニケーション: 顧客とのやり取りの中で、共感を生み、信頼関係を築く文章を作成する。
マルチメディアコンテンツの企画・制作: 文章だけでなく、動画や音声、グラフィックなどを組み合わせたコンテンツを企画・制作する。

2. ニッチな専門性への特化AIが得意な汎用性の高い文章作成に対して、コピーライターは特定の業界や分野に特化した専門性の高い文章を作成することで、差別化を図ります。医療、法律、金融など、専門知識が必要とされる分野でのコピーライティングが求められるようになるでしょう。

3. グローバルな活躍インターネットの発展により、国境を越えた仕事が可能になるため、多言語でのコピーライティングスキルが求められます。異なる文化や価値観を持つ人々に向けて、効果的なコミュニケーションを取れる能力が重要になります。

4. データ分析の活用作成した文章の効果をデータ分析を用いて測定し、改善していくことが求められます。ABテストやマーケティング分析などの知識を習得し、より効果的な文章作成に役立てる必要があります。

5. チームワークAIやデザイナー、マーケターなど、様々な専門家と協働しながら、プロジェクトを進めていくことが重要になります。コミュニケーション能力やチームワークスキルが不可欠となります。

<結論>
2050年においても、コピーライターの仕事はAIに取って代わされるどころか、ますます重要になると考えられます。AIを活用し、人間ならではの創造性や共感性を活かした高度な文章作成スキルを磨くことで、コピーライターは生き残るだけでなく、より大きな成果を上げることができるでしょう。

何だかこちらがコピーライターであることを見越して、気を使ったような回答です。少しイラッとしてしまいましたが、今度同じ質問をしてきた若者にはこう答えようと思います。


専門性の高いコピーこそ、今後は生成AIの仕事になる?

生成AIは、「2050年の未来にはAIが得意な汎用性の高い文章作成に対して、コピーライターは特定の業界や分野に特化した専門性の高い文章を作成することで、差別化を図るだろう」と予測していますが、これはどうでしょう?

私は逆に専門的なコピーこそ、生成AIが創るようになるのではないかと考えています。

例えばマンション広告をはじめとした「不動産広告のコピー」。ある程度フォーマットや業界独自の作法が確立されているので、それらをデータベースとして生成AIにインプットしておけば、立地や不動産の価格、図面や間取り、ターゲットのペルソナなど諸条件を入力するだけで自動でコピーを排出するAIがつくれるのではないでしょうか?(不動産を専門にされていてそうじゃねえよ全然分かってないなという方がいらっしゃったらスイマセン)

最新の薬機法をインプットしたAIがあれば、生身のコピーライターが書くよりも少ないリスクで医薬品のコピーを生み出せるかも?と妄想は広がります。

これらについては2050年、私が現役でコピーライターを続けていたら答え合わせをしてみたいですね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?