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幸福とお金

  やけに感動するようになった。

  例えば、朝粥。これがとても美味しい。特に一口目。あまりの美味しさに口だけで味わうのは勿体なくて、目をつぶってその美味しさを全身で感じるようにしている。

 “ただのお米がこんなに美味しいなんて。”

 水を入れて炊いただけでこの美味しさだ。「主食」の位置を勝ち取ったのも納得だ。

 お粥にこれだけ感動するのは朝の運動のあと、ということもあるかもしれないけれど、日々の感謝のおかげで敏感になっているとも思っている。感謝のパワーのおかげ(*1)だと。

 しかし、これはただの親譲りかもしれないとも思うのだ。

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