ここなな

HSP。日々の出来事、思ったことを文字で書き出したくなりました。暗いつぶやきも楽しくわ…

ここなな

HSP。日々の出来事、思ったことを文字で書き出したくなりました。暗いつぶやきも楽しくわめく趣味の話もどっちもあり。気まぐれ。

最近の記事

日日是好日を見た

母が見ると言ってテレビをつけたのだが、私の方が真剣に見入ってしまった。日日是好日。茶道なんて全くわからないし、最初はずいぶん静かな映画だなあ、モノローグ多いなあ、と思っていた。いつの間にか典子ちゃんにとって茶道が必要なものになっていて、それはそこから何か利益を得たとかじゃなくて、心を保つために必要なこと・必要な場所になっていた、っていう描写が好きだった。 私のヨガみたいなものかなあ。初めは心療内科の先生に勧められて治療の一環で始めたんだけど、あれ、ひょっとしたらもう10年近

    • 花唄

      納骨してきました。 早いねー。あと一週間ほどで亡くなってから半年になる。 納骨のタイミングとしては早いのかな、遅いのかな、わからないな。四十九日には全然間に合ってないし、お墓を決める所から始めた割には早いような気もするし。 祖父母が眠っている代々のお墓もあるのだけど、うちの父は長男ではないし、独り身である私もいることだし、親族一同とは別でお墓を購入しました。樹木葬、プレート葬というかたち。 何年か前に、まだ父が家にいた頃だったと思うけど、「変な話だけどさあ……」と切り出

      • 死んだ父の日展

        ほぼ自分の備忘録。 何の時だっけな……納骨をどうやればいいか調べていた時に、偶然見つけたサイトですが、企画タイトルにびっくりし、内容を読んでびっくりし、おそるおそる誰かのお手紙を開いては読みふけり……とにかく衝撃でした。 2024年も開催されるだろうか。参加したいな。 励まされたというか、ちゃんとしよう、と思いました。 同級生や同年代の友人で親を亡くしたのは、私が初めてかな……?いや、高校の時の部活の友達で、30過ぎくらいでお母様を亡くした子がひとりいたなあ。 でも、そ

        • 158日めのこと

          一枚、服を買いました。 前にも少し書いたけど、父が亡くなってからこっち、洋服を買うことができなかった。あと、芝居も見に行ってないし、ライブにも行ってない。芝居やライブは今は行きたい公演がないっていうのもあるんだけど。 冬服もずーっと眺めてたし、今年こそ新しいコート買いたいなって思ってもいたんだけど、冬は過ぎ去り春物が店頭に並ぶ頃になってやっと一枚春ニットを買った。 洋服は私の場合必要に駆られて買うことってほとんどなくて、自分が欲しいな、いいなと思ったタイミングで買う。つま

        日日是好日を見た

        マガジン

        • HSPの日々
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        • 介護の、その後
          8本
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        記事

          目の前の人に伝わらない

          自分が仕事で若手を育成しているせいか、家庭の中での自分の扱われ方を見ると「信用されていないんだな」とか思ってしまう。そもそも母にそんな観点はないんだろうけど、そう考えてしまうんだなー。 父が他界し、母と二人暮らし。なんとか十数年、社会人続けてきて、今はそれなりの役職にもついたのだけど、仕事してる姿など知らない母からすれば、いつまでも頼りない子供なのだろう。 とはいえ、もう70も近い母親に、あまりにも世話を焼かれすぎると、有難いよりも先に苛立ちというか「そんなに私が頼りない

          目の前の人に伝わらない

          敬愛するchut!intimatesさまへ

          chut!さんへの愛を叫ぶ 過去に二度、下着に関する記事を書きましたが、あれから二年半。今やどっぷりと下着沼に浸かり、下着の情報を検索しない日はないです。 その中でも最も愛してきたブランド、chut!intimatesさんがこの2月末でブランドクローズされます。 いやだーーー!!!なんでー!!!今からでもやめるのやめてー!!!! お知らせを読んだ時、本当に泣きました。目の前が真っ暗になった。信じられなくて、何が起きてるのかわからなくて。だって春頃に美筋シリーズのク

          敬愛するchut!intimatesさまへ

          未完

          今日、なにげなくミスチルのライブDVD未完を見てました。 夕飯作る時に「何も音ないのやだなーテレビかラジオつけるのも何となく気が乗らないし、ライブ流しておこう、何にしよー……なんとなく目についたから、未完にしよ。」という、完全なる偶然で選びました。 センステ出て来てる時のMCで、桜井さんが愛のお話をしてた。感銘を受けたとしてブッダの話をしていた。子を亡くした母と、生き返らせてくれと頼まれたブッダの話。 これねー撮影日の前日に行ったなー!日産、私が行った日はギリ雨にならなく

          名前のことを考えた

          千と千尋の神隠しが大好きで、映画館に通ったしDVDも持ってるけど、放送されるとやっぱり見てしまう。なんでだろうね。 母にも「何がそんなに好きなの?」って聞かれたけど、「自分でもわからない」と答えた。ジブリ大好きってわけでもないけど、千と千尋だけは隅から隅まで愛おしい。 場面として好きなのは、千尋が銭婆のところまで行く時、リンさんが「どんくさいって言ったの取り消すよ!」って叫んで、それに手をあげて答える千尋の後ろ姿。あれが好き。絶対に行く、歩いてでも行くっていう根性が好き。

          名前のことを考えた

          テレビの音量24

          父が1ヶ月半だけお世話になった特養の施設から、テレビを持って帰ってきている。 急に特養に移れることになったから(確か報せを受けてから実際に移動するまで5日間くらいしかなかった)、テレビも慌てて買いに行ったんだよね。 その前に入っていた老健では見もしないテレビを夜中もずっとつけっぱなしで、一日16時間くらいテレビつけてる計算で、テレビカード代がかさんでかさんで、病みそうだった。 だから特養に移るとなって真っ先に準備しなきゃ!と思ったのがテレビ。 100分間1,000円のテレ

          テレビの音量24

          時計の針を動かすには

          父が亡くなってから、2ヶ月が経過した。 四十九日は済んだし、もう忌中ではない。さて一般的にはどのくらいの時間が経ったらごく普通の生活に戻れるものなのだろう。 普通の生活をしていないわけじゃない。毎日毎朝、満員電車で通勤して仕事して、後輩の育成に頭を悩ませて、あれこれ依頼してくる実働チームに時に悪態をつきつつ、残業代つかないの結構きついなあと思いながら長々と働く日々。 土日は、香典返しでしょ、年始挨拶欠礼状の準備でしょ、葉書見てお線香送ってくださった方へのお礼状でしょ、あと

          時計の針を動かすには

          再び、三人家族

          そういえばこのnoteを始めたのは、どこかに吐き出さないともう辛くて苦しくてっていう状況と、どこかの誰かが同じ状況に陥っていたら、あなたも私も頑張ろうねっていう気持ちと、そんなのがきっかけだった気がする。 人生初めての介護に、驚き、慄き、疲れて、怯えていました。 変化を嫌うというか苦手とする家族で、今まで通りでいいじゃない?が無意識のうちに共通認識になっていたような家族で、だから刻一刻と変わる状況が怖かった、ついて行けなくて、泣いたし辛かったしどうしていいかわからなかった。

          再び、三人家族

          あと何回この気持ちを味わえるんだろう

          Mr.Childrenの「miss you」を前にした今の気持ち。 ミスチルの新譜をわくわくしながら開封して、おそるおそるCDプレイヤーにセットして、覚悟を決めて再生ボタンを押す、まだ出会ったことのないミスチルの音と初対面する。 こんなこと、あと何回できるんだろう。 少なくともアルバムでは21回目のこの体験、あと何回でも繰り返したいけど、それが有限であることをもう知っている。 自分の年齢的にそう考えるようになった、ってことでもあるし、SOUNDTRACKSを聞いたミスチル

          あと何回この気持ちを味わえるんだろう

          アンテナにカバーをかぶせる

          ここのところ割と順調だったから油断していたけど、思い出した、HSPアンテナのこと。 3ヶ月ほど前に知り合った方が、趣味が近かったので用件以外で少し雑談する間柄になっていた。 初めは普通にあれ良いですよね~私も好きです~とか、そういう趣味の話をしてたんだけど、相手の方がぽろりと「今家族が入院していて…」と身の上?話をされた。 結構そういうの聞くと一緒にしんどい気持ちになってしまって、「そうなんですね…大変ですよね、ご本人も大変ですし、ご家族も手続きとか説明とか時間とられます

          アンテナにカバーをかぶせる

          嚥下機能

          父が、嚥下機能が低下して経口で食事をとれなくなった。 数日間発熱して体調悪かった。誤嚥性肺炎だったらしいけど、熱は下がって、元通りになれるのかなと思っていたら、水もゼリーも飲み込めずむせてしまうと連絡があった。今は入院しているから、点滴で栄養とってる。 主治医の先生からいろいろ説明をうかがったけど、理屈としては理解するんだけど、感覚が想像できなさすぎて追いつかない。 暑いね水分補給しなきゃね塩分も忘れずにね、って、私はほぼ数分おきに水やらお茶やらを口に含んで飲み下している

          新しい家

          に、住み始めた父の話。 まだ一週間と少しなので、本人も周りも慣れておらず手探り状態。 この時期を乗り越えたら少し楽になるかなあ。 ちょっとだけ愚痴を書くと、休み返上で引っ越し(と呼ぶのかわからないけど)手伝って、何か欲しいものとかある?と聞くと「○○(兄の名)に会いたい」と。 そうだよね、ずっと会ってないもんね。一年以上まともに連絡も寄越さず、親父元気か?の一言もなく、それどころか母と三人均等に出し合おうと決めたお父さんの毎月の入院・入居費用の負担分の振込もいつしか勝手に

          三人家族最後の夜

          なんて大げさに書いてみるけど、今日も明日も実質母と私の二人暮らしということは変わらない。 明日、父が特養に入ります。コロナ禍で一年以上、老健施設にお世話になっていたけど、5類になったので出入りが可能になったと。要はもうリハビリ期間である3ヶ月なんてとっくに超えているので、次の必要とする方に場所を明け渡さなければいけない。 具体的にこの話が出始めて、初めて、ああそうか、もう父は家に戻って来られないのか、と知った。「いつかは」と思っていたけど、その「いつか」は「いつか戻ってく

          三人家族最後の夜