1 言葉の錯覚
名まえが大好きな木花開耶姫様。私のイメージは3Dでお花まみれになっている神様。とても華やかで美しい女神だ。
インテグラル・ヨーガ(*1)によると、「実体がなく、単に言葉だけを聞いて生ずる心象は、言葉による錯覚である。」とのこと。
妄想。
神を敬うことも妄想か。この妄想に良い悪いがあるのだろうか。
そんなことを考えている時に、「デジデリオ(*2)」を読んだ。
この話はドキュメタリー。作者の体験が書かれていた。ある霊能力のある主婦に前世を教えてもらって、その前世の人物を外国へ行ってまで追いかけていく。
”本当に映画のようなことが起こるんだ。人生って何が起こるかわからない、おもしろい。”
と思わされる内容だった。のだけれど、読んでいて引っかかったことがあった。
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