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絵画のような東欧の秋! 旅行気分で楽しむワイン&チェコフェスレポ!

秋も深まってまいりましたね。 行楽の秋ということで、ワイン好きなら産地に足を運んで、ワイン祭りなどにも参加したいところですが、今年は旅行気分でおうちでワインを楽しみたいと思います。

今回ご紹介するのは、今が狙い目!? 長いワイン造りの歴史がありながらもリーズナブルな価格で楽しめる東欧のワイン!

さらに先日、東京・渋谷で開催された「チェコフェスティバル」に行ってきましたので、チェコのワインも登場します!  さっそく見てくださいね。

チェコフェスティバル2021 in 東京

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首都プラハの美しい街が世界遺産にも登録されているチェコ共和国

「ミッション・インポッシブル」第1作目をはじめ、「のだめカンタービレ」など数々の映画のロケ地としても選ばれています。

近年日本にもチェコのワインが入ってきているということで、今回はチェコとチェコワインを知るべく10月22日から10月24日まで行われた「チェコフェスティバル2021 in 東京」に行ってきました!

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まず、会場に入ってすぐ目に飛び込んできたのが、多くの人々で埋め尽くされていた、ボヘミアンビーズをメインに扱う出店。

チェコの特産品といえば、ボヘミア地方で作られたガラス工芸品「ボヘミアングラス」が有名ですが、ビーズは今でもボヘミア地方で作られる主要工芸品なんだそうです。

ビーズをお買い求めの皆さんはアクセサリーを自作するんですかね。

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そして、チェコといえば、ビール! 国民1人当たりのビール消費量が世界第1位!

そんなビール王国チェコのファインアロマホップを使用したビールが日本でも発売されています。

写真はサントリーさんの「プレミアムモルツ」ですが、サッポロビールさんの「麦とホップ THE HOP」「ヱビス ザ・ホップ」などにも使われているんですね。

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★ 2021年の「初摘みホップ」は11月16日から期間限定で発売!

そしてこちらがチェコワインの販売コーナー。

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リースリングや隣国オーストリアの土着品種グリューナー・ヴェルトリーナーなどから造られたワインもありました。

チェコらしい品種といえば、「モラヴィアン・マスカット」と「パーラヴァ」とのことでしたので、試飲して皆さまにご紹介したかったのですが、
ステージプログラム「日本人が99%知らないワイナリーツアーバスとズノイモの町」を聴いていたら、そのあいだに売り切れてしまいました・・・!

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ご紹介したかった、モラヴィアン・マスカット(右から3つ目)

ワインを買いそびれてしまったのは残念だったのですが、ステージプログラムは聴きごたえがあり、よかったです。

チェコワインは、以下のような特徴があるそうです!
・チェコ南部の南モラヴィア地方で96%造られている
・白ワインの評価が高い
・チェコ国内や近隣諸国で多く消費される

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ちなみに上の写真はスピーカーのToshiさんが、ワイナリーツアーバスに参加した2019年当時のツアー時間が約3時間だったということらしいのですが、現在は下の写真の通り、ツアー時間が約4時間半にパワーアップ!

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手ごろな料金で参加できるので、プラハで世界遺産の街並みを堪能し、別日にツアーに参加してみるのもいいのではないでしょうか。

ズノイモに行くには、チェコ第2の都市「ブルノ」を起点にするといいそうです。 ブルノはプラハからバスで約2時間半で到着するそうですよ。 楽しそうですね!

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モラヴィア地方のブドウ畑に沈む夕日。 美しいですね

ドラキュラ伝説で有名なルーマニア

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ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」に登場するドラキュラ城のモデルになったブラン城。 ルーマニア南部のトランシルヴァニア地方に実在する

ルーマニアの国土面積は日本の本州とほぼ同じくらい。 文化遺産7つと自然遺産2つの世界遺産がユネスコに登録されている、知られざる見どころのある国です。

有名人はドラキュラのモデルになったヴラド3世(ヴラッド・ツェペシュ)と元体操選手のナディア・コマネチさん

コマネチさんは1976年のモントリオール五輪、1980年のモスクワ五輪で金メダルを獲得されたそうですので、50代以降の方でないとご存じないかもしれませんが、ビートたけしさんの持ちギャグ「コマネチ!」で聞いたことがあるという人は多くいるのではないでしょうか。

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世界遺産「モルダヴィア地方の教会群」のひとつ「モルドヴィツァ修道院」。 教会の外壁にフレスコ画が描かれていることが特徴

北東にウクライナ、北西にハンガリー、東にモルドバ、南にブルガリア、南西にセルビアといった具合に多くの国に囲まれているルーマニア。

紀元前からワイン造りが行われていたそうで、長いワイン歴史を持っていますが、第2次世界大戦後に社会主義国となり、社会主義体制の崩壊までは西欧諸国との交流が閉ざされていたので、現代ではあまり知られた存在ではありませんでした。

筆者としては、近年日本でも人気のブルガリアワインやオレンジワインで話題になることも多いジョージア(黒海を挟んで南東)に地理的に近いことから、産地としての期待は高かったです。

今回ご紹介するのは、ルーマニア語で「黒い乙女」という意味の品種、フェテアスカ・ネアグラ100%から造られた赤ワインです。

ちなみに、ルーマニアでは「白い乙女」という意味の品種、フェテアスカ・アルバから白ワインも造られています。

プレミアム・フェテアスカ・ネアグラ

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数千年の歴史を持つブドウ品種フェテアスカ・ネアグラ。 熟成に向いていることもあり、品質の高いワインを造り出す品種として、期待されているそうです。

このワインは、2017年にイギリスの「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード」でブロンズ!*
2020年にドイツのワインコンクール「ムンドゥス・ヴィニ」ゴールド!**と、輝かしい受賞歴もあります。

試飲した筆者の感想は、オーストラリアのシラーズを少しほろ苦くした感じでした。

カシス、プルーンなどと丁子などのスパイスが香り、味わいは酸やタンニンのバランスがよく、飲みやすくまとまっていました。 シラーズほど、アルコール度数からくるパンチはないのですが、黒系果実とスパイシーさ、あと味のほろ苦さが印象的でした。

1,000円台で購入できるので、ご興味を持たれたら、実際に飲んでみるのもおすすめです♪

* 2014年ヴィンテージ
** 2016年ヴィンテージ

・希望小売価格:1,750円(税込 1,925円) 
・生産国:ルーマニア
・生産年:2018
・アルコール度数:14%以上15%未満
・ブドウ品種:フェテアスカ・ネアグラ

★楽天市場でも取り扱い中! ※上のAmazonと同じ店舗です。違いは送料込みか別かになります。
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世界最大のワインセラーがギネス認定! 5000年の歴史を持つモルドバワイン!

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先ほどご紹介したルーマニアの隣国、モルドバ共和国は日本の九州よりも少し小さい国です。

1991年8月に旧ソ連から独立したこともあり、公用語はルーマニア語ですが、ロシア語も通じるそうです。

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首都キシナウにある凱旋門。 冬の夜はライトアップされる

そんな、モルドバで有名なものといえば、なんといってもワイン!

150万本*** ものワインを保管している世界最大のワインセラーとして、2006年にギネスブックに認定された「ミレスチ・ミーチ」や、プーチン大統領御用達のワイナリー「クリコバ」などがあるだけでなく、毎年10月にはモルドバ各地でワイン祭りが開かれているほど、国の文化として根差しているのが長い歴史を持つモルドバワインなんです!

*** 現在は200万本といわれています。

ラダチーニ ブラン・ド・カベルネ

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今回ご紹介するのは、女性審査員が選ぶ日本のワインコンペティション「サクラアワード 2020」にて、ダイヤモンドトロフィー**** とコストパフォーマンス賞をダブル受賞したワインです!

**** エントリー数の約1%にしか与えられない最高賞のひとつ(2018年ヴィンテージ)

通常赤ワインを造るブドウ品種、カベルネ・ソーヴィニョン100%から造られたユニークなワインで、みずみずしい果実のアロマとほどよいボディ感を兼ね備えています。

フードフレンドリーで汎用性の高いワインなうえ、約1,000円で買えるのでおすすめ◎

・参考価格:1,200円(税込 1,320円) 
・生産国:モルドバ
・生産年:2019
・アルコール度数:13.0%
・ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

★楽天市場でも取り扱い中!
https://a.r10.to/hMbUJ7

秋の夜長はいつか訪れたい旅先に思いを巡らせ、その土地のワインを味わおう!

今回は美しい秋の風景を交え、旅するように東欧のワインをご紹介しました!

日本ではまだあまり知られていない東欧のワイン、いかがでしたか。

特にモルドバワインはコストパフォーマンスに優れているようですので、知名度が上がる前の今が狙い目かもしれませんね!

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ルーマニアの牧草地

※写真はイメージです。
※ワインの価格は記事公開時点のものです。

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