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1 愛について語ろうか

 親と向き合うように心掛けている私は、「先に亡くなる親といい関係を築くためのアドラー心理学 岸見一郎 文響社 」を読んだ。

 本のタイトルで選んだ本だったのだけど、読み始めて「しまった」と思った。認知症の父親の介護の話だったのだ。どうしようか迷ったけど、せっかく借りたからと思って最後まで読むことにした。どんなことも勉強しておくに越したことはない。

 そしたらこの本、人間関係に関するとても勉強になる本だった。認知症だろうが人間だから。発達障害、自閉症、うつ病、痴呆症、いろんな病気があるけど、みんな人間だ。どんなカテゴリーに分類されようが分類されなかろうが、人間に違いはないのだ。

 たくさん「なるほど!」と思ったのだけど、つい笑ってしまったのがあった。この笑いは自嘲の笑い。自分を反省するしかなかった。その箇所はここ。

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