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【イベントレポート】TECHNO PIZZA #1 @FabCafe Kyoto

こんにちは!CultureDesigner/PR/HRのannaです。
Konelが新たにリアルイベント「TECHNO PIZZA(テクノピザ)」を始めました。その第1回目を9月14日に京都で開催しました。
この記事では、「TECHNO PIZZA」とはどんなイベントなのか、当日の会場の様子と合わせてご紹介します。

TECHNO PIZZAとは

「TECHNO PIZZA」は、越境型クリエイティブ集団Konel(コネル)が主催するR&Dプロトタイプ体験イベントです。Konelが開発中の最新プロトタイプを直接体験・観賞していただけます。

クリエイターの方々には作品の発表の場として、企業の方々には新たなビジネスアイデアの発見の場として、テクノロジーやクリエイティブがお好きなさまざまな方が繋がる場にしていきたいと考えています。

Konelが企業とクリエイターを繋ぎます
Konelではさまざまな新しいテクノロジーを使ったものづくりをしています

記念すべき第1回目は株式会社ロフトワークさんと共催し、会場は同社が運営するFabCafe Kyotoをお借りしました。
なぜ京都で開催することにしたのかと言いますと、京都にはKonelの拠点もあり、今回の体験コンテンツは主に京都在住のメンバーであるエンジニアの永井さんが開発を進めているというのと、京都のものづくりコミュニティの方々にぜひイベントにご参加いただきたいという思いがありました。

FabCafe Kyoto外観

2種類のXR体験コンテンツ

今回は、Konelから現在開発中の2つのXRコンテンツをご用意しました。

1. HELLO AIR TAXI

「HELLO AIR TAXI」は、MRヘッドセット「Meta Quest Pro」を用いて未来のモビリティ環境を仮想体験できるコンテンツです。ヘッドセットを付けたまま歩き回ることができ、仮想空間上のボタンを押すと仮想のタクシーを呼ぶことができます。現実空間に現れたAIR TAXIに実際に乗ることはできませんが、ドアを開けて中の様子を見ることができます。

2. Virtual Hallucinogen

かつてパーソナルコンピューターはvirtual(≒実質的)なLSDとして期待されていました。PCと幻覚剤は自分自身のリアリティを創造するのに役立つという共通点を持ち、PC技術の中でもVRはその特徴を色濃く受け継いだメディアです。本作品は幻覚剤を変性意識状態を引き起こすものと定義し、幻覚剤の効果を模倣したVR体験です。

会場準備の様子

当日の10時にFabCafe Kyotoにお邪魔し、レイアウトの変更や機材のセッティングを始めていきました。この日はカフェ営業はお休み。

このPCめちゃくちゃ重いんですよ…

1階では歩き回って体験する「HELLO AIR TAXI」を準備し、「Virtual Hallucinogen」は座ってゆっくり体験していただきたいので2階の畳エリアに準備していきました。

「HELLO AIR TAXI」準備の様子。
WiFiなどいつもとは違う環境で、きちんと動くように設定しています。
様になってる
「Virtual Hallucinogen」準備の様子。
セッティングしながら体験して気持ち悪くなってる…?

R&Dチームと体験コンテンツのご紹介からスタート

イベントのはじめに、KonelのTechnical Director荻野さんから、KonelのR&Dチームのミッションや活動状況と当日の体験コンテンツの一つである「HELLO AIR TAXI」のコンセプトについてお話しいただきました。

Konel R&Dのメソッド
HELLO AIR TAXIで実現したいこと

続いて登壇したのは、エンジニアの永井さん。IAMAS在籍時代から手がけていた体験コンテンツ「Virtual Hallucinogen」の開発思想を話してくれました。(「HELLO AIR TAXI」も永井さんが主に開発を進めてくれています。)

どのように"LSDを試しているような体験"を構築しているかを解説。
DeepDreamについてはこちらをご参照ください。
https://www.tensorflow.org/tutorials/generative/deepdream?hl=ja
皆さん真剣に聴いてくださっていました

新たなテクノロジーに触れ、楽しそうな参加者の皆さん

「HELLO AIR TAXI」の体験エリアでは、参加者の皆さんがKonelメンバーと共に恐る恐る歩き回りながらバーチャル空間を体験。一緒に来場していた同僚や友人の方々と共に体験することで、一層楽しいものとなった様子でした。「体験にストーリーがあってよかった。VRでありがちな唐突感がなかった。」という感想もありました。

体験中に、いくつかのアクションを行っていただきます
小芝居が上手な荻野さん

「Virtual Hallucinogen」を展示していた2階では1階とは雰囲気が変わって、参加者は畳の上で静かに集中して体験に没頭していました。こちらでは画面上のエフェクトが異なる2種類のバージョンが提供されており、皆さん両方を試して比較していました。

自分の手にもエフェクトがかかるので、手をかざして見てます
畳でくつろぎながら体験できたのもFabCafe Kyotoならでは

新たな交流も生まれました

XRコンテンツを楽しむ傍ら、参加者の方々同士でも多くの交流が生まれていました。XRコンテンツは1〜2人ずつ順番に体験するものだったので、どうしてもお待たせしてしまう必要があったのですが、その間にピザを食べながらお酒を飲みながらお話しが盛り上がっている様子でした。
当日はクリエイターのみならず、メーカー、医療業界、映像業界、デザイナー、芸術系の学生さんなど、幅広い方々にお越しいただきました。
Konelは多くのメンバーが東京、金沢にいるので、京都の皆さんと新しいご縁を結ばせていただけたのも大変嬉しかったです。

来場者同士の交流もたくさん生まれていました
「HELLO AIR TAXI」で使用したヘッドマウントディスプレイは、
Meta Quest 2とProでした。
あっという間になくなってしまったピザ

当日は、Konel発の新感覚お菓子「くうねるあそぶ」も先行販売しました。
ゲームシート+アプリを組み合わせて、食べたり考えたり遊んだりと大人から子供まで楽しめるお菓子です。お菓子は京都と富山の老舗が手がけています。
こちらは現在店舗等で販売していただけるところを募集しています。ご興味ある方はぜひメールにてご連絡ください。

プレスリリースはこちらをご覧ください。


ロフトワークさん・コンテンツ開発者に感想を聞いてみました

会場提供だけでなく、企画、準備、告知や当日のサポートなど幅広くご協力いただいたロフトワークさんからもコメントをいただきました。

ロフトワーク / FabCafe Kyoto 木下浩佑さんより

第1回「テクノピザ」、VRゴーグル(HMD)をつけていてもわかる、参加者の皆さんの笑顔が印象的でした!新しいテクノロジーに触れるだけでなく、そこから未来の社会を体験できる機会。こうしてリアルな場を共有しながら皆でわいわい楽しんだりフィードバックしあったりできる時間の大事さをあらためて実感させていただきました。ぜひこれからもご一緒できたら嬉しいです!素敵なイベントをありがとうございました。

コンテンツの開発者であるKonelの荻野さんと永井さんにも、TECHNO PIZZA初回を終えての感想を聞いてみました。

荻野さんより

MRが初めてのお客様もたくさんいらっしゃいましたが、多くの方から「すごい!」「これができるんですね!」という声をいただきました。最新のテクノロジーを用いた未来の体験を楽しんでいただけて、とても嬉しいです。
初めてのイベント開催ということもあり、運営には改善すべき点がいくつかありましたが、今後もこのイベントを通じてKonelが描く未来を色々な方に体験していただきたいと考えています。
たくさんのご来場、本当にありがとうございました。

永井さんより

XRコンテンツはたくさんの人に体験を届けるのが難しいという性質がある中で、このようなイベントを開催することができ、感無量です。
お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。プロトタイプの発表の場を探しているみなさま、ぜひKonelまでご連絡ください。

次回は東京で開催予定!

「TECHNO PIZZA」は今後も続けていきます。さまざまな企業とコラボレーションし、新しいテクノロジーの体験を提供していくことを目指しています。開発中のプロトタイプを披露したい方、コラボレーションに興味がある企業の方々がいらっしゃいましたら、こちらのメールアドレス宛にご連絡ください。
hello@konel.jp

次回の「TECHNO PIZZA」は東京で開催予定です。今回のイベントで好評だった「HELLO AIR TAXI」と「Virtual Hallucinogen」を東京の皆さまにも体験していただければと思っております。どうぞお楽しみに!

イベントの告知はKonelのSNSやメルマガでご案内予定です。
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取材・登壇・共創・お仕事の依頼については、以下までご連絡ください。
hello@konel.jp



執筆:石原杏奈


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