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ポテトが増える魔法

かなり久しぶりに、外食に出掛けた。
正確に言うと、日々のご飯を外食に置き換えたのではなく、ちょっとお洒落で美味しいレストランに、食べに行くためにお出かけしたのだ。

子供が小さいことと、コロナ禍とあり、約1年ぶりくらいだろうか。

家庭料理は、家族全員が食べれる事、簡単な事などが優先され、マンネリ気味となってしまう。たまには、子供に敬遠される辛いものや、酸っぱいもの、家族が嫌いなものも食べたい。

至福のランチ

私は(家族が苦手な)トマトをふんだんに使った、パスタランチ。夫もまた、我が家の食卓ではあがる事はない、ローストビーフランチを選んだ。

いやー、美味しかった😋🍴💕とっても。
深みのある味わいのソースに、絡みあうコシのあるパスタ。
手間暇かけても同じように作るのは難しいだろう。

夫もまた嬉しそうに味わっている。「美味しいねー」と幸せを分かち合った。子供たちも、嬉しそうに、しばらくまあまあ大人しく食べていた。

事件発生

夫が、長女がよそ見している間に長女のポテトを掴んで食べた。それをみていた4歳の次女は自分のポテトを数え始めた。

1、2、、、、15と。(※本当は13本)

しばらくしてまた数えた。

1、2、、、、13

「13本しかない~!誰が取ったの!!」

マズイ、、大声で騒ぎ始めた。
私は内心夫に苛立ちながら、もともと数え間違えしてたと説明した。
もちろん、そんな説明は受け入れられない次女のお怒りはおさまらない。

救世主現れる

その様子を見ていた長女は、おもむろに次女のところに行き、

「ほら、こうするといいよ」と。ポテトを折って増やしたのだ。

次女のお怒りは急激におさまった。もはや、誰かに取られたかもしれない事より、「ポテトの本数が増えた魔法」に魅入られ、次々とポテトを折って本数を増やし始めた。

1、2、、、、25!!

「25本ある~」とにっこり。 ホッ

次女のお怒りがおさまった事より何より、長女がそんな解決策を持ってくるとは驚きだった。長女には、次女が本数さえ増やせば納得してくれる事がわかっていたのだろうか。(私の頭の固さには残念だ。)

ランチの美味しさと長女の成長に感激した1日だった。