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こどもの本棚:1歳次男が本棚から自分で持ってくるようになった絵本「だるまさんが」

最近次男が本棚から自分で本を抜いて、私のところに持ってくるようになった。1歳になったばかりでもうそんなことができるんだ、と正直驚いた。
それがこの本。

「だるまさんが」 かがくいひろし ブロンズ新社

本棚から本を抜き、片手で掴みながらトテトテ歩き(たまに転ぶ)、座っている私に「んっ!んっ!!」と言いながら、ぐいぐい差し出してくる。

推しが強い・・・。

私が絵本を受け取ると、くるっと背を向けて私のあぐらの上にどすん、と座る。

読んでアピールからの、万全の体勢。
いつのまに覚えたのか?教えたことないのに。
そんなに読んで欲しいのか・・・。

そこまで1歳時の心を動かすこの絵本は、
「だ・る・ま・さ・ん・が・・・」に続いて、「どてっ」とだるまが転ぶ。
次のページでまた「だ・る・ま・さ・ん・が・・・」に続き「ぷしゅーっ」と空気が抜ける。
というように続いていく。

こどもは繰り返しに弱い。
いや、こどもだけじゃない。以前お笑い番組で、同じボケやギャグを何度も繰り返すことで、笑をとる”繰り返しによる笑い”というスキルがあると言っていた。
人は繰り返しに弱い。

次男は「どてっ」のところで同じように転んだ真似をし、けらけら笑う。
長男の時は「びろーん」のところで、いつも大受けだった。

同じくらいの年の時に好きな絵本は一緒でも、笑いのツボは違うらしい。
そして何度読んでもそれぞれのツボは変わらない。
この本を読むたびに長男の幼かった笑い声を思い出し、やっぱり個性って生まれ持ってあるんだな、としみじみ感じる。

この本は2008年に初版が刊行された。我が家にあるのは2015年のものだが、その時点で209刷。すごい勢いで重版している=売れていることがわかる。単純計算で1年に26回の重版。元印刷会社勤務だけど、月に2回以上重版する本を担当したことないよ・・・。
今いったい何刷なんだろう・・・。

そしてこれだけ人気だと、もちろんシリーズ化する。

だるまさんの体の各パーツにスポットがあたる「だるまさん

だるまさんの友達(みんな果物)にスポットがあたる「だるまさん

次男は「だるまさん」「だるまさん」「だるまさん」順に好きだ。
発行順ままだ!
持ってくる頻度の割合は、6:3:1という感じ。

長男次男と合わせたら、このシリーズだけで軽く100回は読み聞かせている。長男の時は1日10回読むこともざらだったから、500回くらいは読んでいるのかもしれない。そして次男が飽きるまでにはさらにあと500回くらい読むのかもしれない。

正直、ママはもう飽きてます・・・。

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