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【私の金丸悠児アートコレクション】

先日、大人になって雑誌を買わなくなったなぁ
という思いと
でも「芸術新潮」だけは
私のアンテナに引っかかる特集を組むので
たまに買うなぁっていう話を記事にしたんですが
その時の「芸術新潮」に画家金丸悠児先生の名前があり
これまたいたく感動したんです
それは私は金丸悠児コレクターであるからです

「絵を買う」ってなぜかハードル高くないですか?
好きな洋服を買う
好きな音楽を買う
好きな車を買う
好きなものをコレクションするって色々あるのに
なぜか「絵画」のハードルは高い

たぶんそれは絵画市場が
一般に全然身近じゃないからなんですよね
と、一人考察するのです
テレビで物凄いお金持ち達が
美術館にあるようなたっかい絵を買ってるような印象

でも実際、日本に画家ってたくさんいて
毎日どこかで個展が開催されていて
無料で鑑賞できて
気に入ったら購入できるという
普通の商品なんですよ
野菜や洋服と同じ購買システムです

かくいう私も「絵を買う」という行為に及ぶまで
とあるストーリーがありました

私はお客様に画商の方達が多かったので
絵画市場というものが
割と身近であったにも関わらず
それでも自分で絵を購入するという意識は
最初は全くありませんでした

まずみなさんご存知の!
私は大のヤクルトスワローズファンです
ある時、画商の兄さんが
「うちで扱っている画家のトラの絵、○○さんが買ったんだよ」
「え?なんで?」と私
「あの人、阪神ファンじゃない?だからトラだって」

ええええええええ!
その理由でトラの絵を買うのか!
それならスワローズファンの私はツバメの絵とかあれば欲しいかも?
と思い、その画商の兄さんに
「ねね、ツバメの絵はないの?」と尋ねたら
「その先生、ツバメの絵は今まで描いたことないけど頼んだら描いてくれるよ」と。
「なにー??絵画ってオーダーできるのか!」
私はそんなことも知らなかったんですね
その画家こそ金丸悠児先生なんですが
金丸先生は動物をモチーフにした絵を描いてらっしゃる私と同じ年の画家さんだったんです
即座に私は「描いてもらって!!」と頼みました
1年後、金丸先生自身も初めて描いたという
想像以上に素敵なツバメの絵の第1号が
無事に私の元へと納品されました
その年、なんと!なんとなんと!
万年最下位だった我がヤクルトスワローズが
14年ぶりの優勝を果たしたのです!
これはもうツバメの絵のおかげだと思った私
そして私の部屋をツバメで埋めたくなったのです
そこで私は画商の兄さんに
毎年1枚、金丸先生のツバメの絵が欲しいと
お願いしました

気がついたら全部で7枚となり
我が家はツバメで溢れています
金丸先生もツバメの作品をオフィシャルで描くようになり
今では個展でもツバメモチーフがあります
私発案の嬉しさもあり
画商さんの仕事の成り立ちに改めて感動しました
絵を売るためにお客の要望に答えつつ
画家も育てる

そんな理由で絵を買うというハードルが一気にさがり
アートを持つという生活ができた私
なんてことないのです
好きな作家さんの絵を買う
誰かの推しになった瞬間なだけなのです
音楽を聴くように
絵画も身近な存在になったらいいなと思うのです

最後に私の金丸コレクションを披露して終わります
いつか金丸先生の大展覧会があった時に
私のコレクションを
美術館に貸すということをするのが
私のひとつの夢でもあります

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最後の絵は大きすぎて壁にかけてなくて
立てかけてるだけですが
それでも素敵なのです

絵を買った最初の年以来
我がヤクルトスワローズが
優勝していないのは内緒です

素敵な若い作家さんは
世の中にたくさんいるので
自分のお気に入りを見つけて
コレクションするという
内向的人間の趣味には最高ですよ
画廊さんを知るところから
始めてみてはいかがでしょうか?


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