社内でたまに窮屈さを感じるあなたはきっとネコ 《「組織のネコ」という働き方》

タイトルを見て、ビビッときていたのですが、読んでみるとやっぱりおもしろい! この本の著者いわく、組織で働く人は「ライオン」「イヌ」「ネコ」「トラ」の4タイプにざっくり分けられるらしいです。

組織で従順に働くのが「イヌ」で、その群れを統率しているのが「ライオン」。組織にいながら自由に働きたがるのが「ネコ」で、その中でも圧倒的に成果を出していて一目置かれているのが「トラ」です。

私は「ライオン」に育てられた「ネコ」タイプかも。ゴールだけ決まっていて、やり方はご自由に! みたいなプロジェクトが好き。細かく指示されると、宿題をしようと思っていたのに、お母さんに言われて急にやる気がなくなった……  みたいな気持ちになります(笑)

そして「ネコ」気質だからか、やっぱり「トラ」には憧れが! ただ、「トラ」って普段はこんな感じなんですよね。

・集団行動が苦手だし、
・指定したルールからはみ出すし、
・「聞いてないんだけど」っていうことをするし、
・前例のないことをやろうと言ってくるし、
・今月の業績と関係ないことをやっているし、
・「上からの指示だからみんなでやろう」と言うとヘソを曲げるし、
・社内を盛り上げようとキャンペーンをやるとドン引きするし、
・社外の人たちと楽しそうに複業している

仲山 進也『「組織のネコ」という働き方』翔泳社

もー、めちゃくちゃわかる(笑) だいぶ社内では浮いてしまうと思うのですが、これが許されるのは、やはり圧倒的な成果を出しているからなのでしょうか?

ネコからトラへ進化する方法

「トラ」な人って、生まれたときから「トラ」っぽい感じがしますが、そこには実直な努力がありました。どうやら、ネコからトラへ進化するには「加減乗除の法則」があるみたいです。

  1. まずは好き嫌いせずに量をこなし(加)

  2. 苦手なことを減らし、強みに集中することで質を上げて(減)

  3. 強み同士をかけ合わせて独創性をつくり(乗)

  4. 自分のブランドを築く(除)

ちゃんと「量をこなす」というステップも踏んでいるんですね。つまり「トラ」の圧倒的な成果とは、突き抜けるぐらいまで重ねた努力ということか……! やはりそう簡単にはなれなさそうです。でも、生まれつきの類まれなる才能がなくても、なれるということは希望ですね。

あと、「トラ」は上司の評価よりもお客様の評価を重視するため、仕事の質が高く、支持してくれるお客様がいるそうです。だから社内で自由に働けるとのこと。めちゃくちゃ納得!

職場の環境や状況によっては、「ネコ」であることや、「トラ」を目指すことが、むずかしい場合もあるかもしれませんが、そんな方こそぜひ読んでみ欲しいです。あ、ここに仲間がいた! と元気がもらえるはずです◎

「私もネコかも!」というあなたは、ぜひ!





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