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Gerbera Music Agencyの近況報告(2022年-2023年)

2023年度も上半期が終わろうとしています。今回は直近1年の近況を書きます。



会社の収支について

一言でいうと、PL/BS/CFともに良好な状態です。

今年度も上半期(4月-9月)が終わろうとしている状況ですが、前年比で粗利は1.4倍で推移しています。2023年9月の粗利(予測)は前年同月の粗利の3倍に到達する見込みです。昨年9月ごろは絶不調でしたが、現在はありがたいことにとても好調なため、大きな開きが生まれました。

私は資金繰りによって自分のメンタルに負荷がかかることを嫌うビビりタイプです。ここ数年は理想としているBSに近づけることを目指し、融資も含めて手元資金を蓄積させていくことを意識して経営してきました。メインバンクからの格付評価も高く、財務的にも少し余裕ができてきた状況です。

組織の規模

2022年10月は社員5名/業務委託メンバー10人で計15名の組織でしたが、現在は社員7名/業務委託メンバー13名の計20名となっています。昨年との違いは音楽広告事業部にマネージャー1名、リーダー3名を抜擢し、権限委譲を行ったことです。

昨年までは多くの案件の窓口を自分自身で対応するケースが多く、組織の成長を阻害していました。また、増えていく案件数を無理して対応することも多かったので、身体の不調の要因にもなっていました。現在はマネージャーの太田に組織のルールづくりや研修、各案件の品質担保などを委譲し、私自身は採用や財務、事業計画などに注力する体制に移行しています。

好調の理由

以下3点となります。

1:対応できる広告の幅が広がったこと
2:メンバーの成長
3:高い品質を維持できるようになったこと

1:対応できる広告の幅について。当社は昨年9月ごろまではInstagram広告、それも海外向けのInstagramをご相談いただくケースがかなり多い状況でした。現在はInstagram広告のほか、TikTok広告、YouTube広告、Twitter広告についてもご依頼いただくケースが増えています。また、国内向けの広告を実施するケースもかなり増えてきました。

2:メンバーの成長について。私自身がメンバーの成長を阻害していたという反省から、各リーダー/メンバーに案件の大部分を任せるようになり、メンバーが自ら考え提案する機会が増え、私がいなくても提案からレポート提出までを一貫して対応できるようになりました。

3:品質について。昨年はAppleを筆頭としたプラットフォーマー各社の3rd Party Cookie規制が広告品質の低下に繋がり、非常に苦戦した年でした。これまでの勝ちパターンが通用しないことに強烈な危機感を持ち、その後アドテクノロジーにより真剣に向き合うようになりました。機械学習のかかり方を適切に管理し、アーティストのファンになってくれるリスナーに対して広告を表示するにはどうすれば良いか。この問いに対して答えを出すまでにかなり苦戦した記憶がありますが、答えが出てからは環境構築のための投資を粛々と行い、現在の環境を整えました。昨年と比較すると高い品質を維持できている広告キャンペーンの比率は格段に上がっています。これが継続発注や紹介発注に繋がっています。

採用について

ありがたいことに現在も多くのご相談をいただいているため、社内のリソースが常に逼迫しています。そのため、来月から中途で1-2名採用することが決まっており、需要の増加に対応していく予定です。

もし当社での就業にご興味ある方はぜひご応募をお待ちしております。

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