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教会の勉強会は「リベラルアーツ」である①

今日から教会での勉強会も再開されました
勉強会というのは
神父様がキリスト教や聖書について
解説する会であります

キリスト教徒でない人から見たら
ドン引き案件かもしれませんが
これ、よくよく考えると
今流行りの「意識高い系一般教養」なのです
今風に言うと「リベラルアーツ」ってやつですか

全然関係ないですが
20年前に誰がこんなに世の中が
ルー大柴で溢れかえると予想できたでしょうか
ルー大柴さんは
先見の目を持っていたのかもしれない
今の時代だったらあの芸風は目立たなかっただろうな
「パンデミックなのでクラスターに気をつけて
ソーシャルなディスタンスでウィズコロナの生活を!」

これではみんながルー大柴だ

本当に話しがそれましたが
その流行りの「リベラルアーツ」には
芸術や天文学などありますが
大きく捉えると哲学や宗教学でもあるのです
どこの教会でも実施されている勉強会には
「入門講座」という講座が必ずあります
基本的には信徒さんでない方のための
講座なのですが
私は信徒であるにも関わらず
この「入門講座」が好きで
普通の「福音書解読」の勉強会ではなく
いつまでも「入門講座」の授業に参加しています

教会の神父様というのは
何年か経つと移動があるのです
今年は新しい神父様なので
「入門講座」もまたその神父様の個性があります

私の所属している教会では
入門講座に来ていたのは今年は3人でした
そんな少人数で神父様から
直々に講義を受けられるのは
とても贅沢な時間です
キリスト教を説明するには
ユダヤ教も通りますし
わかりやすい比喩として仏教も出て来ます
無料で世界の宗教学を受講できるのは
お得だなと思っているのです

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↑今日の授業
始まったばかりなので
「創世記」からです

神父様によっては
面白い小話を交えて
ブラックジョークも飛ばしながら
世界の宗教をいろんな視点で講義してくれます
今日のジョークもかなりブラックで
noteに書くのが憚られる

今日も聖書も宗教も関係なく
神父様の脱線話の中で面白かったのが
「近代哲学」に現象学というのがあるそうです
私は大学では哲学の授業一切履修してないので
知りませんでしたが
この現象学がとても興味深かったのです
「相互主体性」という定義のもと
「人との関わりの中で人が創られていく」
と考える学問そうです

哲学って当たり前のことを言語化する学問
という認識を私はしていますが
文学に哲学が必要な理由も
言語化ってところなんだろうな

この歳で一般教養を学ぶ機会があるのは
とても幸せだなと
大学生の時の授業なんて
ひとつも記憶に残っていない
私も当時の大多数の残念な若者だったのです

無料で大学よりも有意義な授業が受けられる
教会の講座は
哲学・宗教学・歴史学・芸術学に興味がある方
かなりおすすめコンテンツだと思います









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