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東京のヴェネツィア! 「イル・バーカロ」でワインと郷土料理のペアリングを堪能する!

こんにちは、今晩わいんです。暑くなってきましたね。
リモートワークにステイホームとおこもり状態が続きますが、皆さまはお変わりないでしょうか。

今回はご縁があって、筆者も好きな飲食店「イル・バーカロ」のヴェネツィア料理とワインのペアリングを3つ教えていただけることになりました!

北イタリアの港町、ヴェネツィアの伝統料理とワインの組み合わせをぜひお楽しみください!

※2021年7月12日から東京都に緊急事態宣言が発令されたため、店内でアルコールの提供をしておりません。何卒ご了承ください。

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ヴェネツィア伝統料理とバーカロスタイルを楽しめる「イル・バーカロ」

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入口を入るとすぐにカウンター(立ち飲み)スペースがあります。

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2000年に東京・新宿にオープンした「イル・バーカロ」は本場ヴェネツィアを忠実に再現した「地域のワインと料理を楽しむ日常的なお店」をテーマにした飲食店。

ヴェネツィアの街角にあるバーカロ* を模したカウンター立ち飲みスタイルとゆったりと座って本格ヴェネチア料理をいただけるレストランスペースがあり、そのときどきの気分で好きなほうを楽しめます

* ヴェネツィア独特の文化で、簡単にいうと立ち飲み居酒屋のこと

オーナーによると、床のタイルから天井の梁まで、カウンターや柱、照明器具、テーブルやイス、ランチョンマット、カーテンまで全部ヴェネツィアで作ったもので、目に入るものほぼすべてが本場のバーカロ空間とのこと!

天井のバケツのようなオブジェも、本場ヴェネツィアのバーカロ店内では必ずといっていいほど飾られているもので、実際にイタリアから取り寄せたんだそうです。

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また、照明を覆うレースは、レース編みが伝統工芸として有名なブラーノ島のもの。

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カラフルな家々が立ち並ぶフォトジェニックなブラーノ島。 漁業が盛んで、漁で使う網を作る技術がもととなってレース編みが発展しました

今回お話を伺った取締役・支配人の谷川さんや料理長もヴェネツィアのバーカロで修業経験ありと、装飾から料理、ワインに至るまで、すべてにおいて本場にこだわったお店で、まさに東京の、新宿のヴェネツィアといっても過言ではありません

ヴェネツィアに行ったことがある人には懐かしく、行ったことがない人にとっては旅先で地元の料理をいただいているような雰囲気と本場の味が楽しめます。

それではさっそくお料理とワインのペアリングをご紹介します!

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旅情を誘うゴンドラと運河の風景。 世界3大カーニバルのひとつ、ヴェネツィアのカーニバルはあまりにも有名

バッカラマンテカート × ソアーヴェ テッレルンゲ

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お料理について
バッカラ(干し鱈)の骨と皮をとって牛乳で煮て、ペースト状にしたヴェネツィアの郷土料理。 マンテカートはこねる、まぜるという意味。

バッカラの下に添えられているのは、白トウモロコシを使ったポレンタ。

主にイタリア中部より北の地域で食べられているポレンタはトウモロコシの粉を鍋で粥状に煮て作られます。

写真のポレンタは白トウモロコシの粉を乾燥させてひいたものに水を加えて練ったあと、冷やし固めたもの。

バッカラにポレンタを添えるのはヴェネト州ではよくある組み合わせで、まさに伝統的な料理です。

バッカラのふんわりとしたやさしい味わいが浸みるようにおいしく、幸せを感じられる一品です!

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ワインについて
ヴェネト州西部のヴェローナ県でもっとも有名な白ワインの銘柄「ソアーヴェ」

この「ソアーヴェ テッレルンゲ」を造る「ヴィチェンティーニ アゴスティーノ」はロミオとジュリエットの舞台として有名な観光地ヴェローナから20キロ弱に位置するワイナリーです。

筆者はイタリアに住んでいたころに飲んだことがあったワインで、非常に懐かしい気持ちとそのやわらかな味わいになんだかほっとした気持ちにもなりました。

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谷川さんにお料理とワインのペアリングのポイントをお聞きしたところ、酸もしっかりあるのに、やさしい味わいのガルガネーガ** がバッカラのミルキーさとマッチするとのこと。

うなずきたくなるほど心から同意します(笑)
仕事帰りの疲れたときや休日に軽く飲みたいときにもぴったりです。

親しみやすい「ソアーヴェ テッレルンゲ」と「バッカラマンテカート」の組み合わせ、ぜひお試しを♪

** ソアーヴェを造る主要ブドウ品種

サルデ イン サオール × エレオ ビアンコ

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お料理について
サルデとはイワシのことで、日本風にいうと「イワシの南蛮漬け」

ヴェネツィアの定番料理で、イワシを揚げて炒めた玉ねぎ、松の実、レーズンなどと酢漬けにしたものです。

イル・バーカロでは玉ねぎを甘みが出るまでていねいに炒め、白ワインビネガーとオリーブオイルを加えているそうです。

作ってから2~3日経ってからのほうが味が染み込んでおいしくなるので、お店に出すのもおいしくなった頃合いをみてからなんだそう。

酸味や甘みのバランスがよく、さらにしっかりとした旨みも感じることのできる「サルデ イン サオール」おすすめです!

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ワインについて
ヴェネツィアから北東に車で約1時間のところにあるワイナリー「モゾレ」。

国際品種、土着品種を問わず多くのブドウ品種から多くのワインを造っていますが、ご紹介する「エレオ ビアンコ」は土着品種タイ(フリウラーノ)100%から造られたワインです。

アーモンドの花の香りに少し野菜のニュアンスが加わった豊かな香りと、サルデ イン サオールの多彩な味わいにも引けをとらないボディがあり、飲みごたえのある1本。

白ワインながらアルコール度数は14%と高めなので、しっかりしたワインが好きな人におすすめです。

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また近年は毎ヴィンテージ、イタリアのいくつかのワインガイドで高評価を獲得しているワインなので、イタリアらしさを感じたい! という人にも◎

「エレオ ビアンコ」と「サルデ イン サオール」でヴェネツィア人も好きなアグロ・ドルチェ(甘酸っぱい)を味わってみませんか。

仔牛のレバー ヴェネツィア風 × ヴァルポリチェッラ スーペリオーレ

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お料理について
水の都ヴェネツィアといえば、圧倒的に魚介類を使った料理が多いなか、この「仔牛のレバー ヴェネツィア風」は仔牛のレバーを玉ねぎと一緒に調理した伝統料理

イル・バーカロではほろ苦くも甘さを感じられるように伝統的な調理法で作っています。

レバーと聞くと独特の臭みを想像してしまいますが、そういった心配は一切不要。

成牛よりもさっぱりしている仔牛はなめらかな口当たりで、本当に食べやすいですよ。 付け合わせは定番のポレンタです!

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ワインについて
「ソアーヴェ テッレルンゲ」でご紹介した「ヴィチェンティーニ アゴスティーノ」が造るヴァルポリチェッラ。

ヴァルポリチェッラに主として使用されるブドウ品種は、高級ワイン「アマローネ」にも使われるコルヴィーナとロンディネッラでエレガントなワインを生み出します。

ご紹介している「ヴァルポリチェッラ スーペリオーレ」はベリー類やバラの香りに加え、ほんのりスパイシーなニュアンスもあり、さまざまな香りを楽しめるワインです。

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お料理とのペアリングのポイントは、非常にデリケートでエレガントなワインと仔牛のレバーの味わいのバランスがいいところだそうです。

レバーのなめらかな口当たりとワインのシルキーなタンニンが絶妙なハーモニーで、食べる人を幸せな気持ちにさせてくれます。

イル・バーカロでしか味わえない直輸入ワインと料理のペアリングに舌鼓

ご紹介したワインはすべてイタリアから直輸入しているので、イル・バーカロと系列店でしか(おそらく)飲めないと思います!

本場にこだわった東京のヴェネツィア「イル・バーカロ」で、ヴェネツィアの伝統料理とイタリアワイン*** を満喫してください。

新宿三丁目駅直結とアクセスも抜群! 伊勢丹新宿店の向かいなので、お買い物帰りにもおすすめです。

*** 2021年7月12日からの緊急事態宣言中は店内でアルコールの提供をしておりません。何卒ご了承ください。

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通常時、カウンター立ち飲みはオンブラ(グラスワイン)260円から。 チケッティ(おつまみ)も110円からとお手頃価格です♪

ちょっとだけ飲みたいときや夕食前に軽く一杯など、いろいろなシーンで使いやすいですね。

店長おすすめのおつまみは「パルマ産 生ハム」。 その場でスライスして提供しています!

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ほぼすべてのメニューがテイクアウト可能。 写真はメニューの一部

日替わりでテイクアウトしたくなるほどメニューが充実しています。 仕事終わりやお買い物帰りに立ち寄って、おうちでイタリアンを楽しむのもいいですね。

職場やご自宅が新宿に近い人がうらやましいです!(笑)

※メニューの価格は、カウンター、テーブル席、テイクアウトそれぞれ異なる場合がございます。 詳細は直接お店までお問い合せください。

取材後記

取材をさせていただいた6月某日は、東京都は緊急事態宣言中でした。
(なので、グラスワインの写真はありません。。)

本来、バーカロはカウンターで人々が飲みながら気さくに会話を楽しむにぎやかな場所ですが、今は人との距離をとることをお願いしながら営業しているそうです。

またイタリア産のノンアルコールワインも置いてあったりと、本当にさまざまな工夫をされていました。

もとのスタイルに戻るまではまだ少し時間がかかりそうですが、イル・バーカロではしっかりと換気を行っていて、店内の空気は常時5分で入れ替わっているそうです

家で過ごすことが多いご時世ですが、たまにはおいしい食事をして、心も身体も健やかに保ちたいですね。

それでは、また次回お会いしましょう!

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