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【詩】紅茶の海

私とあなた
それは紅茶とお砂糖のような関係
少し苦味のあるとろとろの液体な私を
あなたが優しく少しずつ甘やかしてくれる
もっと もっと もっと
お砂糖が多くなればなるほど甘みは増しても
足元に溶けなかったもの達がまとわりついて
歩くのも億劫になってしまう
もう歩かなくていいや このまま寝転んでしまおう
そうして紅茶の海に溺れて溺死してしまうのです

@2024 金平糖みなみ

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