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地球とインターネット

久々にフランスに住む友人と電話した。SkypeもFacebookコールもなぜだか繋がらず、結局はLINEコールでなんとか通話。今はいろんな連絡手段があるものだ…。

彼女と出会ったのは、もう5年以上前のことで、それ以来直接出会ったことはないけれど、Facebookを通じて何度かやりとりしていた。

電話にせよ、お互いの声を聞くのは実に5年ぶりだった。仕事のこと、恋のこと、行きたい国のこと…。他愛もない会話をお互い第二外国語である英語で話す。

出会ったのはアジアのとある国で、話すのは英語で、お互い住むのは時差が10時間近くある国どうしで…。地球は、インターネットのおかげで良くも悪くもずいぶん小さくなったと思う。もちろん、交通技術の発展なども背景にはあるのだけれど、インターネットのチカラは大きい。

昔なら自然と無くなっていったような縁も、途切れずに続いたり続いてしまったりする。それがいいだとか悪いだとか判断したいわけではないし、私にはできない。物事はただ「そこにある」だけで、良し悪しなんて見る角度によってするりと反転する。

何が「自然」かも、時代とともに変わっていくもの。それでも人の悩みは、いつの時代も似たようなもので、国が違えど似たようなものもあって…。そう思うとなんだか不思議だ。「だからきっと理解し合える!」なんて楽観視はしていないけれど。

時間と距離を超えるインターネット。それが繋げるもの、それでも繋げられないもの。これからの現代人は、その2つを抱えながら生きていく生き物なんだろう。

ありがとうございます。いつかの帰り道に花束かポストカードでも買って帰りたいと思います。