konakalab

名城大学で教員をしている小中です.小中研究室なのでkonakalabと名乗っています.…

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名城大学で教員をしている小中です.小中研究室なのでkonakalabと名乗っています.システム制御理論が専門ですが,インターネット上ではスポーツ統計の人っぽく振舞っています.

マガジン

  • 美術館・博物館・展示会・スポーツ観戦の記録

    美術館や博物館や展示会やスポーツ観戦に行ったことを忘れたときのために記録しておきます.

  • スポーツデータのあれこれ by konakalab

    名城大学小中研究室で行っているスポーツデータに関する成果をいろいろとまとめたものです.

  • 読んだ本のメモ(書評というほどしっかりしたものではない)

    書評というほどしっかりしたものではない,読んだ本のメモです.主に自分のメモ用.

  • 研究発表(一般向け講演や出張を含む)

    主に本業に関連する報告です.

最近の記事

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スポーツ観戦体験による自己紹介

スポーツ観戦体験を羅列する形式での自己紹介です. 観戦体験は,現地/中継,回数・頻度で分類します.種別や会場も併記します.現地観戦経験ありで中継を見たことが無い,という競技は多分無いはず. 回数はうろ覚えです.中継ではフルマッチでなくても,ダイジェストよりも十分長く観戦して要所を抑えていれば「観た」と甘めに判定しています. 競技や種目の区分は適当で,記憶から抜け落ちているものも結構ありそうです.あと,対象は原則としてプロや国内トップリーグです.学生スポーツはあまり観ない

    • NTT技術史料館で圧倒されてきました

      (2024年3月訪問) 東京23区よりもちょっと西側(正式な地域名ってあるんでしょうか?)に行く用事があった翌日、直前までノープランだったんですがXか検索かで見つけたのがNTT技術資料館の一般公開。土日の公開はたまにしかやっていないらしく、急遽大学院時代の後輩(関東在住)に声をかけて見学に行きました。企業博物館大好きだし。 近くでお祭りもやっているのと、思ったよりも見学のお客さんが多くていい感じです。花粉を除けば。 電気機械式の電話交換機を動作がわかるように動かせる展示

      • FIFAワールドカップ2024 アジア3次(最終)予選を予測する.

        組み分け決まった!予測するぜ!! 予測はデータだけ最新のものと更新し,手法は前回とほぼ変えていません(ホームアドバンテージの扱いは元に戻しました). 各国評価 日本が堂々のトップ.全体2位のオーストラリアを相手に引きましたが,上位2位までが通過なので重要なのは3番手ですね.サウジをどの程度攻略できるかがポイント. 直接対決の予測勝点 縦軸と横軸がそれぞれホームとアウェーで,予測勝点を色で示しています. 主結果:順位予測面倒なので見やすいように1枚にまとめました.本

        • Copa America2024も予測してみました(追記20240613)

          EUROとオリンピックに気を取られていたので,え?やるんだ!という気分ですが予測してみました. EURO2024の予測の時点でデータに含まれている全チームの評価は終わっているので,あとは大会形式のシミュレーションを組むだけです. 24→16でグループステージ3位のルールが面倒くさいEUROと違って,Copa America(本当は'がどこかにつくらしいですね)はとてもシンプルなのでかえって楽です. 各国評価と大会展望各国の評価値(レーティング)を示します.最低評価値のジ

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        スポーツ観戦体験による自己紹介

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        • 美術館・博物館・展示会・スポーツ観戦の記録
          25本
        • スポーツデータのあれこれ by konakalab
          92本
        • 読んだ本のメモ(書評というほどしっかりしたものではない)
          14本
        • 研究発表(一般向け講演や出張を含む)
          20本

        記事

          「キツネ潰し 誰も覚えていない、奇妙で残酷で間抜けなスポーツ」を読みました

          自著出版(2024年1月)後,書店に並んでいる様子を確認してた時,同じ棚で見つけました. 副題に「間抜けなスポーツ」とあって,ローラーゲームみたいな興行的にすたれたスポーツの本かと思ったのですが(もちろんそういうものも扱われていましたが),もうちょっと広い意味の「スポーツ」でした. 自著執筆時に調べたんですが,「スポーツ(sports)」はもともと「気晴らし」の意味があるんですよね.そういった気晴らしとして歴史的に記録が残っている活動(特に中世ヨーロッパでは「狩り」)をまと

          「キツネ潰し 誰も覚えていない、奇妙で残酷で間抜けなスポーツ」を読みました

          日本でどうやって試合を見るのかはわかっていませんが,UEFA EURO2024を予測してみました.(追記:WOWOWさまが中継してくれるそうです)(追記2:Abemaさまも)

          今年はUEFA EUROと夏の五輪があって忙しい年です.今年のEUROはドイツ開催.日本で試合を見る方法が決まっていないらしいですね. 前回はコロナ感染症のなんやかんやで1年ずれた2021年開催だったので,中3年.あわただしさが加速しています.その時の予測を活用してさぼって今大会も予測したいと思います. ちなみに前回の予測は相当うまくいきました.現実がこっちによって来てくれた感じです. 過去の得失点のみに基づく実力評価と予測2018年のWCロシア大会の予測手法を流用して

          日本でどうやって試合を見るのかはわかっていませんが,UEFA EURO2024を予測してみました.(追記:WOWOWさまが中継してくれるそうです)(追記2:Abemaさまも)

          ポストシーズンをn戦先取方式とすると番狂わせはどれだけ減るか?(追記あり)

          元NBA Japan編集長の及川さんの,今年のBリーグチャンピオンシップ準々決勝(CS-QF)の結果を受けてのコメントです. CS-QFは3戦2勝先取方式で,基本的に金~月のうち3日間を試合予定日としています.どちらかが2勝したら3試合目は行われません. 2023-24シーズンのCS-QFではレギュラーシーズン(60試合)の上位4チームのうち3チームが敗退することとなりました.同様の形式のB2チャンピオンシップでは56勝4敗という強烈な勝率を記録したA千葉が準決勝連敗で敗退

          ポストシーズンをn戦先取方式とすると番狂わせはどれだけ減るか?(追記あり)

          大学教員として,授業設計について勉強した本を列挙します.

          (自分が通った)博士課程には授業の設計方法についてのコースワークはありませんでした.今はどうかよく知りません.授業を他者から観察されて批評される,という機会もありませんでした.こわいですね. 本棚を見ていたら,現職赴任前後で授業設計を勉強しようと思って読んだ本がいくつかあったのでまとめようと思います.ただ,内容は忘れてしまっているので,非定番だったりエキセントリックなものも混ざっているかもしれません.また,教育工学(テスト理論)を研究テーマにしていた時期があり,そのために買

          大学教員として,授業設計について勉強した本を列挙します.

          名古屋大学博物館に行ってきました.

          9年も在籍していてその後も何度も行っているわが母校,名古屋大学.博物館も持っています(2000年開館.私の在学は1996年から2005年なのでそれこそいつでも行けた.苦笑).地下鉄駅の掲示板で特別展の案内があったり,「いつか行こうかな…」と思いはやn年.近すぎると行かないんですよね.今回は久々に大学の研究室OB会があり,その0次会として訪問しました. 豊田講堂の横,大学の中心で地下鉄出口の近くにあります. 今だとドローンと呼びそうなVTOL そういえば在学中に「名古屋大

          名古屋大学博物館に行ってきました.

          「自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く」を読みました

          ともに臨床心理士である著者とその奥様の,タイトルにもなっている「自閉症の子供って津軽弁話さないよね」(書籍内では津軽出身の奥様の津軽弁で書かれている)という会話からスタートする,ASD(自閉スペクトラム症)と方言の関係のついての研究成果をまとめた本. 臨床現場での気づきから始まり,徐々に調査対象を広げていき,得られた知見から仮説が修正され,合理的で一貫した説明を伴う解釈へと進んでいく様子が分かりやすく描かれています.方言の持つ社会的な機能とASDの特性が関連付けられていく様

          「自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く」を読みました

          Jリーグは何試合目までの結果で何がわかってしまうのか?

          概要Jリーグ,3試合目までの結果で結構なことがわかってしまう. 本編2024年のJリーグ開幕しましたね.まだ2試合ですが,私の贔屓チームは成績が芳しくなくて,ううーん,という気分です.それでも「まだ2試合っしょ」という気分でもいたのですが,手元で試合結果を定期的に集計しているので色々調べてみました. 今日調べる内容は,「開幕n試合目の勝点と最終順位の関係」です.特に込み入ったテクニカルな処理はなく,ただ集計するだけ.でもあんまり見かけ無いなーと思い作業してみました. n

          Jリーグは何試合目までの結果で何がわかってしまうのか?

          明治神宮に行ってきました

          (2023年6月訪問) 代々木駅近くで昼過ぎに予定があったので,午前中どこに行こうかなーと地図を眺めていたところ「明治神宮の境内に入ったことが無い!」と気づきました. 特別参拝に興味がありましたが時間が合わなかったのと,多分もう満員だったと思います. ミュージアムでは明治神宮の成り立ちがわかってよかったです.拝観料から連想すると展示室がコンパクトですが,隈研吾氏の設計の建築を見学する代金とお賽銭と思うこととします. 立川の昭和記念公園内には昭和天皇陛下に関する展示室があ

          明治神宮に行ってきました

          「スカウト目線の現代サッカー事情~イングランドで見た「ダイヤの原石」の探し方~」を読みました.

          「スカウト目線の現代サッカー事情~イングランドで見た「ダイヤの原石」の探し方~」を読みました.著者はイングランドで4年間サッカー選手のスカウトをされていた田丸さん.noteアカウントをお持ちで本書についての記事も書かれています. 元は光文社さまでの連載のようです. 無料公開の記事もあるようです.私は今知りました(笑. プロクラブのスカウト経験者が実体験を語っている本なので面白いところしかないわけですが,本書序盤で特に印象に残っているのが試合を見ている量. 職業柄学生に

          「スカウト目線の現代サッカー事情~イングランドで見た「ダイヤの原石」の探し方~」を読みました.

          AFCアジアカップ2023予測振り返り

          予測はこちら. カタールの連覇,ヨルダンの躍進,日本のベスト8など,波乱の印象があったかもしれない本大会ですが,予測精度はどうだったのでしょうか. 予測精度の評価には実際に起きた回数と,それが起きると予測した確率の合計を比較します.提案手法での予測勝・分・負の合計はそれぞれ33.5, 10.6, 6.9でした.実際は33,10, 8だったので少しだけ上位を過大評価していた(予測した割には強いと思っていたチームが勝っていない)ことになります.が,その差は小さく統計的な揺らぎ

          AFCアジアカップ2023予測振り返り

          ブダペスト滞在メモ202306:シナゴーグとコーシャを体験したよ(2)

          (1)からの続き. 訪問後いい時間になったので夕食.シナゴーグ内で宣伝されていたコーシャのお店(シナゴーグから徒歩2分)へ行ってみました.「コーシャ」は,ユダヤ教で食べてもよいとされている食事のことのようです.イスラムのハラールや仏教の精進料理のようなものでしょうか. 数年前から,「右から横書きがなんかかっこいい」というだけの理由でヘブライ文字とアラビア文字を何とか文字と認識できるように練習してきたので,シナゴーグでもレストランでもヘブライ文字の解読を試みます. 3行目

          ブダペスト滞在メモ202306:シナゴーグとコーシャを体験したよ(2)

          マルキーニョス・ディスタンス/レボリューションズ

          (「マトリックス」は1作目のみ履修済みです) 概要Jリーグでの同僚関係の距離を1年ぶりに再計算してみた. グラフの中心性の指標をいくつか計算してみた. その結果,あのレジェンドがやっぱりいまだにJリーグの中心であることが判明した. 本編この記事はこれら↓の続編です. 元ネタはtkqさんの名作↓. エルデシュ数の説明は面倒くさいので上記の過去記事をご参照ください.また,self-containedとするために以下の記述は重複が多いです.過去バージョンに見覚えのある方

          マルキーニョス・ディスタンス/レボリューションズ