最近の記事

「プライドの高さ」が功を奏すパターン

謙遜で切り抜けられる期間が終わった。 「自分に自信がないんですよね」 そう言うことで、言い訳の一手を打ってきた。失敗しても責められないように。自分への保険と他人への保険だ。 偉そうなやつ、自信満々なやつは攻撃しやすい。反論の余地がたくさんあるし、攻撃に対して共感する人も多い。炎上ってだいたいそういう人の下で起きている。 逆に、謙遜している人を追撃するのは難しい。 「だって、最初から言ってたでしょ?自信ないって」 謙遜しておけば、仮に失敗したとしてもガードできる。

    • 「力が全て」という救いの言葉

      『この世は力だ。欲しいものは力で奪い取るのです。』 大河ドラマ「どうする家康」の4話にて、市(北川景子)が家康(松本潤)に向かって放った一言。 この一言がとても刺さりました。救われたと言ってもいいかもしれない。 戦国の世は、実力至上主義。強者が弱者を虐げ、搾取する。そんな絶望的な状況の連続。 信長から今川家を滅ぼせと命じられた一方で、今川家に妻子を人質にとられている家康。妻子を取るのか、信長との関係を取るのか。この2つを天秤にかけられ、どちらかを選択しろと迫られる。

      • 代官山蔦屋のトイレは汚い

        まず初めに、これは代官山のツタヤを批判したいわけじゃない。 すごくいい場所だし、もっと家が近かったらなぁ、と毎日毎日思っている。 いい本屋(=品揃え×深夜営業の両立)が家の近くにないのはなかなか死活問題で、だからこそ僕は新宿ブックファースト通いがやめられない。 新宿ブックファーストの書籍数と営業時間の組み合わせを凌ぐ本屋ってなかなか見つからない。駅近だしね。 で、たまの休日には代官山の蔦屋まで足を伸ばして、こもってみる。 そんな1日のなかで、ふと考えたことを書いてみたい。

        • メンヘラって冬眠してるだけで、目覚めるのを待ってるよね。

          noteって文章制限のないTwitterみたいにつかっていいのかな。自分のページも作ってるから、その辺りの使い分けが難しいですね。 noteは不定期になってるけれど、書く習慣は、毎日2000文字のコラムが2ヶ月続いてます。われながらエライ。 自分は人間観察とか、周りの会話を聞くのが好きなんです。今日は、よく行くスタバでの目撃談を元に、メンヘラは治らない話についても書いていこうと思います。 まじ性格悪いけど、性格の根っこも治らんよな。 ゴミ箱周りを掃除するスタバ店員に、

        「プライドの高さ」が功を奏すパターン

        • 「力が全て」という救いの言葉

        • 代官山蔦屋のトイレは汚い

        • メンヘラって冬眠してるだけで、目覚めるのを待ってるよね。

          思わず本を買ってしまう、夢と魔法の国。

          夢と魔法の国。ABC 青山ブックセンター 入ってすぐ左手に海外の雑誌がずらっと並び、右手には著名人による選書コーナー。当時読み耽っていた広告系からビジネス書ももちろん充実していましたが、何よりアート・カルチャー系の書籍の充実ぶりは目を見張ります。 他の書店では出会えない詩集、写真集、思想・哲学書を手に取ることができる。あの空間自体から吸収できたものは多かったです。 今でも渋谷に用事があった際は必ず立ち寄ってしまう、魅力的で思い出深い場所です。 青山ブックセンターだけは

          思わず本を買ってしまう、夢と魔法の国。

          はやりの服を着るように、はやりの思考をしてしまう。 / 林真理子『野心のすすめ』

          林真理子さんの『野心のすすめ』 2013年出版という、少し前の名著を読んでの書評を書いてみました。ぜひ読んでみてください。 今では作家であり、直木賞の選考委員として知られる重鎮ですが、広告会社の無名コピーライター時代を経て、激動の中「有名になりたい」「ブランド物を買いたい」という野心剥き出しで階段を駆け上がってきた。 その当時を振り返る形で、今に足りない野心を勧めています。 褒めてくれたあなたを信じる印象に残った言葉をnoteでも紹介しますね。 自分を信じるというこ

          はやりの服を着るように、はやりの思考をしてしまう。 / 林真理子『野心のすすめ』

          ルッキズムが消滅しても、コンプレックスは消滅しない。

          ルッキズム佐々木宏さんと渡辺直美さんの問題は、外野も含めてかなり大事になっていましたね。 要素を分解してくと、小学生の諍いと大差ないんですが... 詳細は、記事を参照してください。 佐々木宏さんは広告業界では、とても有名な方です。 ただ古い時代の感覚のままだったために、最近盛り上がっているルッキズム批判についての感覚が鈍かったのかもしれません。 なかなかの袋叩きっぷり。 もちろん正論です。 けれど、外見至上主義をなくしていきましょう! という方向で簡単には問屋

          ルッキズムが消滅しても、コンプレックスは消滅しない。

          レッドカーペットの歩きかた

          レッドカーペットを臆せず、しっかりと歩くことができる。 それは、過去の自分の選択への自負だけではなく、批評家としての自分=客観的な視点をはねのけるだけの強い想いがきっとあるのだと思います。 レッドカーペットを歩くのって怖いバチェロレッテを見ました。※以降、ネタバレを含みます。 バチェロレッテについての説明は省きたいので、以下公式Twitterより引用です。 『バチェラー・ジャパン』の男女逆転版!『バチェロレッテ・ジャパン』。独身女性が主役= #バチェロレッテ となり、多

          レッドカーペットの歩きかた

          サラリーマンって、そういう意味じゃないよね?

          ウインドウに映った自分の顔が サラリーマンになっていた。 いかん、いかん。 つぎの休みは遠くへ行くぞ。(安藤温子 / 第一勧業銀行) サラリーマンの顔ってなんでしょう。 サラリーマンって言われたら、 なんとなく皆が同じような絵をイメージすると思う。 スーツ着てる男の人だよね。 で、なんとなく疲れてる。 でも、サラリーマンって言葉の意味だけなら、 給料をもらって生活している人ぜんぶを指すはず。 サラリーマン という仕事は ありません(糸井重里 / 西武セゾングループ)

          サラリーマンって、そういう意味じゃないよね?

          外見も、重要だと思いませんか?#本日のコピー

          総理大臣や大統領が変わるより、 前髪1ミリで わたしの世界はかわる。(長岡晋一郎 / WARP Hair Craft) それだけ髪型って大事だよね って気持ちはわかるものの、 カットした直後に、 「この髪型を待ってました!」 ってなったことは未だにない…….. カット直後の髪型はさほど重要ではないと思っちゃう。 僕の父親は、 「人は、内面だ」 っていうタイプの人。 でも僕自身は、そうは思わなくて、 「内面が外見に出るし、外見も内面に影響を与える」 って思ってる。 「

          外見も、重要だと思いませんか?#本日のコピー

          「例のあの人」の方が、想像が広がる。

          世界で最も 有名な少女が 来日します。「世界で最も有名な少女」とは誰のことでしょうか? そしてこれ、何を広告するコピーでしょう? 音楽ライブでも、スポーツの祭典でもありません。 これは、美術展の広告コピーです。 「世界で最も有名な少女」とは、 フェルメールの絵画、「真珠の耳飾りの少女」のことです。 ある特定のモノを、別の代名詞で言い換える。 それだけで不思議と「何のことだろう?」と注目してしまいます。 「例のあの人」の効果例えば、ハリーポッター の中にヴォルデモートという

          「例のあの人」の方が、想像が広がる。

          予定は、狂うのが面白い。#本日のコピー

          また来るぜ!と言ってたバンドが 二度と来ない。(大津裕基 / 島根県×鷹の爪 ) 鷹の爪団のキャラクターたちがいい味を出してる、島根の自虐カレンダーから もちろん、「もう二度と来ない」と心に誓った場所はいくつかあります。 けれど、なんだかんだ笑い話になる、記憶に残ってしまうのは、 そんな場所だったりします。 忘れもしません。高校2年の修学旅行で、大阪に泊まった時のことを。 部屋でしばらく談笑していると、突然 風邪を引いたのかと思うくらいの喉の痛みが ホコリなのか、ハウ

          予定は、狂うのが面白い。#本日のコピー

          本当に欲しいものが、安くなってこそのバーゲン。#本日のコピー

          今日はまったり、 終電近くまで残業でした。 WDNを読んで、吸収できた1日でした。 もっと安かったら買うのに。は、 安くなってもたぶん買わない。し、 買ったとしてもなんか着ない。100%魅力を感じる服が、 50%オフになっている。 それこそがバーゲンだと思う。50%しか魅力を感じない服が、 50%オフになっている。 わたしにとっては定価と同じだ (尾形真理子 / LUMINE) 価格が、買うか・買わないかの二択を分ける重要な指標であるのは間違いない。 価格が、本当にいい

          本当に欲しいものが、安くなってこそのバーゲン。#本日のコピー

          物語は、読者より先に作家を救っている。#本日のコピー

          3分で読めるコピーとエッセイ。 という感じで始めた試み。自分のアウトプットをメインにしつつ、もうすぐ、2ヶ月です。 自分としては、わりとつづいてます。 今日の仕事は、割に大変でした。 でも新しいことを吸収できたって考えれば、 お金をもらって勉強できるっていうすごい時間。 前向きに考えつつ、終電で帰っています。 フィクション。 でもそれは、事実から出来ている。(魚坂洋平 / 『物語のある広告コピー』より) フィクションって、全てが作り物というわけではないんですね。 現実の状

          物語は、読者より先に作家を救っている。#本日のコピー

          あげることの方がうれしい。#本日のコピー

          思い出はいつも、あげるつもりが、もらってばかり。 (東日本旅客鉄道 / 山口広輝 / 山形ディスティネーションキャンペーンポスター) 温泉街。浴衣姿、笑顔の女の子を捉えたポスター。そして、父親目線、娘への愛情が詰まった一文。 コピーの良さはもちろん、とっても本質をついてると思います。何かをもらうのも嬉しい。けど、あげる方も幸せ。 ボランティアってそういうことなのかと、最近気づきました。赤の他人に自分のリソースを割く気持ち。理解不能でした。 でも結局、嬉しいから、あげ

          あげることの方がうれしい。#本日のコピー

          旅への一歩が軽くなる。#本日のコピー

           旅行のよさって、日常から非日常に出て行く感覚が得られるところ。 景色はもちろん、電車から降りた時の匂い、頬っぺたに冷たく触れる空気まで。同じ日本でも、行く先にはちょっとだけ違う1日が必ずある。  3つ目は旅行、ではないですが。新しい服を着る、いつもと違う自分になるのも、ある意味旅でしょう。 ちょっとだけ上手い気がする。 ①この秋も、誰かの画像で済ませますか。 (湯沢町観光協会 / 日下部浩一 / ポスター) ※「行かなくても、ネットで見られるじゃん」っていう、旅行のある

          旅への一歩が軽くなる。#本日のコピー