理想的なサーキュラーエリア!デンマークのKalundborg(カルンボー)
デンマークの留学先でのプチ遠足のはなし。
首都のコペンハーゲンと同じ島で、西にある人口1万5,000人の小さな工業都市Kalundborg(カルンボー)へいった。デンマークの大手電力会社ØrstedのAsnæs発電所やKalundborg大学などがあり、栄えているが、基本的に小さい町だ。
場所はここ。
Kalundborg Symbiosis(カルンボー・シンバイオシス)
ゴミをリサイクルするのではなく、最初からゴミを作らないような経済的な仕組みを作ること。そのためには、異なるセクターの企業が協力する必要がある。その協力体制のことをIndustrial Symbiosis(産業共生)というらしい。
カルンボーは、その先端をいき「Kalundborg Symbiosis(カルンボー・シンビオオシス)」を確立しているとのこと。
1961年から始まり、参加企業には、精製所、発電所、酵素製造業者、インスリン製造業者、石膏ボード製造業者などがある。効果は以下の通り
年間CO2排出量は24万トン削減。
リサイクルと再利用により300万m3の水が節約。
30,000トンのわらが、エタノール54万リットルに変換。
石炭燃焼の排ガスから生成される150,000トンの石膏が輸入天然石膏に。
数十年にわたり、安価なエネルギーと原材料を提供し、同時に廃棄物処理のコストを削減してきました。廃棄物を最小限に抑え、リソースを再利用する循環経済で、生態系に類似している。
それでいて、「経済的な利点もあること」を忘れていないのが、すごいなと思う。昔の市長がいろんな企業を招待して、うまいことこの仕組みを作って街の活性化をしたんだとか。これからますます注目の集まりそうな街!
それでは、観光スポットを貼っていく。
Our Lady Church
デンマーク唯一の5棟タワーがある教会。
街なみ
お返しの愛は無限大、一緒に幸せに貪欲になりましょうね!!