![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56232133/rectangle_large_type_2_d2cd827e83a4dc080432b2c1365ebd6b.jpg?width=1200)
3 父への感謝
未来を託したお賽銭。
それを忘れさせたものは、自分で招き寄せていた。
去る5月に私は母に自由が丘のお菓子セットを、その翌月6月には父に無添加のカップスープを贈った。
この二か月間はたくさんの人たちが両親にプレゼントしたと思う。だってそういう季節だったから。
なんとも強制的かつ商業的な感謝イベントなのだが、ビックリするほど両親は喜ぶ。すんごい機嫌がよくなるのだ。
ここから先は
1,263字
¥ 100
小説「梅すだれ」を連載中です!皆様の支えで毎日の投稿を続けられています。感謝の気持ちをパワーにして書いております!