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心がずっとしくじってる


私のことである。

私は今反省の念を込めて記事を綴っているところではあるが、
久しぶりに仕事でとんでもないミスをした。
その上一度書いた記事があと少しというところで消えたものだから
危うく布団に潜ってシクシクと泣くところだったが、
それはそれで悔しいので再び筆を取った次第である。
筆は取ってないけど。

社会人という一括りの単語の中にも、色んな社会人がいると思う。

普段からミスをしてしまうタイプ。
時々ミスをしてしまうタイプ。
マジでミスをしないタイプ。

簡潔に3段回で分けるとすればこんな感じになるわけだが、
三番目に至っては神の領域である。
神の領域とは、一般人が触れることの出来ない範疇なので
一般人の私は1番目と2番目の間辺りに腰掛けている。

位置付けに曖昧なのにも理由があって、
厄介なことに私は『時々とんでもないミスをする』タイプの人間だ。
こうなるといつ爆発するか分からない爆弾を抱えて歩いているのと同じで、
最早普段から小さなミスをするタイプの方が
まだ社会人として気楽なのでは無いかとすら思う。

最大の理由として、私という人間はミスの予防線を張るのが苦手だ。
その癖後から考えると「前兆」は明らかにあったりする。

例えば今日。
1日の仕事を終えて疲れているタイミングで、
他の作業の手伝いに行くことになった。
その作業というのがこれまた久しぶりだったのだが、
何故か「まあいけるだろう」と思って作業を進めた結果、失敗したのである。
疲れているときに、忘れかけの仕事などしてはいけない。
それでも自信を持って決行したのは何故なのか。
心がいつもしくじっているからである。

かつてオードリーの若林さんが言った台詞である。

皆さん、オードリーの『ニトリの椅子事件』をご存知だろうか。
レギュラー番組内で行われた視聴者プレゼントのコーナーにて、
春日さんが座っていた「壊れない椅子」を若林さんがふざけて押しまくり
壊れてしまったあの事件のことである。
オードリーファンなら歴史に刻まれたであろう有名な放送事故なのだが、
私は今日仕事の帰り道、この話を強く噛みしめた。
若林さん曰く、「しくじる人というのは心がずっとしくじっていて」
それがいつか点となって、大きな出来事で象徴されるのだ、と。

私のことだ…。
後から考えると確かに気を緩ませ失敗しているのだが、
その時その瞬間には気付かないものなのである…。
今ならしくじり先生にも出られる心持ちだ。
教科書をめくる度、私の失敗が紹介されることだろう。
それくらい私は既にやらかしている。

トボトボと自転車を押しながら帰った夜、
私はコンビニで一番ヘビーなカツ丼を購入して帰った。
そうでもしなければメンタルがやられると思ったからである。
この爆弾、誰か処理してくれんかなあと思いながらカツ丼をかきこんだ。
お腹は膨れた。
それでも私のメンタルゲージは空っぽのままである。

時々ミスをするのは仕方ない。
せめてとんでもないミスが降りかかるのを防げる大人になりたいものである。

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